セブ島旅行してみたい!フィリピンに住んでみたい!

フィリピン、セブ島への旅行を考えている人と、移住を考えている人+英語留学を考えている人のための情報ブログ。

1周年記念!フィリピン・セブに行くならこれを読め!<当ブログ記事まとめ>

みなさん、こんにちは、DAIです。

今朝、このメールが届きました。

f:id:dinoue10987654321:20180808114356p:plain

はい、セブ島に来られる方のご参考になればと思い、2017年の今日、始めたこのブログですが、あっという間に一年が過ぎてしまったようです。

一年でこの記事を含め56記事と、ほぼ1週1記事のスローペースで書いてきました。

当初はSNS経由や口コミで、見に来て下さった一日数名のアクセスからはじまったのですが(当時から読んでくださっている読者の方、本当にありがとうございます!)、一年経った現在、月に2000~3000件のアクセスをいただいております。

一年で3000アクセス/月というのは、超スローペースであるとはいえ、毎日100人近い方に私のブログが読まれているというのは、大変光栄で、うれしいことですね!

さてここで、今までに書いた55記事をジャンル分けして、目当ての記事を見つけていただきやすくしたいと思い、今回はまとめ記事を作成しました。

後々ランディングページの元にもする予定です。

どうぞ、以下からご自身の知りたい記事や、まだ読んでいない記事を見つけて、お読みいただければうれしいです!

まずはこのブログのコンセプトについて: 

一番初めに書いた記事です。

www.cebutabi.net

セブ島を旅行してみたい人

f:id:dinoue10987654321:20180808141259j:plain

年間50万人以上の日本人観光客が訪れるフィリピン。
その中でも恐らく一番人気のセブ島旅行の、予算、日本からのエアライン、ホテルみどころについての情報。

セブ島の紹介 

www.cebutabi.net

 セブ島旅行の予算 

www.cebutabi.net

 フィリピン行きエアライン

www.cebutabi.net

 

セブ島のホテル 

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 セブ島旅行のプラン

セブとその周辺には、沢山のみどころがあります。
どこに行く?何をする? 以下の情報をお役立てください。

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

ジンベイザメで有名なオスロブについて

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

セブ島の東隣のレイテ・サマール・カモテス島について

www.cebutabi.net
www.cebutabi.net
www.cebutabi.net

 台風

セブには年間通じて台風がやってきます。
台風の対策など。

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

 セブ島旅行時のインターネット

www.cebutabi.net

セブ島に住んでみたい人

f:id:dinoue10987654321:20180606184413j:plain

セブ島には日本から移住した人が何千人も住んでいます。
セブ島移住を検討されている方、既にセブに住んでいる方へのお役立ち情報。

セブ島生活

セブに住んでみてどうなの?という部分を包み隠さず書きました。

www.cebutabi.net

 

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

セブ島の物価 

物価比較シリーズは人気ですので、もっと記事を増やさねば!と思っています。

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net 

セブ島の治安

移住を考えている人にとって、不安の種である治安について。

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 フィリピンのビザ関連 

主に配偶者ビザ取得に関連する手続きについての記事。

www.cebutabi.net

 

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

DAIのある一日

ちょっとひとやすみ、雑記ブログ風の記事。

www.cebutabi.net

 フィリピンでの資産運用

お金が全てではありませんが、お金は大事です。

www.cebutabi.net

 

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

セブ島の交通状況

www.cebutabi.net

セブ島の運転

免許シリーズ

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

マイカー

www.cebutabi.net

バイク購入

www.cebutabi.net

 手続き

www.cebutabi.net

 セブ島のインターネット

自宅にインターネットを引くにはどうすればいいのか、について。

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net 

www.cebutabi.net

  日本への一時帰国

このジャンルも、今後もっと増やそうと思っています。

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

フィリピン英会話

f:id:dinoue10987654321:20180808141742j:plain

 すみません、ブログコンセプトに入っている英会話ですが、まだ1記事だけです…
いずれ頑張って増やしますね。

www.cebutabi.net

 

セブ島のニュース

f:id:dinoue10987654321:20180808142043p:plain

 セブ島やフィリピンで日々起きる様々なニュースについても、時折伝えて来ました。

事件

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

観光地

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

 アヤラモール火災

セブシティ最大規模のモールで発生した大規模火災について。

www.cebutabi.net
www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

 

 と、ざっとここまでに書いた全55記事をご紹介しました。

お読みいただき、ありがとうございました。

55記事を書いた感想

f:id:dinoue10987654321:20180808141055j:plain

日本からわずか4時間半で行ける近い国、フィリピン。
特にここセブ島の事は、テレビや雑誌でしょっちゅう取り上げられていますが、それでもやはり現地に住んでいないと分からない事はたくさんありますね。

とはいえ、セブには私より居住歴の長い多くの先輩ブロガーがいらっしゃいます。
知りたいことがあれば少し検索すると、ネット上に溢れる、それらの方々が書いた素晴らしい情報がヒットするでしょう。
実のところ、私もそれらの情報に助けられたりしています...。

その中でブログを書く私の役割、は何か? と考えてみました。

セブのメジャーなスポットの最新情報、オシャレなレストランの情報などは先輩方のブログに譲るのが賢明でしょう。

私としては、自分がセブにはじめて旅行に来た時の気持ち、最初に移住した時の気持ちを思い出して、
セブをまだ知らないけど興味がある、という方、
これからセブに旅行に来られる方、
フィリピンに移住してみたいと思っておられる方、
移住したばかりで右も左も分からないという方、
…そうした方々に役立つように、内容を分かり易く、初心者の視点で書いていきます。

加えて引き続き、セブの街で見かける面白い画像も時折載せていきますので、お楽しみに。

こんな風に↓

f:id:dinoue10987654321:20180808140506j:plain

ルスタンツ(高級デパート)で見かけたマネキン、何となく怖くないですか?

【資産運用】フィリピンの生命保険は儲かる!? ②サンライフ(SunLife)見積もり編

皆さん、こんにちは。

先回、 

www.cebutabi.net

の記事で、日本の生保と、インフレ好景気のフィリピンの生保の違いについて、まとめました。

今回はその続編、私DAIが実際にフィリピン現地の大手生命保険会社で取った見積もりから、実際のシミュレーションを記載します。

セブ島在住者、また移住を検討されている方のご参考になれば幸いです。

日比生保の違いを簡単に振り返り

f:id:dinoue10987654321:20180808001012j:plain

払込期間

日本の保険は契約満了ないし65歳頃まで数十年かけて払い込む。

フィリピン現地の保険は、そのような支払い方に加え、5~10年の短期で支払うプランも選択出来る。
ー若くてバリバリ働けるうちに支払いを終わらせ、老後は万一の際の保障を手にしながら、支払済の保険金の増益を楽しみに出来る。

保険タイプ

日本の生保は満期返戻金がなかったり、あってもせいぜい支払総額の120%程度しか受け取れない。

しかしフィリピン現地の生保は、返戻金が支払総額の2~3倍にもなることがある。
しかも、死亡保険金を受取った場合でも、返戻金ももらえる。

注意点

ざっくり、このような違いがあるわけですが、これだけを聞いても「お、フィリピンの生保、良さそうだ!」と思われる事でしょう。

ただし、フィリピン現地の生保には、トラベルビザではまず加入出来ません。
各社で条件は異なりますが、通常、ワークビザ・配偶者ビザ・リタイアメントビザなどを持つ、フィリピンの長期滞在者向けのサービスになります。

日本に住みながらにしてフィリピンの生保で資産形成、という事は出来ませんのでご注意下さいね*1

ではこれから、フィリピン現地の大手生命保険会社の見積もりを見てみます。

フィリピン生命保険会社:サンライフ(Sun Life Financial)

会社概要

創業1865年、150年余りの歴史を持つカナダ本社の世界的に有名な、名門保険&証券会社。

フィリピンでも2017年の売り上げは断トツ1位。

会社の信頼性を第三者機関が評価する格付けも非常に高く、S&Pで「AA-」,ムーディーズで「Aa3」を獲得しており、この評価は、日本で最大の日本生命の格付けである、S&P「A+」,ムーディーズ「A1」を上回るらしいです。

生命保険は安い買い物ではありません。
自分の大切な資産を預ける会社ですから、会社の信頼性を第一に契約するべき。

その点このサンライフ生命は(もちろん世の中に絶対はありませんが、他社との比較において)全く問題ないといえるでしょう。

見積もり

ではそんなサンライフ生命の、私DAI、40歳男性、非喫煙者の見積もりの一例です。

注意点として、これはあくまで一例であって、色々なプラン・オプションが組めるようです。

生命保険ですので当然細かい条件が色々とありますが、それらについての記述は省いています、また私が詳細な点まで十分理解出来ているわけでもありません。

それで加入を検討される方は直接、会社や代理店の説明を受けて下さい。

保障期間・金額・保険料

f:id:dinoue10987654321:20180806190234p:plain

右から2番目の欄(Benefit Amount)に乗せられているのが、死亡保険金です。
88歳まで死亡保障が有効で、保険金は300万ペソ(約630万円*2)。
そして Accidental Death Benefit - ADB というのが付いていますが、これは事故で死亡した場合、さらに300万ペソ追加になります。

またこのプランには、TDBというのが付いています。
これは高度障害状態になった場合、その後の支払い不要というオプション。

ただし、結果的に外国人はこのオプションを付帯できない事が、後程分かりました。
TDBを外せば、同額の掛け金で死亡保障は50万ペソ上がり350万ペソ(約730万円)です。

右下の方の太字の金額は支払う保険料。

年間保険料が20万ペソ(約42万円)、Quarterly(3か月ごと支払い)ですと5万ペソ(約105,000円)、そしてここには記載されていませんが、月払いも可能で、ほぼ20万ペソ÷12の金額になります*3

返戻金

さて、皆さんお楽しみの返戻金ですが、まずはこの表をご覧ください。

f:id:dinoue10987654321:20180806192027p:plain

毎月支払う保険料のうち、保険金充当分以外は、積立ファンドのようにサンライフが運用してくれます。
そして、どのファンドにお金を入れるかを選択出来るのです。

例えば、で囲んだIndexというコース、これは最近できたコースのようですが、で囲んだ年利を見ますと、なんと23.64%もの高利です。
ただこれはフィリピン株が急騰した2017年の実績であって、もちろん長期では上がり下がりは激しいものと思います。

それでPeso Balancedなどの、比較的安定したコースを選ぶ方法も考えられるでしょう。
このあたりは手堅く行きたいか、あるいは高リスク高リターンを狙いたいといった、個人の選択になりますね。

続いて、支払いとリターンのシミュレーション表です。

f:id:dinoue10987654321:20180807164107p:plain

左上の赤で囲んだところが保険料の支払い、年間20万、5年で100万ペソ(210万円)を払い込むプランです。
これは10年支払いや、満期まで支払うプランに変更する事も出来ますが、投資のリターンを考えると、5年支払いプランが一番得になるようです。

下の方の、で囲んだ部分を見ますと、 ファンドの成長率の平均が4%、8%、10%だった場合の、15年後、20年後、25年後のそれぞれ積立額が書かれています。

貯金だと思い、5年間頑張って保険料を払い込めば、あとはその成長を待つばかり。

例えばひとつ前の表のPeso Balancedを選んだとしましょう。

で囲んだ過去の平均年利は9.76%になっています、仮に今後平均8%で推移すれば、支払った100万ペソは

15年後には1,699,487ペソ(約360万円)

20年後には倍以上の2,339,951ペソ(約490万円)

25年後には3倍以上の3,257,497ペソ(約680万円)

になる見込みがあるわけです。

返戻金の額は保証されてはいない

もちろん、このFund Valueは保証額ではありませんから、そこまで増えないかも知れません。
フィリピンがあと何十年、経済成長を続けるのかも分かりませんし。
しかし、仮に平均年利4%だったとしても、17年目で支払額と同額は返って来ます。

毎月の支払いをした後、残った額を貯金しようと思ってもなかなか出来ないものですが、この保険に入れば、毎月16,666ペソ(約35,000円)が強制的に積み上げられて行き、20年後には少なければ100万ペソ程度(約210万円)*4、良ければ200万ペソ(420万円)以上になって引出しが出来るわけです。

そして、これは日本の終身保険と決定的に違う点ですが、万一の事があって死亡保障を引き出した場合でも、このFund Valueも(遺族が)もらえるのです!

その場合の、死亡保険金とFund Valueの合計額が右側、黄色で囲ったDeath Benefitになります。

サンライフ生命保険まとめ

f:id:dinoue10987654321:20180808000550j:plain

ここまでちょっと固い文章になったので、上記の私DAIのモデルプランを思いっきりかみ砕いてまとめます。

  • 保険料は毎月16,666ペソくらい、5年間払う
  • 88歳までに死ぬと、受取人として指定した人に350万ペソが入る
  • 事故で死ぬと、さらに350万ペソ追加、合計700万ペソ出る。
  • 死亡保険金をもらおうがもらうまいが、返戻金も付いてくる
  • 返戻金の額は、景気に左右されるが、加入から20年後には悪くて100万ペソ位(払った額と同じ位)、良ければ200万ペソ(払った額の倍)以上もらえる。

とざっとこんな感じです。

問合せ先

さて、実はこのサンライフ生命の話を聞いたのは、セブのブロガー界で知らない人はいない大先輩、モトボサツ氏から。

フィリピンの保険会社は基本、現地語か英語でしか説明を受けられませんが、代理店をされている氏から日本語で説明を受けられるので、大変安心感があります。

詳細については氏の動画に説明を譲ります。 

ご興味のある方は、動画の最後に出てくるモトボサツ氏の連絡先に直接問合せいただければと思いますが、加入はフィリピン長期移住ビザを持っている人に限られます
氏も多忙な方ですので、お問い合わせは加入できる見込みと意思のある方のみにしていただければ幸いです。 

次回はもう一社の見積もり

さて、生命保険は安い買い物ではありませんので、私DAIは比較のためもう一社別のフィリピン生命保険の見積もりを取りました。

すると、また異なるメリット・デメリットが分かったのです。

ここまでで長くなってしまいましたので、それについては、また次回とさせていただきます。

お楽しみに。 

www.cebutabi.net

*1:ただしフィリピンに居住している間に加入し、その後日本へ帰国して契約を継続する事は可能

*2:レートは1ペソ=2.1円で計算

*3:ただし保険加入時の1度目だけは3か月分又は年額の支払いが必要

*4:といっても保証されてはいませんが

【資産運用】フィリピンの生命保険は儲かる!? ①日比生保比較

皆さん、こんにちは。

インフレ一直線のフィリピン・セブ島で南国生活を送っている、DAIです。

さて今回はまた、資産運用シリーズを書きたいと思います。

まずは以前に書いた記事、 www.cebutabi.netwww.cebutabi.net

を読んでいただいてから、今回の記事に入っていただければ、より理解を深めていただけるかと思います。 

なお、私は専門家ではありませんので専門的な事は書いていません、あらかじめご了承下さい。
皆さまと同じ、ユーザー目線で分かり易く書いていきます。

フィリピンで生命保険に入る意味

f:id:dinoue10987654321:20180731172502j:plain

まずはこの国、フィリピンで生命保険に入る意義について。

我々日本人は保険がとても好きですね、生命保険文化センターの平成28年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は男性では80.6%、女性では81.3%となっています。
なんと、生命保険に入っていない人が2割もいない!という、非常に高い加入率。

交通ルールも高度医療も整った、事故や病気になる可能性がそもそも低い、先進国日本において、我々はさらにその万が一の時の安心を求めて、生保に加入しているわけです。

かくいう私DAIも、嫁がいますから、出国前に日本で小さい生保に加入してきました。
死亡保険金のみの掛け捨てのプランです。

フィリピン人の生保加入率は?

ところが、フィリピンではどうでしょうか?

信号のない交差点だらけ、下手くそドライバーだらけの道を、車が来ていない隙に横断し、いつ車に轢かれるか分からない、熱帯かつ不衛生なため伝染病が多く、医療も充実していない、ブロック積みのビルディングばかりで地震でもあればいつ崩れるか分からない…

そうです、いつ事故に遭うか、いつ病気になるか、いつ不幸に遭うか分からない。
という状態のフィリピンにおいて、生命保険の加入率は、なんと...

たったの、1.1%!

現地大手保険会社のフィリピン・アメリカン・ライフ・アンド・ゼネラル・インシュアランスの調査で明らかになったこの生命保険加入率は、アジア域内で最低だそうです。

100人中99人は生保未加入という、まさに、なんくるなるさ! なフィリピン人の危機管理意識の低さがもろに表れていますね。

保険に入っていないと...

f:id:dinoue10987654321:20180731173241j:plain

でも我々日本人はそういうわけにはいきません。

なぜなら、フィリピン人は困ったときに家族・親類で助け合うという文化があります。
病気になった、ケガをした、失業した...といった時には、身内の中には必ず誰か裕福な人がいますから、そういう人の所へ転がり込めば済むわけです。

でも、日本から単身海外移住した我々は、いざという時に転がり込めるところは普通なく、帰国するしかありません。
長年海外で暮らした後に、困窮状態で帰国すれば...どうなるか考えたくもありませんね。
このような事を回避するためには、フィリピン現地での保険加入は必須になるでしょう。

保険の種類

f:id:dinoue10987654321:20180731173043j:plain

保険と言っても様々あります。

  • 医療保険 - 突然の病気・事故の治療や入院に備える
  • 自動車保険 - 事故や盗難時の補償
  • 火災・家財保険 - 火事や自然災害時の財産補償
  • 生命保険 - 万一の際の生活保障+満期返戻金による収益

これら全てを、徐々に現地フィリピンの保険に切り替えていく必要があります。

今回の記事では、そのうちの生命保険について、資産運用にもなるという点を含めて記載します。

日本の生命保険の特徴

現在主流の日本の生命保険は、無解約返戻金型、低解約返戻金型が増えています。
私は専門家ではないので確かな事は言えませんが、これは不景気により、保障は欲しいが保険料を出来るだけ減らしたい、というニーズに応えたものではないでしょうか。

無解約返戻金型というのはその名の通り、解約や満期になっても返戻金がなく、掛け捨ての保険です。
掛け捨てですから小額の掛け金で、大きな死亡保障が手に入ります。

低解約返戻金型は、解約返戻金を少なくし、従来型の保険と比較して費用を抑えたものです。
大体満期で払い込んだ保険料の同額~120%が戻ってきます。

どちらも大体、若いうちに加入し、65歳位まで数十年かけて保険料を支払います。

しかし、返戻金が支払総額の120%返ってきたとしても、数十年かけて貯めるわけですから、物価の上昇を考えると資産運用の意味合いは薄いですね。

万一の際の保障メインで加入し、返戻金は元気で生きていた事のボーナス、という感じです。

フィリピンの生命保険はここが違うf:id:dinoue10987654321:20180731172857j:plain

ところが、インフレ好景気真っただ中のフィリピンの生命保険は全く違います。

まず、払込期間が5年ないし10年と短く設定できます。
満期まで払い続けるプランもあるのですが、短い期間で払い終えた方が返戻金が断然トクになります。

そして、保障期間中に死亡した場合はもちろん払込金額の数倍~数十倍の保険金が出るわけですが、生存した場合でも、支払った額以上、場合によっては支払総額の2倍以上の返戻金が返ってきます!

つまり、支払総額100万ペソ(約220万円)の保険であれば、満期の時(ないし15~25年後)には200万ペソ(440万円)受取れる可能性があるわけです。

定期預金と比較してみますと、年利1%(日本の銀行定期の約100倍の利子)のフィリピンの定期預金に100万ペソを20年複利で預けても、122万ペソ*1にしかなりませんが、生命保険であれば、上記の返戻金+死亡保障が付いています。

極めつけは、日本の生命保険は死亡保険金か、生存していたら返戻金、どちらかしかもらえませんが、フィリピンの生命保険は、死亡保険金の受取の有無にかかわらず返戻金があります。
つまり、万一の場合、遺族は死亡保険金と返戻金の両取りが出来る! というわけです。

この事を知ったDAIは、早速見積もりを取ってみました。

次回の記事では、フィリピンの大手生命保険会社2社のプランを比較します。 

www.cebutabi.net

 久々の面白画像

さて、またまたセブにあふれる変なネーミングの商品を見つけました。

f:id:dinoue10987654321:20180731171719j:plain

バドミントンのラケットですが、Minigoodというブランド名?の下に、わざわざ「良い生活life」という変てこな日本語を入れる必要はなかったと思います。

そして、「羽根のラケット」というのも、分かったようなよく分からないような...「バドミントンのラケット」と書いた方がまだ分かりますね。

カッコよくしようとして日本語を入れているんでしょうが、それがかえってダサくなってしまうという事を、メーカーは知る由もないのでしょう。

ではまた!

*1:税金は考えていません

【速報】キャピトル付近で殺人事件発生!拳銃使用、犯人は今も逃走中

「パンパンパーン!」
という音が響き渡ったそうです。

キャピトル近くのエスカリオ通りのコンドミニアムに住む、私の友人の日本人が、その乾いた音を聞いたのは、7月27日の夕方17時過ぎのこと。

「あれは何の音かなぁ?」その日本人宅に滞在していた、日本から旅行で来ていた若い女の子達は、不思議そうに話し合っていましたが、後からそれが、殺人事件の銃声だと聞いて、ぞっとしました。

翌朝彼女達に会ったのですが、「どこかへ出かけたら殺されるんじゃないか?」「死んだらどうしよう?」と、とても怯えていたのです。

殺人事件の概要

この事件についての現地ニュース記事から、事件の概要を要約します。

殺されたのは麻薬捜査官

事件の被害者は、セブ市ラバンゴン地区に住む、Earl Rallos(アール ラロス)氏48歳で、フィリピン麻薬取締機関(PDEA) *1のエージェント。
この地域のPDEAの副長官を務めていました。

ラロス氏は27日金曜日、仕事からの帰り道自宅へ車で向かっているところ、エスカリオ通りのキャピトル付近で、バイクに乗った二人組による襲撃に遭いました。

↓事件現場付近にあるキャピトルの場所

銃弾18発使用

f:id:dinoue10987654321:20180730161239j:plain

現場からは18発もの砲弾と、45口径拳銃の2発の銃弾が発見されています。

ラロス氏は車内で背中を撃たれ、なおも車内からの脱出を試みますが、車から出たところで至近距離で頭を打たれ、死亡したとの事。

容赦ない襲撃内容から、プロの犯行であると考えられます。

 犯人は今も逃走中

このブログを書いている7月30日現在、犯人逮捕のニュースは確認できません。

セブ市警察はこの件に関する特別捜査チームを設立し、ラロス氏を殺害した犯人とバイクのライダーの行方を追っています。

PDEAの長官は、犯人に向けて
「我々の命が奪われるたびに、我々は10倍強くなる。犯人を確保するまで休まず、またこの件で我々が怯える事は決してない!」
との声明を出し、捜査に全力を尽くす事を誓いました。

依然として続く麻薬がらみの事件

f:id:dinoue10987654321:20180730161746j:plain

実はほぼ同じ現場で、5年前にも麻薬取締官が殺される事件があったそうです。

ドゥテルテ政権になり、麻薬取締を激化させ、以前と比べ格段に麻薬がらみの犯罪は減ったと言われます。

しかし、その厳しい取締りに恨みを抱く者が、反撃に出たのでしょうか?

恐らく今逃走中の犯人はヒットマンで、殺害を指示した黒幕がいるのでしょう。

セブの治安は悪いのか?

f:id:dinoue10987654321:20180730162131j:plain

冒頭の彼女たちは、せっかくの旅行が、気分的に十分楽しめなくなってしまい、大変気の毒です。

実際の銃声を聞いてしまったのですから、トラウマのようになってしまったのも無理もありません。

しかし、麻薬がらみの事件というのはどこの国にもあります。
日本でも、時折暴力団関係の銃撃事件が起こっています。

このような事件が、毎日のようにセブシティの通りで起きている、というなら危険極まりありませんが、そういう状況ではありませんので、旅行者の方は過度に不安に思わないで下さい。

今回も、狙われた捜査官以外の民間の被害者は出ませんでした。

とはいえ、18発もの銃弾が使われたとなると、同様の事件が起きれば当然流れ弾による被害が心配になります。

かといってどうにも気を付けようがありませんが、時折このような事が起きているという現実を知り、旅行中は注意を怠らないようにする必要があるでしょう。

参考にしたニュースサイト:
PDEA agent shot dead in Cebu - CNN Philippines

‘For every life taken, we will grow stronger’ | SunStar 

www.cebutabi.net www.cebutabi.net

*1:Philippine Drug Enforcement Agency

【一時帰国】どっちが得? 日本帰国時のインターネット SIM・Wifiレンタル

みなさん、こんにちは。

少しばかり風邪を引いてしまった、セブ島在住のDAIです。

まぁこちらは日本と比べると暖かいので、風邪を引いてもすぐに治る事が多いのですが、今回の喉の風邪はしつこいですね。
空気が悪くほこりっぽい事も影響しているのでしょう、辛いですがのど飴なめて頑張ります!

さて我々海外在住者にとって、日本への一時帰国時には様々なチャレンジが待ち受けています。

今回は一時帰国シリーズの第一弾、インターネットについてまとめてみました。

一時帰国者はインターネット難民!?

f:id:dinoue10987654321:20180711200503p:plain

一時帰国する海外在住者にとって、まず困るのはインターネットですね。

日本の大手キャリア*1のモバイル回線は2年縛りのものがほとんど、使おうが使うまいが月額の料金が掛かります。

ですから海外へ長期滞在するにあたって解約してきている人がほとんどでしょう。

自宅の固定インターネット回線も同様ですね。

その状態で日本に帰ると、空港に着いた時点でまず通信手段がありません。
(正確に言うと空港ではフリーWifiに接続出来ますが、空港を一歩出た時点でそうなります)
街中でも、フィリピンのようにあちこちに無料のWifiスポットがあるわけでもありません。

ホテルや友人の家などに行ったときにWifiに接続し、まとめてダウンロードやメールチェックを済ませる、というインターネット難民に陥るのです。

一時帰国者のインターネット使用法

f:id:dinoue10987654321:20180712083725j:plain

特に私DAIのように不便な東南アジア生活を送っている者が、せっかく母国に帰ったのに、先進国日本の先端技術・高速モバイルインターネットを利用出来ない、というのは何とも残念なこと。

貴重な一時帰国の期間を目いっぱい活用するためにも、移動中のインターネット接続は欠かせないでしょう。

では、一時帰国者用のインターネットの選択肢についてみていきます。

レンタルWIFIルーター

f:id:dinoue10987654321:20180712092105j:plain

 手っ取り早いのはコレ、空港で受け取れる日本国内用のレンタルWifiルーターです。

予約なしでも在庫品を借りれる事がありますが、確実に使うためには予約しておくのが無難。

たとえば、Wifiレンタル本舗というサービスがあります。

この会社はルーターのレンタルが1日あたり360円~と、低料金です。

短期の滞在であればこれがてっとり早いでしょう。

空港・アマゾンでSIM購入(NINJA SIM等)

 最近は空港にSIMの自動販売機が置いてあります。

色々種類がありますが、割とコスパが高いのがBIGLOBEのNINJA SIM。

空港購入ですと3GB4,900円、7GB7,700円ですが、
アマゾンで購入すれば送料込みで3GB3,980円、7GB6,980円とお得になります。

帰国前にアマゾンで注文しておいて、実家や友人宅、ホテル宛やコンビニ受取で発送すると便利でしょう。

通話はどうする?

f:id:dinoue10987654321:20180712092415p:plain

上記の方法では、通話は付いていません。

050+などのアプリを使う方法もありますが、IPフォンは音声が遅れたりして私は好きではないですね。

もちろんレンタル携帯や、通話付きプランのSIMカードを買う、というプランもありますが、私はソフトバンクのプリペイドSIMを併用しています。

ソフトバンクのプリペイドSIMの利点

ソフトバンクのプリペイドSIMは、最初に契約事務手数料として3,000円掛かるのですが、一度作っておくと1年に1度でもプリペイド残高をロードすれば同じ番号が使えます(1年以上ロードしないと自動的に解約されます)。

ロードは3,000円と5,000円の二種類ありますが、いずれも有効期限は2か月、つまり2か月で使い残した残高は自動的になくなるので、3,000円のロードで十分でしょう。
通話量が高い*2為、基本着信専用(といざという時の発信のみ)とするのが実際的です。

つまり、初年度6,000円、二年目以降3,000円の維持費で国内の携帯番号を持てるわけですね。
移動中インターネットを使わないよ、という強者は、このプリケーを着信専用にし、発信は公衆電話から、という超節約もしようと思えば可能です。

ハナセルSIM(ジャパンSIMカード)

上記の選択肢は短期の滞在者向けで、1ヵ月以上の期間帰国するとなると、費用が割高になってしまいます。

また通話が出来ない、という難点も。

その点を解決してくれるものはないかといろいろ調べたところ、ありました。
この、ハナセルSIM(ジャパンSIMカード)というサービスを見つけたのです。

ハナセルSIMの特徴

基本費用 
初期費用 $39
通話料 使った分だけ
年間維持費 $8(初年度無料)
データ通信 $59(7GBまで)

まず初期費用ですが、申込時に一度だけ$39(約4,400円)の支払いが必要です。

データ通信料は、7GBまでで$59(約6,600円)と、同程度の容量使える大手キャリアのデータ定額プランより少し割高ではありますが、2年縛りはなくいつでも解約可能、また使わない月は0円です。

年間維持費が$8(約900円)掛かりますが、これも初年度は0。

通話料

通話料ですが、日本国内への発信は1分あたり$0.85(約100円)かかるため、長電話はせず、基本着信専用にしましょう。
ただし、ソフトバンクのSIMを使うものですので、21~1時を除く時間帯はソフトバンクへの発信は無料(同時間帯にソフトバンク同士無料プランに入っている相手からの通話も無料)になります。

そして日本国内フリーダイヤル(0120や0800)への発信が無料です、一時帰国時には何かと問い合わせをする事が多いでしょうから、これはありがたいですね。

ハナセルSIMがおとくになるのは

ハナセルSIMがおとくになるのは次のような人です。

  • データだけでなく通話も使用したい
  • 年に数回帰国し、1ヵ月以上滞在する
  • 日本と海外を行ったり来たりする
  • 海外生活を終えて日本へ帰国したが、また海外へ行く可能性があるため2年縛りのプランを契約したくない

 価格比較シミュレーション

f:id:dinoue10987654321:20180712083028j:plain

ではここで、年に3回、各1ヵ月帰国する人の場合で上記のサービスを価格比較してみましょう。

BIGLOBE NINJA SIM

アマゾンで7GBのSIMを帰国のたびに購入したとして、

6,980円×3=20,940円。

通話はなくデータだけの料金です。

Wifiレンタル本舗

Wifiレンタル本舗で5GB/月プランのY!mobileを1ヵ月×3回レンタルした場合

(2,160円+送料1,080円)×3=9,720円

容量無制限のUQ WiMAXを1ヵ月×3回レンタルした場合

(6,450円+送料1080円)×3=22,950円

これも通話無しです。

ハナセルSIM

初年度
販売価格$39+使用料$59×3ヵ月=$216(約24,000円)

翌年以降
維持費$8+使用料$59×3ヵ月=$185(約21,000円)

となります。

通話付きでこの価格*3です。

これを安いとみるか高いとみるかですが、最近流行りの格安SIMと比べてみるとどうでしょうか。

格安SIMとの比較

アマゾンでも購入できる、LIBMOというサービスがあります。

通話付きで通信料6GB/月のプランですと、月額2,180円、アマゾンで購入しますと契約手数料3,000円が無料、400円×3ヵ月の割引が付いてきます。

ただしこれは非居住者向けのSIMではなく、普通に日本に住んでいる人向けのサービスですから、1年縛りがあり*4、使うと使わざると毎月料金が発生します。

1年目の維持費は

エントリーパッケージ432円+2,180円×12ヵ月-割引400×3ヵ月*5=25,392円/年

となります。

ハナセルSIMの方が若干安く、また使える容量も1GB多いですね。
さらに1時~21時ソフトバンク同士通話無料という特典もあります。

ハナセルSIMの難点は受取方法

このように大変お得なハナセルSIMですが、難点があります。

それは受取方法が、成田・羽田空港での受取または外国への送付に限られる事。
日本国内への配送はありません。

アメリカの会社ですので、米国内の配送は無料です(運転免許証・Identityカード・在留証明のいずれかが必要)。

フィリピンへの配送も可能*6ですが、在留証明書が必要で、またフィリピンの宅配便業者はいい加減で届くかどうか微妙ですね。
今のところ成田・羽田空港を経由しない人の利用は難しいでしょう。

日本帰国時のインターネットまとめ

上記をもとに、皆様の利用状況に応じたプランを選択いただけるかと思います。

ようは、値段で考えると

【帰国期間が年にトータル2か月以下なら】
Wifiレンタル本舗などのレンタルWifiか、
BIGLOBE NINJA SIMなどのSIMカード購入
+通話が必要であればソフトバンクのプリペイドSIMで補完

【年にトータル3か月以上帰国する場合】
通話不要であればWifiレンタル本舗などのレンタルWifi
通話も必要で成田・羽田を経由するならハナセルSIM
通話必要だが成田・羽田を経由しないならレンタルWifi+ソフトバンクのプリペイドSIM

という選択になるでしょう。

補足

ただし私は個人的にモバイルWifiルーターが好きではありません。
なぜかというとルーターの持ち歩きで少し重くなりますし、ルーター充電の手間やON/OFF、機器との接続の手間が面倒だからです。

気にならない方は全然良いのですが、私と同じように感じる方はSIMの方が良いでしょう。
ただし当然ですがSIM利用にはSIMフリーのスマホが必要ですから、手持ちのスマホがSIMロック掛かっている、という場合はモバイルWifiルーターを使うしかない場合もありますね。

今回は、一時帰国時のインターネット使用法についてご案内しました。

今後も時折、一時帰国者が直面する課題と解決策についてお伝えして行きたいと思っています。 

www.cebutabi.net 

www.cebutabi.net 

*1:ドコモ・ソフトバンク・AUなど

*2:1分86円

*3:ただし実際の通話料は別途$0.85(約100円)/分必要

*4:契約解除手数料は9,500円

*5:割引は最初の3か月のみ

*6:送料は$10

フィリピンで運転してみたい? ⑤セブで買えるホンダの2018最新バイク11選

みなさんこんにちは、セブ島のDAIです。

バイク乗りにとってはつらい時期がきましたねぇ、そう、雨季です。
雨が降るおかげで暑さが幾分緩み、助かる面もあるのですが、出先で突然の大雨に見舞われ身動き取れず、という事もしばしば...

セブ島のバイク乗りの皆様、是非レインコートを持参しましょう。

さて先日私の愛車、ホンダXR150は購入1年を迎え、ディーラーへ点検に持って行きました。
作業の待ち時間に店内を物色し、ホンダのフィリピン最新モデルの写真を撮ってきましたので、公開いたします。
セブ島在住の皆様、また移住検討中で現地でどんなバイクに乗れるのかなぁ、と考えておられる方々の、バイク選びのご参考になれば幸いです。

セブ島ではバイクがないと動けない 

f:id:dinoue10987654321:20180627220302j:plain
f:id:dinoue10987654321:20180709173900j:plain
年々酷くなるセブシティの渋滞

セブ島の渋滞は年々激しくなり、今やバイクなしではオンタイムで移動出来ません。

それで私はITパーク近くにある、Honda Lahugにてバイクを購入しました。 
セブにはあちこちに支店があるDU EK SAM, INC.という会社名の、ホンダ専門の正規ディーラーです。

ここのお店が特におすすめというわけではないのですが、ここはセブシティのホンダディーラーの中で一番店舗規模が大きく、展示車の品ぞろえも良く、ITパーク近くと立地も抜群、バイクを物色しに行くには持ってこいの店です。

と言っても、ここの店のアフターサービスに関しては不満が沢山あるのですが…

まぁここはフィリピンですので、多分どこで購入しても同じようなものでしょう。

フィリピンでシェアNo.1のホンダ

日本でもシェアNo.1のホンダのバイクですが、やはりフィリピンでもそう、2017年のデータでは41%のシェアを誇っています。

私DAIは本当はカワサキが好きなのですが、フィリピンのカワサキのラインナップに欲しいバイクがなかったため、後述するホンダXR150を購入しました。

まぁ日本の4大メーカー*1どれを選んでおいても品質はそう変わらないと思うのですが、気を付けたいのは日本とフィリピンでは全然ラインナップが違うという事です。

ホンダと言っても現地企業が運営するHonda Philippines, Inc.という日本とは別の会社なので、現地で売れるバイクを売れる価格帯で作っているわけです。
ですから厳密に言うと日本製ではなく、フィリピン又は東南アジアのどこかあるいは中国にある、ホンダの工場で作られた製品、ということになります。

フィリピン製バイクの難点

 こちらのバイクの設計は日本国内仕様のものと比べると、20年以上は遅れています。

まずスクーターでもメットインボックスがないものがほとんどで、あっても小さいスペース。

f:id:dinoue10987654321:20180709182550j:plain

フィリピンのスズキ製スクーターのシート下スペース、小物入れのみ

そしてメカニカル的な事で言いますといまだにキャブレター車が多く、エンジンは空冷が主流です。

ここ数年スクータータイプが急に出回って来ましたが、まだまだ半分以上はスーパーカブのようなロータリー式のミッションを搭載したモデル。

排気量は原付50ccはなく*2、110~150ccの小型バイクが主流、スポーツバイクでも国内仕様車は300ccまでです*3
私も150ccのバイクに乗っていますが、よく「大きいね~!」と言われます。

設計が古くてシンプルな分、値段も日本と比べて少し安い*4のはありがたいですね。

フィリピンホンダの小型バイク

普段の足として使用するなら、小型バイクがベストです。
大きなバイクを買っても、渋滞のすり抜けが出来ませんから。
実際街を走っているバイクの99%はこのクラスですね。

WAVE110

街でしょっちゅう見かけるバイクで、一括払いならわずか54,000ペソ(12万円位)で購入出来ちゃいます。

このバイクははっきり言ってスーパーカブの改悪品。
何の目新しさもないロータリー式ギアを「クラッチレス」などとフィリピンでは呼んで便利さを謳っています。

なぜカブ以下かといいますと、カブならシート幅も広く、郵便配達の兄ちゃんよろしく前カゴと後ろの荷台に大きなBOXを付けたり出来るのですが、デザインをスポーティーにしたために前かごも荷台もありません。

もちろんシート下のスペースは極小。

ただしベースがカブだけあって耐久性は抜群、私のフィリピン人友人ヴァンさんのWAVEは8万キロ程度走っていますがまだ生きています。
低予算で長持ちするバイクが欲しいならこのWAVEで良いでしょう。

ちなみに私はピンチの時に友人ヴァンがこのWAVEに乗って助けに来てくれた事があり、個人的に思い入れのあるバイクだったりします。
その時の感動ストーリー(?)は、こちらをご覧ください↓ 

www.cebutabi.net

CLICK150i

f:id:dinoue10987654321:20180701225809j:plain

小型のカブタイプやスクーターは110や125が多いのですが、もし二人乗りをするなら少し力不足。
やはり150ccのパワーは欲しいところです。

このCLICK150iはデザインが精悍なだけでなく、シート下にも半ヘルなら入るスペース*5があり、足元にも少し荷物を置け、まずまず便利。

f:id:dinoue10987654321:20180701233220j:plain

後ろのスポイラーを外して社外品のBOXを付ければ、良いお買い物バイクになるでしょう。

値段は91,900ペソ(約20万円)と少し高めですが、それでも日本で発売されている同クラスのスクーター、リード125の31万円と比べるとだいぶ安いですね。

PCX150

f:id:dinoue10987654321:20180701230019j:plain

日本でも大人気のPCXですが、最近ようやくフィリピンでも発売されました。

シート下の広いスペースやスマホ充電用のシガーライター、アイドリングストップなど、今までのフィリピンスクーターでは考えられなかった充実装備。

f:id:dinoue10987654321:20180701225826j:plain

f:id:dinoue10987654321:20180701230043j:plain
f:id:dinoue10987654321:20180701230034j:plain
左:充電用シガーライター型ソケット 右:アイドリングストップスイッチ

シートもゆったりしており、二人乗りのロングツーリングも可能でしょう。

価格は13万ペソ(約28万円)、日本のPCX150の34万6千円と比べればややお買い得です。

XR150L

f:id:dinoue10987654321:20180701233509j:plainはい、私DAIの愛車です↑
日本国内では販売されていないモデルですが、調べてみたら125ccのXRは輸入されて日本にも多少出回っていました。

このバイクを選んだ理由は、フィリピンでは道が悪いところが多く、オフロードバイクが良いと考えており、各社価格比較すると150ccのオフ車で一番安いのはこのXR150だったから。

性能的には空冷キャブ車でエンジンはOHVという原始的な設計、安いのもうなずけますね。
耕運機のエンジンのように吹け上がりは重いですが、150ccなので二人乗りでもとりあえず十分のパワーが出ます。

スクーターだと段差のたびに振動がすごいですが、ホイールが大きいので衝撃が少ない。
バリバリの競技用モデルではありませんが、フィリピンで日常出くわす悪路走行には十分の走破性でしょう。
私は後ろに日本から持ってきた大型BOXを付けているので、買い物や長距離ツーリングも可能です。

2018年モデルではフロントフォークのブーツが標準装備に。
見た感じそれ以外に変更点はなさそうなのに、値段は85,500ペソ(約20万円)と、旧モデルから4,000ペソも上がってしまいました。f:id:dinoue10987654321:20180701225833j:plain
↑店舗に展示されている’2018モデル

f:id:dinoue10987654321:20180701225646j:plain
↑フロントフォークのブーツが標準装備となった

このブーツですが、旧モデルを購入された方は出来るだけ早く社外品のブーツを付けるようお勧めします。
私はブーツが無かったため、ほこりが入ったのかフォークのシールからオイル漏れし、それがブレーキに付着、ブレーキが利かなくなるという大変危険なトラブルが発生しました。

もちろんすぐディーラーに持って行きましたが、エンジンと電気系以外は保証の対象外だと言われ、実費修理、しかもシールのオイル漏れを直してくれただけで、ブレーキの修理はしてくれ無かったのです。

日比バイクの価格差についての注意点

小型バイクのメーカー希望小売価格は、同じクラスの日本国内のバイクと比べかなり安く設定されています。
しかし、日本では実際の購入時にかなりの値引きが入るのに対して、フィリピンではほとんど値引きがありません。
この点を考慮すると、フィリピンと日本のバイクの価格差はそこまで大きくないと言えます。

おまけとしてジャケットやヘルメットプレゼントとかありますが、ペラペラの安物ですので、もらってもあまりうれしくないんですよね...。

フィリピンホンダの中型バイク

小型バイクじゃ物足りない、ツーリングにも行きたい、という向きには中型のバイクがあります。
この辺から日本でも同じモデルがリリースされており、価格も安くなく、日本と同程度になっています。

CRF250L

f:id:dinoue10987654321:20180701225735j:plain

XR150より一回り大きいだけでなく、各種装備も一段上の、本格オフローダー。
XR150と異なり、水冷・インジェクション・デジタルメーターと一歩進んだ設計です。

価格は221,000ペソ(約47万円)と、日本国内仕様の定価497,880円とほぼ変わりません。

REBEL

f:id:dinoue10987654321:20180701225649j:plain

中型でもマッチョなアメリカンスタイルのバイクが欲しい人は、このレブルはどうでしょう?
471ccの排気量は、結構パワフルな走りが期待出来ます。
価格は369,000ペソ(約77万円)。

CBR500R

f:id:dinoue10987654321:20180701225917j:plain

日本では中型レーサーレプリカ不在の時代が長く続いた後、2013年にCBR400Rが復活してじわじわ人気を博していますが、フィリピンでも今年、排気量500(実際には471cc)のCBRが発売されました。

それまでフィリピン国内仕様のCBRは300㏄が最大だったのですが、一回り大きくなって登場です。
ただしエンジンは往年CBRの直4ではなく、REBELと共通のVツインを搭載。

定価は379,000ペソ(約80万円)、国内仕様のCBR400Rが783,000円ですから、同程度の値段で排気量少し大きいのが買えてお得でしょうか。

フィリピンホンダの大型バイク

以前フィリピンには国内仕様の大型バイクというのはなかったのですが、最近ホンダはフィリピンの二輪市場で他メーカーに押され気味、その巻き返しを図るため今年に入って大型車を続々リリースしました。

そしてその大型車は「ホンダ ビッグバイク」という店舗でのみ展示され、セブのホンダ ビッグバイクは今のところここ、Lahug店のみだと思われます*6

まぁフィリピンで大型バイク買っても渋滞ばかりでどこで乗るの? という感じなのですが、男のロマン・大型バイクには憧れるものですね。

実際、以前はセブでほとんど見かけなかった大型バイクですが、最近時々走っているのを見かけるようになりました。

いつかは乗りたい大型バイクも一応ご紹介いたします。

CB650F

f:id:dinoue10987654321:20180701225933j:plain
650cc直4エンジン搭載のパワフルなネイキッドモデル。
セブの渋滞すり抜けも多少なら出来ると思われ、街乗り+ツーリングの、まずまず実用的な大型バイクではないでしょうか。

値段は459,000ペソ(約96万円)と、日本国内仕様とほぼ同じ定価で販売されています。

X-ADV

f:id:dinoue10987654321:20180701230012j:plain

私DAIが思うに、セブで大型バイクに乗るのなら一番オススメなのがこのX-ADVではないでしょうか。
日本でも2017年に発売されたばかりの新しいモデル、フィリピンでも今年2018年になって販売開始されました。

オン・オフ両用のマルチATスポーツバイクという事で、恐らくセブ島の市街地・悪路・長距離ツーリングどのシチュエーションにもマッチするに違いありません。
ただ車体がデカいので、渋滞すり抜けだけは苦手でしょうね。

定価は799,000ペソ(約168万円)と、日本国内仕様の1,236,600円と比べて大幅に高い! のがネックです。

AFRICA TWIN

f:id:dinoue10987654321:20180701225707j:plain
セブ島の悪路、そしてフィリピン中を大型バイクでツーリングしたい! と考えているならこのアフリカツインがイチ押し。

1,000ccのビックツインを搭載した、パリ・ダカールラリー出場マシンのレプリカモデルですから、走破性は抜群、道なき道を走り抜けられます。

ただ、見ての通り車体はデカく*7、渋滞ばかりのセブの街乗りはかなりキツそうです。

定価は854,000ペソ(約190万円)と、やはり日本国内仕様の定価155万円と比べて大幅高。

CBR1000RR

f:id:dinoue10987654321:20180701225818j:plain

なんと、ホンダのレーサーレプリカ最高峰モデル、CBR1000RRもフィリピンで販売されています。
高回転型の1リッター直四エンジンは13,000回転でなんと、141kw(192馬力)のパワーを絞り出すモンスター。

定価は135万ペソ(約280万円)と、日本国内仕様のSPの250万円より高くなっています。
まぁこのクラスのバイクを買う人は、そこまで価格差を気にしないでしょうけれども。

しかしセブ島にはサーキットはなく、このバイクを全開に出来そうな道もほとんどありません...
セブ島でこれを購入する人はいるのでしょうか?

CB1100EX

f:id:dinoue10987654321:20180701225701j:plain
さて、ここLahugのホンダで一番排気量の大きなバイクがこれ、CB1100EXです。
往年の名車、CBシリーズのデザインを踏襲しながら、中身は新型のテクノロジーが詰まったモデル。

空冷直4エンジン搭載と、大変味があり、レトロホンダファンにとってはたまらない1台でしょう。

しかしレトロ好きではない私DAIは、個人的にこのデザインは古臭く感じてしまいます...オールドファンの皆さん、ごめんなさい。

リタイアでセブ移住した大型バイクファンの方にとって、若い頃憧れていたバイクがここフィリピンで手に入るというのはうれしいですね。

定価は81万ペソ(約170万円)、日本国内仕様の134万円からやはり大幅高。

上記のCBR1000と並んで、完全に自己満足・趣味の世界のバイクでしょう。

セブシティで乗るならどのバイクが良い?

さて、男のロマン、大型バイクに思いをはせるのはこのくらいにして、現実に戻りましょう。

私DAIの独断と偏見では、セブシティで所有するには150ccのスクーターがベストチョイスだと思います。
125ccですと、二人乗った時にややパワー不足ですので。

あるいは、時々地方に足を延ばす、というなら小型オフロードのXR150かCRF250ですね。
私も1台目のチョイスにXR150を選んで正解だったと感じています。
後ろにBOXを付けてあるので買い物荷物に対応しますし、セブ名物の渋滞も、路肩の砂利のところを走って抜ける事も出来ます。
またこれで嫁の実家レイテ島タクロバンまでツーリングにも行ってきました。

でも私がバイクを買った2017年にはまだPCXがフィリピンでリリースされておらず、もしリリースされていれば、XR150とPCX150でかなり迷ったと思います。

それで、2018年現在ホンダから選ぶとすれば、

・街乗りだけならClick150

f:id:dinoue10987654321:20180701225809j:plain

・悪路も走りたいならXR150

f:id:dinoue10987654321:20180701225833j:plain

予算に余裕があれば:

・街乗りだけならPCX150

f:id:dinoue10987654321:20180701230019j:plain

・悪路も走りたいならCRF250

f:id:dinoue10987654321:20180701225735j:plain

という選択になるでしょう。あくまで私の意見ですが。

 

しかし最近、違うメーカーで気になるバイクがあるのです。
それは...

番外編:KYMCOのバイク

f:id:dinoue10987654321:20180709171400p:plain
画像引用:KYMCO Philippines

 台湾製のKYMCO、Super8というスクーターです。

ここまでさんざんホンダのバイクを紹介しておいて、最後にKYMCOというのもなんですが、なぜこれが気になるのかというと…

嫁が免許を取り、私のXR150に乗れるように何度か練習したのですが、やはりフィリピン人嫁は背が低い為、シート高のあるオフロードバイクに乗るのは無理がありました。

かといってもう一台ホンダのスクーターを買うというのも高いなと思い、いろいろと探していたらこのSuper8がヒット!

150ccですが74,000ペソ(約155,000円)と、同クラスのホンダClickと比べて18,000ペソも安い。
ルックスもスポーティではないですか!

日本でもこれの125ccモデルが販売されているようで、ググってみますと悪くないレビューが書かれていました。
もちろんホンダと比較すると品質は劣るでしょうが、まぁ嫁用のセカンドバイクとしては、普通に走ればそれで十分ですので。

ただ問題は、セブのKYMCOディーラーはマンダウエの東の方に1件しか無いようで、一度見に行きたいと思っていますが遠くてまだ行けていません。

どなたかフィリピンでSuper8に乗っていらっしゃる方、おられましたらコメントお願いします。

新車バイク購入時の注意

フィリピンでバイクの購入を検討されている方へ、ひとつ大切なことをお伝えしておきます。

日本ではとても考えられない事ですが、フィリピンでは新車でバイクを買うと、登録になんと最短で1ヵ月~最長5カ月程度掛かります。
その間乗れません!

お金払ったバイクが何カ月もバイク店に置いたまま、なんて、無情この上ないですが、待つしかありません。

既に登録済の中古車ですと、すぐに乗れます。
が、中古のコンディションは悪く、値段は割高で、個人売買の場合は盗難車をつかまされるなんて事もあるので、あまりお勧め出来ませんね。

あと、せっかく登録が終わって乗れるようになった!
でもナンバープレートは仮ナンバーで、本チャンのナンバーは出来るまで1年以上掛かります...
まぁ、走るのに何も支障はないのですが、ずっと仮ナンバーなんて、何となく嫌ですよね。

セブ島運転免許情報

さて、皆さんが欲しいバイクはみつかりましたでしょうか?

セブ島でバイクに乗るためには、国際免許か現地の運転免許が必要です。
お持ちでない方は、よろしければ以下の記事もご参考に。 

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

*1:ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ

*2:50ccの原付バイクは日本独自の規格

*3:後述するホンダビッグバイクが出るまではそうでした

*4:後述する大型バイクを除く

*5:それでも日本のスクーターのメットインと比べると小さい

*6:既に紹介したREBELとCBR500もホンダビッグバイクに含まれます

*7:重量230キロ!

【配偶者ビザ】13A申請 ③インタビュー編 - フィリピン人と結婚する人必読

みなさん、こんにちは、DAIです。

出身地の大阪で震度6弱の地震があったと聞き、ビックリしました。

なんでも大正時代に始まった地震観測史上、大阪では最大の震度を記録したそうで...
この地震のニュースはフィリピンローカルのニュースでも放送されたらしく、レイテ島にいる嫁の弟から、電話で私の実家は大丈夫か? と聞かれました。

幸い私はセブにいたため怖い思いをせずにすみました、また実家も無事で、ホッとしております。

とはいえ震源に近い地域に住む親戚は、家の中が散乱してしまったばかりか、ガスが止まってしまい自宅で入浴出来ない状況が続いているそうで...大変です。
被害に遭われた方の事を、心よりお見舞い申し上げます。

ここセブは地震も台風の直撃も滅多になく、そういう意味では平和な場所。

とはいえ、大阪だってそうでした、災害は忘れた頃にやって来ますので、セブ在住の私も気を引き締めなければなりませんね。

さて、配偶者ビザ(13A)関連の前回前々回の記事に続き、今回はいよいよ配偶者ビザ(13A)のインタビューにまいります。

※この記事の内容は2018年6月現在の私のケースをもとに記載しましたが、フィリピンのシステムはコロコロ変わります。
実際に申請される方は、必ず最新情報を直接イミグレに問合わせされて下さい。

いつも通りWindow7からスタート

イミグレの場所や、入り方については前の記事を参考にしていただくとして、今回もWindow7から手続き開始。*1

インタビューの指定時間は午前10時、それより30分早く到着し余裕でしたが、いきなりビックリの幕開けで、なんと、

インタビュアー不在!!

f:id:dinoue10987654321:20180626130058j:plain

配偶者ビザのインタビューをするえらい人がマニラ(のイミグレという意味でしょう)へ行っており、インタビューは無しだというのです!

『え~!? また出直さないといけないのか? 冗談やめてよ!』

と一瞬思いましたが、もうこれで手続きを進めるので、出直さなくて良いと言われました。

ちょっとこれでは、あまりにビザ申請される読者の皆さんの参考にならないので、この前年、13Aの初回申請時の様子を思い起こして記載します。

拍子抜けする配偶者ビザインタビューの内容

とはいっても、実は前年も配偶者ビザインタビュー当日はイミグレの回線がオフライン*2に見舞われており、普通の状況ではありませんでした。

旅行ビザ更新に来た大勢の申請者が手続きが出来ず足止めされ、イミグレは待ち人でごった返している状況。
そのせいかインタビューはとても面倒臭そうに、13A所持者の注意点などを足早に説明されただけで終わりました。

年に一度アンニュアルリポートが必要な事、13A取得してから出国し再入国する際に空港のイミグレで間違ってバリクバヤンビザを発行されてしまわないよう気を付ける事、1年後にパーマネントビザへ切り替えに来るように、などです。

質問らしい質問は何もされず、インタビューとは名ばかり。

なので特にやましい事がなければ、緊張せずノンビリ構えて行けば大丈夫でしょう。

ただ、これは私の考えなのですが、(世界中どこでもそうでしょうが)フィリピン人は特に見た目で人を判断しますので、服装はまともにしていくべし。

Yシャツ・ネクタイまでする必要はないでしょうが、そこらのタンバイのフィリピン人のようにヨレヨレのバスケのシャツに破れたジーンズの半パン、サンダル、というのはさすがにまずいと思います(もっとも、そんな格好でイミグレ行く日本人はレアでしょうけど)。

怪しまれない普通の格好をしていれば、ややこしい事聞かれずインタビューは終わるはずです。

ACR-iCardの手続き

さてインタビューが終わると家に帰れる、のではなく、今度はイミグレを出た向かいにある、ACR-iCard*3の部屋に行きます。

このACR-iCardもまた、面倒ですが申請書を書かなければなりません。

f:id:dinoue10987654321:20180626010056j:plain
↑ACR-iCardの申請フォーム

これも前回のビザ申請と同じく、ロングのフォルダーに挟み、バインダーとACR-iCardと一緒に窓口へ提出します。

申請書を提出後、何度かこのACR-iCardの部屋とイミグレを往復する事になります。

どこに行ってもこの、日本以上に縦割りで細分化されたシステム、なんとかならないものでしょうか?

などと思いながら行ったり来たりしていると、イミグレのキャッシャーに呼ばれました。
普通の人はここで料金は掛からないようなのですが、私の場合住所変更を同時にしたので料金が掛かるとの事。

13Aの案内の紙には住所変更の手数料は1,010ペソと書かれていたのに、なぜか1,910ペソ請求されました。

嫁がこのことについて聞くと、引越し前に届け出れば1,010ペソだが、引越し後の遅延届け出はペナルティなので1,910ペソだと言うのです。

実は嫁は手続きについて聞くために事前にイミグレへ電話して、この件についても聞いていたのですが、

『ビザ更新の時に一緒にすれば良い、ペナルティは掛からない』

という説明を受けていました。

その事を言っても「あ、そう」みたいな感じで取り合ってもらえず、早く払えとばかりにレシートを発行します。

きっと申請者は皆、料金を言われるがまま払いますので、こんな細かい事を言う私たちのような者は珍しいのでしょう。

モメても仕方ないので、私も言われるがままに1,910ペソを払いました。
そして前回と同じようにレシートをインターネットカフェへ行ってコピーし、再びACR-iCardセクションへ。

追記:数か月後、ACR-iCardが発行されましたが、なんと、住所が旧住所表記のまま
何のためのペナルティ支払いだったんでしょうか...ほとほと疲れます。
イミグレの落ち度は明らかなので修正してくれ!と頼んでも、「出来ない」の一点張りで、何もしようとしませんでした。

不条理な不備

f:id:dinoue10987654321:20180626130331j:plain

さて、ここまで順調に(?)来たDAIですが、ここで思わぬ不備に出くわします。

なんと、

「パスポートの残存期間が短いとACR-iCardを発行出来ない」

というのです。

私のパスポートですが、期限の9月まで3か月の残存期間があります。
それで問題ない事も事前に嫁がイミグレへ電話して確認を取っており、また実際イミグレ側では何も言われず13A申請既に受理されてます。

にもかかわらず...ここでも縦割り行政の弊害ですね、意味不明なハウスルールです。

しかし、同時に簡単な解決策を提示されました。

それは

『パスポートが切れる前に必ず更新します』という公証人の認証入りの書類を作って提出すること

です。

嫁はいつもコロンにある公証人事務所まで行っているのですが、ここマンダウエから紙一枚のためにそんなところまで行ってられません。
聞いてみると、同じ階に公証人事務所があると教えてくれます。

なるほど、癒着ですね。
すっと通さず、少しでも銭を稼ぎたい、という事でしょう、おとなしく協力するしかありません。

イミグレと同じ階にある公証人事務所

f:id:dinoue10987654321:20180626005907j:plain

さて、イミグレの裏側の通路にあるTLCという公証人事務所へ来てみました。

20年前に世界を席巻したあのアイドルユニットのような女性が踊りながら受付...なわけはありません。

料金を聞いてみると400ペソ。
嫁はいつも頼んでいる所より100ペソ高いと言いますが、当然コロンまで行ってられませんから、ここで頼みます。

さすがはACR-iCardセクションから紹介された事務所、作った書類は問題なく受理されました。

ただ少し不便なのは、古いACR-iCardを回収されてしまった事。
パスポート以外の持ち歩けるIDとして便利だったのですが、新しいカードが発行されるまで数か月ACR-iCardは無しです。

また、この事務所はビザの申請代行も請け負っているそうです。
もしこのシリーズを読んで、ちょっと自分でやるのはハードルが高すぎる...と思った方は、このような事務所に申請代行を依頼するのも手です。
もちろん対応は英語か現地語のみですが、フィリピン人配偶者に対応してもらえば問題ないでしょう。

パスポート更新の場合の注意点

f:id:dinoue10987654321:20180606184413j:plain

さて、私のようにパスポートの残存期限が短い場合ですが、どの位短ければ不備になるのでしょうか?
聞いてみたのですがはっきり答えてくれませんでした。
昨年の初回申請時には問題なかったので、恐らくですが残存期間が1年未満だとこのように言われる可能性があります。

とはいってもここはフィリピンですから、全ては担当者のさじ加減次第でしょう、何が不備になるか分かりません。

パスポートですが、もし6月の今更新すると、次回の更新が9月ではなく、6月までになってしまいます。
期間が縮むのは勿体ないので、出来るだけ9月の期限ぎりぎりまで待ってから更新する予定です。

ただしフィリピン以外の国は、パスポートの残存期間が6か月以上ないと入国出来ない場合があります。
また航空券の予約も、航空会社によってはパスポート情報を求められる場合があり、その際パスポートが切れた後の日程の航空券は予約できないことがあります
頻繁に海外旅行に行く人は、残存期間が6か月未満になる前に更新しておくのが良いでしょう。

関連記事: 

www.cebutabi.net

 そして13Aビザが古い方のパスポートにスタンプされた場合、パスポート更新の際に古いパスポートも必ず返してもらうようにしてください。*4
イミグレで聞いたところ、入国の際は古いパスポートと新しいパスポートを必ず一緒に見せるように、との事でした。
そうしなければ13Aを持っているという証拠がなく、トラベルビザを発給されてしまうなどのトラブルが考えられます。

余談ですがフィリピン人配偶者のパスポートも、結婚しラストネームの変更で切替える際、古いパスポートに日本のビザが付いているなら、返納せず持っていた方が良いです。

うちの嫁はフィリピンのパスポート機関で切替える時、その事を向こうから何も聞かれず古いパスポートを没収されてしまいました。
その後日本の親族訪問ビザを申請した際、代理店の方に、古いビザの履歴が見れるよう以前のパスポートもあった方が良いと言われました。
まぁなくても無事にビザ発給されましたが。

ワークビザを持っている人への補足

ブログ読者の方から指摘いただいた点ですが、労働ビザ(9G)を持っている人は13Aを申請する前に一旦、ビザを観光ビザ(9A)へダウングレードしなければいけないそうで、この手続きが結構厄介だそうです。

該当する方は直接イミグレへ行って聞いてみられて下さい。*5

配偶者ビザ(13A)申請から発給までの期間

f:id:dinoue10987654321:20180626131317j:plain

さてACR-iCardの申請が終われば、これで一通り13A申請の手続きは終了、あとは発給を待つばかりですが、申請から発給までどの位掛かるのでしょうか?

配偶者ビザ(13A)の案内の紙には、『出来るだけ3-4か月前もって申請して下さい』とあります。

実際の期間は、あくまで私の場合ですが、

2017年は
6月2日申請、6月13日インタビュー、8月10日発給 
でした。

インタビューから発給までおおよそ2か月かかっています。

2018年は
6月6日申請 6月8日インタビュー 
でしたから、ビザの有効期限である8月10日に間に合うのかどうかきわどいところ。

初回申請の場合はトラベルビザ(9A)から配偶者ビザ(13A)のPROBATIONARYへの切替えですので、間に合わなかった場合はトラベルビザの更新で済むわけですが、今回は13AのPROBATONARYからPERMANENTへの切替えですので、間に合わなかった場合どうなるのでしょうか?

イミグレに確認しますと、ビザが発給(approval)されて、パスポートにスタンプが押されるまでの間フィリピンに滞在する限りは大丈夫だとの事。

ただし、この期間に海外へ出る予定がある場合要注意です。
13A申請中に海外へ出る場合、出発3~4週間前にGrace PeriodとWaiverというものを申請しなければなりません。
この辺りはかなりややこしい手続きになりますので、ご自身のケースを直接イミグレに問合わせられて下さい。

ビザ申請が終わってほっと一息出来るレストラン

さて、無事にインタビューが終わり(インタビュアー不在でしたが)、ややこしい手続きが一通り終了、あとは待つばかりです。

ほっと一息しようと、Jcenter mallの北隣にあるスキレットという有名なレストランで昼食を取りました。 

 ここは日本人のオーナーシェフが経営しており、味もサービスも店内の雰囲気も日本クオリティーの洋食レストランです。

f:id:dinoue10987654321:20180626122411j:plain
↑パンは外はカリっと、中はモチモチ

f:id:dinoue10987654321:20180626122428j:plain
↑オムライス、ふわふわの卵にコクのあるデミソースが掛かっています

f:id:dinoue10987654321:20180626122420j:plain
↑パスタ、オイリーでなく野菜が入っておりとてもヘルシー。

値段もお手頃、ランチセットなら250ペソ~あります。
店内も落ち着いた雰囲気で、フィリピンに居る事を忘れます。
フィリピーナ奥さまを連れて行ってあげれば喜ぶこと間違いなし!(ウチの嫁は屋台のフライドチキンの方が喜ぶのですが)
記念日の食事にも良いでしょう。

ややこしいビザの手続きは無理せず業者に依頼するのも手

f:id:dinoue10987654321:20180626132126p:plain

先にも述べましたが、観光ビザを除き、フィリピンのビザ手続きは本当にややこしく面倒。
時間と労力を奪われます。

私と嫁は時間の自由の利く仕事をしているので、節約のために自分で動きましたが、やはり疲れますね。

フィリピンという国のシステムは何でも、お金を余分に払えばスムーズにいくように出来ていますから、予算のある人は最初から業者に依頼すると良いでしょう。
ググれば日本語でサポートしてくれる業者も出てきますので。

さて、無事発給されるかどうか、2か月後にまたリポートいたします。 

www.cebutabi.net

*1:基本13A関連の手続きは全て、イミグレ入って一番奥のWindow7が窓口になります。

*2:コンピュータシステムの回線が切れており、通信できない状態。フィリピンではよくある事です

*3:フィリピンの在留カード

*4:パスポートの後ろの方の注意書きの、5.返納 の所に『旅券が失効したとき、…旅券の有効期間内に新たに申請を行う時は、この旅券を返納しなければなりません。その際、この旅券の保有を希望する場合には、旅券事務窓口で消印を受けてください』という記載があり、失効旅券の保有が可能である

*5:当然日本語対応はありませんから、フィリピン人の友人か英語の堪能な日本人と一緒に行って下さい

【配偶者ビザ】13A申請 ②提出編 - フィリピン人と結婚する人必読

みなさん、こんにちは。

フィリピン・セブ島で出会った嫁と結婚し、南国生活を送っているDAIです。

先週、急に涼しくなり夏が終わったと思って油断していたら、台風のあとまた急激に暑くなってきました...
日本もそうですがセブ島でも、残暑というのは厳しいものですね。

さて前回の記事 

www.cebutabi.net

に引き続き、今回は実際にセブのイミグレーションで配偶者ビザ(13A)申請をする際の手順についてまとめました。

結構ややこしいので、よく読んでシミュレーションされて下さい。

※この記事の内容は2018年6月現在の私のケースをもとに記載しましたが、フィリピンのシステムはコロコロ変わります。
実際に申請される方は、必ず最新情報を直接イミグレに問合わせされて下さい。

セブ島のイミグレーションの場所

f:id:dinoue10987654321:20180614155653j:plain

セブに住んでいる人にはもうおなじみだと思いますが、イミグレはマンダウェ市のJcenter mallの2階にあります。 

朝8時~17時迄受付てはいるのですが、お役所なので閉まるギリギリに行っても多分手続き出来ません。

いつも大変混みあっているので、出来るだけ朝一番の8時から行くのが良いでしょう。

午前10時迄はJセンターモールの正面が閉まっていますので、裏へ回りモールの南東側(正面向かって右側)にあるエレベーターから入ります。

入口が分からなければガードマンに「イミグレーション」と聞きましょう。

イミグレでの手続き手順 

 ではイミグレ内での13A申請手続きについて順を追って解説します。

 Window7 にて提出書類の確認

f:id:dinoue10987654321:20180614155730j:plain

トラベルビザの手続きでは、まず入口にあるinfomationで申請書をもらう事から始まるのですが、配偶者ビザ(13A)の手続きでは基本、入って左奥の、Window7が対応窓口となります。

着いたらここへまっすぐ行って差し支えないのですが、もし入口にあるinfomationの人に呼び止められたら、「13A」又は「Spouse visa」と伝えると、Window7へ行くよう言われるでしょう。

ここでまず、全ての提出書類に不備がないか確認されます。

必要書類

f:id:dinoue10987654321:20180614164352j:plain

ちなみに13Aは、最初は1年のみ有効なProbationary(暫定)というビザがもらえ、翌年に更新するとPermanent(永住)ビザに切替わります。

13A初回申請の人(Probationary)
  • Joint letter request
  • BI Form 2×2インチ写真付き
  • パスポートコピー3枚
  • NBI Clearance
  • BI CLEARANCE CERTIFICATE
  • フィリピン人配偶者のBirth Certificate
  • Marriage Certificate
13A更新の人(Permanent)
  • Joint letter request
  • BI Form 2×2インチ写真付き
  • JOINT-AFFIDAVIT OF COHABITATION
  • パスポートコピー 3枚
  • NBI Clearance
  • BI CLEARANCE CERTIFICATE

上記書類の詳細は前回の記事をご参照下さい。

あと、上記書類に加え、ロングの紙のフォルダーとバインダーを2組、用意しておきましょう(イミグレ前のエスカレーター下りた、AceHardware隣の文房具屋でも購入可能)。

f:id:dinoue10987654321:20180614161349j:plain
f:id:dinoue10987654321:20180614161315j:plain
書類提出の際に必要になるロングのフォルダーとバインダー

一組はこの日に使い、もう一組は後日i-Cardの申請に使います。

書類をフォルダー・バインダーとともに提出し、不備がなければ係員が書類を全てフォルダにバインドします(所定の綴じ方があるようなので、自分で綴じず、係員に綴じてもらって下さい)。

残念ながら不備がある場合、必要な書類を揃えて出直さなければなりません。
念入りに用意していても、ケースバイケースで追加書類を求められる事もありえます。
そういった場合もあると想定し、出来るだけ朝一で行くのが良いのです。

infomationでスタンプを押す

f:id:dinoue10987654321:20180614155828j:plain

上記書類に不備がなければ、入口のinfomationへ行くよう言われ、そこで書類にスタンプが押されます。

Window3 ASSESMENT

f:id:dinoue10987654321:20180614155918j:plain

次にWindow3へ行くよう言われ、ここで書類とパスポートを提出します。

f:id:dinoue10987654321:20180614164019j:plain

Window4 CASHIER

f:id:dinoue10987654321:20180614160856j:plain

しばらく待っていると、Window4に呼ばれ、下記申請費用を支払います。

13A初回申請の場合(Probationary):8,619ペソ

13A更新の場合(Permanent):9,335ペソ

(ただしイミグレのHPに
*Fees are updated as of 06 March 2014 and may change without prior notice.
と書かれていますので、上記価格は予告なく変更になる可能性有。)

支払うと書類とレシートを返され、またWindow3へ提出します。

Window6 RELEASING

f:id:dinoue10987654321:20180614160950j:plain

またしばらく待っているとWindow6へ呼ばれ、書類とCERTIFICATIONという紙を渡されます。
これは申請者がブラックリスト等に載っているような悪い人ではありません、という証明書のようです。

f:id:dinoue10987654321:20180614163458j:plain
このCERTIFICATIONとレシートを、自分用の控えとしてコピーしに行かなければなりません。
CERTIFICATIONとレシートを提出用と控え用の二枚くれればいいのでは? とツッコミたくなりますが...

コピーは同じ階にあるこのインターネットカフェで1枚2ペソで取れます↓

f:id:dinoue10987654321:20180614163710j:plain

再びwindow7へ

コピーを取ったらWindow7へ戻り、書類をフォルダごと全部提出します。
レシートの下の方にインタビューの日程が2つ書かれており、そのどちらかに来るように言われ、この日はようやく終了となります。

f:id:dinoue10987654321:20180614165338j:plain
(↑6月8日の午前10時 / 13日の午後3時 のどちらかと書かれている)

インタビュー日程は二つのうちどちらにするか伝える必要はなく、どちらかに行けばOKです。

どちらも都合がつかないという場合、相談してみて下さい(調整してもらえるのかどうかは分かりませんが)。

ビザ申請の時のオススメの昼飯場所

さて朝イチからイミグレに行くと、不備がなければお昼までに手続きが終わるでしょう。

そこでJcenter Mall内のお勧めの昼食場所をご紹介します。

それは3階に最近新しく出来たフードコート、ここはフィリピンにしては珍しく、開放感ある高い天井と、空をイメージしたペイントが特徴的。

いろいろなチョイスがあって安く食べれます、中でもおススメは博多ラーメンで有名な一幸舎プロデュースの99RAMEN。

f:id:dinoue10987654321:20180614235017j:plain

少し小ぶりではありますが、本格的な豚骨ラーメンが1杯なんと99ペソ(約210円)! と懐にやさしい値段で味わえます。
しかもスープのチョイスはオリジナル、スパイシー、塩とんこつ、醤油とんこつ、イカ墨ブラックなど、豊富。
量が軽めなので、食べ終わってイサパ!(もう一杯)と頼みたくなるほど。

他に、1階の一番奥、テラスのようなところの左手にある、中国人経営っぽいパン屋さんもオススメです。
色々な総菜パンを売っており、3つ買うと3つのうち一番安いパンは半額になります。

入念に用意したにも関わらず不備が...

さてここまで几帳面な嫁の助けもあって順調に来たDAIですが、インタビュー当日、入念に用意してきたにも関わらず、不備が発生しました。

その様子はまた次回の記事、③インタビュー編 でお伝えいたします、お楽しみに。

www.cebutabi.net

【配偶者ビザ】13A申請手続き ①準備編 - フィリピン人と結婚する人必読

みなさん、こんにちは。

フィリピン・セブ島で出会った嫁と結婚し、南国生活を送っているDAIです。

南国セブは先月まで灼熱の日々、炎天下では40℃超えの暑さで毎日熱中症に悩まされ、夏バテバテしていました。

去年はなかなか雨期に入らず10月頃まで暑い日が続いたので、今年もそうなるのかとウンザリしていたのですが、
今年は6月に入ると順当に雨が降って涼しくなり、ホッとしております。

さて今回は、フィリピン人と国際結婚してフィリピンで暮らす人にとって必要な、配偶者ビザの申請・延長方法についてまとめてみました。

  • 今フィリピン人の彼氏・彼女と付き合っている人
  • 将来フィリピン人と国際結婚したいと思っている人
  • フィリピン人と結婚したばかりでこれからビザ申請する人
  • 日本でフィリピン人と結婚しフィリピンに移住を予定している人

にとって必読の内容です。

※この記事の内容は2018年6月現在の私のケースをもとに記載しましたが、フィリピンのシステムはコロコロ変わります。
実際に申請される方は、必ず最新情報を直接イミグレに問合わせされて下さい。

フィリピンの配偶者ビザは13A

f:id:dinoue10987654321:20180606184413j:plain

フィリピンのビザは主に次のようなものがあります。

  • 観光ビザ(9A)
  • 労働ビザ(9G)
  • 配偶者ビザ(13A)
  • 英会話留学生用のビザ(SSP)
  • バリクバヤンビザ
  • リタイヤメントビザ(SRRV)

このうち、フィリピン人と結婚しフィリピンに居住する場合に関係するのは、13Aとバリクバヤンです。

バリクバヤンビザとは?

f:id:dinoue10987654321:20180606182121p:plain

フィリピン人と結婚している外国人が、フィリピン人の配偶者と一緒に入国する事を条件に与えられる、1年間有効のビザ。

バリクバヤン(Balikbayan)とはタガログ語で帰国・里帰りというような意味があります。
つまり外国からフィリピン人家族と共に、フィリピンへ里帰りした時にもらえるビザです。

なおこのビザでは現地での就業は出来ません。

日本で結婚後フィリピンへ移住する場合はバリクバヤンビザ→13Aの流れ

それで、日本でフィリピン人と結婚してから(法的に夫婦になった状態で)フィリピンへ入国しバリクバヤンビザをもらう、そして有効期間の1年以内に13Aを取得する、という流れがひとつあります。

ちなみにこのビザは『フィリピン国外に居住するフィリピン国籍者と旧フィリピン国籍者またはその外国籍の配偶者や未婚の子供』に与えられるという事ですので、夫婦に限らず、フィリピン人の親を持つ独身者がその親と一緒に入国してもこのバリクバヤンビザがもらえます。
フィリピン大使館HPより)

フィリピンで結婚する場合は観光ビザ→13Aの流れ

しかし私は、現在の嫁とフィリピンへ入国してから結婚式を挙げたため、この方法が使えませんでした。
観光ビザで入国し、結婚してから13Aを申請し発給されるまで数回、観光ビザを更新しなければならなかったのです。

配偶者ビザ(13A)申請に必要なもの一式f:id:dinoue10987654321:20180606182523p:plain

配偶者ビザ申請に必要なものはたくさんあります、不備のないようしっかり準備しましょう。

正式な案内はフィリピンのイミグレーションのHPに記載があります。

13Aを初めて申請する人はこちら

13Aを持っていて更新(仮永住ビザ→永住ビザ)する人はこちら

では上記案内に挙げられている書類を一つずつ説明します。

Joint letter request(嘆願書)

夫婦連名の、コミッショナー宛の手紙です。

自分で作りたい人は Joint letter request sample などで検索すると見本が出てきますが、内容が間違っていると不備になるので注意して下さい。

ウチの嫁は書面を自分で用意しましたが、自信のない人は弁護士事務所や公証人事務所で作成してもらうのが良いです。

費用は数百ペソです。

BI Form(申請書)2×2インチ写真付き

 ここからダウンロードできます。

同じものが4枚必要ですので、PDFを加工出来るソフトを使って必要事項をあらかじめ打ち込むか、1枚に手書きし残り3枚はコピーします。
署名は1枚ずつ必要、写真も申請書1枚に対し1枚ずつ貼付けます。

この中にCharacter References in the Philippinesという欄がありますが、ここはフィリピンの友人2人の名前・連絡先を書きます。
調査の連絡が行っても大丈夫なように、あらかじめ了解を得ておくと良いでしょう。

JOINT-AFFIDAVIT OF COHABITATION(同居の宣誓供述書)

同居の夫婦である事を宣言する手紙、公証人の認証が必要。

13A更新の場合に必要で、初回申請の場合は不要です。

これも嘆願書と同様、ウチの嫁は自作し認証のみ公証人事務所で取得しましたが、自信のない人は弁護士事務所や公証人事務所で数百ペソで作成してもらうのが良いです。

パスポートコピー

写真のページ、現在のビザ(トラベルビザや取得済の13Aなど)とその期限が記されているページ、3枚ずつコピー。

NBIクリアランス(無犯罪証明書)

13A更新の場合は必須です。

初回申請の場合はフィリピンに初めて入国した日(直近の入国ではなく)から6か月以上経過している場合は必要となっています。

つまり、13A初回申請者で

今回生まれて初めてフィリピンに来て、入国から6か月以内に13A申請
ーNBIクリアランス不要

今回のフィリピン入国から2か月しか経っていないが、1年前にもフィリピンに来たことがある
ーNBIクリアランス必要

という事です。

入手方法は下記の記事をご参照ください。 

ceburyoko.hatenablog.com

 BI CLEARANCE CERTIFICATE 

ここからダウンロードできます。1枚のみ、記入・署名します。

Birth Certificate(配偶者の出生証明書)

初回申請時に必要、更新時は不要です。
PSA(旧NSO)にて認証されたものが必要。

Marriage Certificate (婚姻証明書)

初回申請時に必要、更新時は不要です。
PSA(旧NSO)にて認証されたものが必要。

結婚式が済んでから、PSA認証されたMarriage Certificateを入手出来るようになるまでに数週間、場合によっては1~2か月を要しますので、結婚後すぐに13A申請出来るわけではありません。

バリクバヤンビザを持っていれば有効期間の1年以内に手続きすれば良いので焦る事ないのですが、観光ビザ→13Aの人は申請が遅くなるとその分だけ観光ビザを延長しなくてはなりませんので、費用がかさみ、厄介です。

申請(更新)費用

私の場合、2017年に13A申請した際の費用は8,619ペソ(イミグレのHPには8,620と記載有)、2018年に13A更新した際は9,335ペソでした。

高いように思いますが、観光ビザ延長で1年滞在すると約25,000ペソ掛かりますから、それから比べると半分以下ですね。

ただしイミグレのHPに
*Fees are updated as of 06 March 2014 and may change without prior notice.
と書かれていますので、上記価格は予告なく変更になる可能性があります。

場合によっては追加書類の提出を求められる事も

f:id:dinoue10987654321:20180606182442j:plain

フィリピンではシステムがコロコロ変わりますし、担当者によっては案内書にないものの提出を求められる事もありえますので、その心づもりをしておいて下さい。

「イミグレのホームページにはそんな記載はなかった!」と文句を言っても手続きは進みませんので、担当者の指示通りのものを素直に提出しましょう。

また私のように更新時に住所変更を伴う場合、i-Cardの申請時にBarangay Clearanceと手紙の提出が必要になります。 

www.cebutabi.net

 そしてイミグレに行くときはボールペンの持参をお忘れなく。

次回は13A提出編

さて準備だけでも随分長くなりましたので、今回はここまでです。

次回はイミグレでの実際の提出手順について記載します。 

www.cebutabi.net

【無犯罪証明書】NBIクリアランス(NBI Clearance)取得手順

みなさん、こんにちは。

ほとんど書き上げたこの記事がなぜか消えてしまって、ヘコみながらもう一度書き直しているDAIです。
はてなブロガーの皆さんは、記事の下書きは保存するだけでなくHTMLをメモ帳とかにコピーしておきましょうね...て皆さん当たり前にされていると思いますが。

さて、 

www.cebutabi.net

この記事を書いた先週と比べて、今週のセブは格段に涼しくなりましたね。
雨が降って気温がぐっと下がりました。

こちらでは子供たちの夏休みもそろそろ終わって、学校がまた始まります。
セブ島に秋、という季節はないのですが、ちょっと秋らしい気分になりますね。

と同時に、渋滞がまた酷くなるのはちょっと嫌なんですが(登下校の学生がめちゃくちゃ増える)...まぁしょうがない。

では気を取り直して、先週のバランガイクリアランスに続き、今回はNBIクリアランスというものの取得方法について書いていきます。

あ、記事の最後にいつもの面白画像も用意しています。
今回は、YouTubeラウンジに座る謎のオタク男、です。

NBIクリアランス(NBI Clearance)とは

f:id:dinoue10987654321:20180604200522j:plain

NBIクリアランスとは、フィリピンの警察機関が発行する無犯罪証明書のこと。

私DAIは今回、配偶者ビザの更新手続きのため、このNBIクリアランスと前回ご紹介したバランガイクリアランスを取得しました。

何かというと証明書が必要なフィリピン

f:id:dinoue10987654321:20180604192931p:plain

日本では無犯罪証明書なんぞ取得した事もないDAIですが、フィリピンではビザ申請や就職などで必要になります。

(※観光ビザの延長だけであれば必要ありません。)

余談ですが、フィリピンという国は普段はいい加減なのに、セキュリティに関しては病気かと思うほど神経質、例えば

  • クレジットカードを使用するのにID(身分証)の提示を求められる事がある
  • 両替するのにパスポートの提示を求められる店がある
  • 友人の住むコンドミニアムを訪ねると、受付に記帳し、場合によってはIDを提示しなければならない
  • オフィスビルの会社訪問時は、受付にIDを預けないといけない場合あり
  • ガソリンスタンドでクレジットカードやGCash等で支払うと、車のナンバーを控えられる
  • スーパーでおまけの品を受取るとき、いちいち住所・氏名・電話番号を記入し署名しなければいけない(従業員の横領対策だと思うが)

といった事が日常的にあり、大変面倒です。

それだけ厳しくしていても、何かあった時にきちんと調べてくれるような管理体制なのかは甚だ疑問ですが。

というわけで、犯罪とは無縁の善良な市民も全て、それを証明するために無犯罪証明書を取得する必要があるのです。

NBIクリアランス申請手順

NBIクリアランス取得に必要なもの

f:id:dinoue10987654321:20180604183027j:plain

  • パスポート(写真ページと最終入国スタンプページのコピー必要)
  • 2×2インチの証明写真1枚(街の写真屋で撮れます)
  • 申請手数料130ペソ
  • ボールペン(現場にないので何の手続きの時でも持参しましょう)

NBIクリアランスオンライン申請

直接現地に行く前に、下記のページよりオンライン申請をしていくとスムーズです。

https://clearance.nbi.gov.ph/

オンラインの登録手順をとても分かり易く説明しているブログを見つけました。
ただしこの方のブログはマニラの申請方法が説明されていますので、セブの方はオンラインの申請方法の部分を読んだ後、またこちらに戻ってきて下さいね。

NBI Clearance(無犯罪証明書)を超簡単に早く取得する方法 - よろず屋フィリピン

NBIクリアランス取得の場所

NBIクリアランスを取得するのは、キャピトルの近くにあるNBIの本庁へ行く必要があります。
※以前はJcenterの中などにある支所でも取得出来たのですが、システムが変わり現在外国人は本庁でしか受付出来ません。

f:id:dinoue10987654321:20180531175815j:plain
外観。子供たちが遊んでいたり、かなりどローカルな場所にあります。

f:id:dinoue10987654321:20180531175809j:plain
入口横には、Best Organizational Unitという賞を受賞した事が掲げられています。
本当でしょうか?
真偽のほどは中に入ると明らかに...

f:id:dinoue10987654321:20180531175855j:plain
窓口には何十人も列を作り・・・というのを想像していたのですが、拍子抜けしました。
さすがは”Best Organizational Unit”ですね。

やれば出来るフィリピンの役所!
他の役所もここに見倣って欲しいものです。

この日は夕方16時を過ぎてから行ったのですが、そのくらいの時間帯が空いていて良いのかも知れません。

(ただしここ以外の役所は朝一で行くのが鉄則です! 遅い時間に行くとCut Offと言われ、受付けてもらえない事があります。)

f:id:dinoue10987654321:20180531180342j:plain
一番左のA1の窓口で受付をします。
オンラインで申請した人はここでの支払いは不要ですが、まだの人はここで130ペソ払いましょう。
すると、このような申請書をもらいます。

f:id:dinoue10987654321:20180531175726j:plain
f:id:dinoue10987654321:20180531175829j:plain
裏表記入が必要な申請書

必要事項を記入し、パスポートコピーや写真とともに、右側の窓口へ提出します。
写真撮影とタッチ式の指紋採取をしたのち、建物の中に呼ばれます。
何かと思えば…

今どき墨字式の指紋採取

f:id:dinoue10987654321:20180604185404j:plain

先ほどタッチ式で指紋を採ったにも関わらず、なぜか再度、このような真っ黒な墨を使って10本の指全部、指紋を採ります。

f:id:dinoue10987654321:20180604185413j:plain

手を洗うところはなく、手持ちのティッシュで拭きましたが取れません。
女性は特に嫌ですよね。
気になる方はアルコールや除光液とティッシュを持参するのが良いでしょう。

受付手続きは早いが交付まで長い!

f:id:dinoue10987654321:20180604193515j:plain

さて、一連の手続きは不備がなければ30分前後でスムーズに終了。
ただし即日交付されず、3週間後に取りに来るように言われます。

8月に切れる配偶者ビザの更新に2か月かかるので、3週間も待つとビザ申請に間に合うのかどうか微妙なところ。
もし間に合わなければトラベルビザを更新しなければならず、また余分な出費に。
10日くらいで出来ていないか、一度見に行こうと思っています。

追記:NBIクリアランス交付

上記申請から12営業日経って、引取りに行ってみました。
前回と違ってお昼過ぎに行ってみると...

f:id:dinoue10987654321:20180615004942j:plain
なんとこのように満員の人で混み合っていました...。
やはりここは夕方に行くのが良いのかも知れません。

とはいえ、待っている人の大半は申請者で、私は引取りだけだったので待つ必要はなく、すぐに呼ばれました。

f:id:dinoue10987654321:20180615005123j:plain
この一番右のWindow6へ行くよう言われ、i-Cardを見せるとすぐ、窓際にあるプリンタで印刷され、NBIクリアランスが交付されました。

こんなに簡単に印刷出来るのなら、申請当日でも交付出来たんではないか? と思うのですが、一応犯罪歴の確認に日数がかかるという建前なんでしょう...。

f:id:dinoue10987654321:20180615005455j:plain
下半分が控えで、上半分をビザ申請に使うようなのですが、念のため切り取らずにそのままビザ申請に持参しました。

配偶者ビザ(13A)の申請については、この記事をご覧ください。 

www.cebutabi.net

面白画像:YouTubeラウンジに座る謎のオタク男

さて、あの衝撃的な火事から営業再開したアヤラセンターをうろついていると、見慣れないブースが。

f:id:dinoue10987654321:20180604191250j:plain

YouTube Lounge...いったいこれはどのようなラウンジなのでしょうか?

近づいてみると、

f:id:dinoue10987654321:20180604191136j:plain

f:id:dinoue10987654321:20180604191132j:plain

ひとりの男がスマホでYouTubeを見ている(多分)だけではありませんか。

YouTubeラウンジと言うわりに、パソコンも何も見当たりません。

うすら笑いをうかべながら、ひとりでYouTubeをひたすら視聴するこのオタク男性のためだけに作られたラウンジなのでしょうか?

謎です。

ていうか多分まだ設置作業中だと思うので、次回行ってみた時に、このラウンジがどんな風になっているかまた見てきますね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【比住民票】バランガイクリアランス(Barangay Clearance)取得

みなさん、こんにちは。

引き続き夏真っ盛りのセブに住むDAIが、今回もフィリピン暮らしに役立つ情報をお届けします。

今回のネタは、フィリピンの住民票、バランガイクリアランス(Barangay Clearance)というものです。

あ、今回も記事の最後に恒例の面白画像もありますのでお楽しみに。

バランガイ(Barangay)て何?

フィリピンでは、市町村といった地方自治体の下に、さらにバランガイという自治体があります。

フィリピン全国のバランガイの数は、なんと、約42,000!

市町村の下ということは、日本でいうところの町内会かなと思うのですが、セブシティの場合、一つのバランガイの地域には何千人も住んでいますから、もっと大きな区分になります。

規模としては大都市の区役所に近いでしょうか。f:id:dinoue10987654321:20180529160118j:plain
↑ちなみにこれは、マニラにあるバランガイで、その名もバランガイ田んぼ、ではなくTAMBO。

各バランガイにはキャプテンや役員がおり、それらは選挙で選出され、議会もあります。

そしてバランガイでは、日本の住民票に相当する、バランガイクリアランスの発行も行っています。

バランガイクリアランス(Barangay Clearance)が必要な場面

日本でも何かと手続きに必要な住民票。

旅行者には無縁ですが、もしフィリピンに長期滞在するなら、いろいろな場面でこのバランガイクリアランスが必要になります。

たとえば結婚手続きや、ワークビザや配偶者ビザの申請などです。

今回私は配偶者ビザ(13A)の延長手続きに際し、引越して住所変更が必要なため、バランガイクリアランスを取得しました。

バランガイクリアランス(Barangay Clearance)の取得手順

バランガイクリアランス取得に必要なもの

必要書類はバランガイによって(あるいは担当者とその時の気分次第で)変わります。

とりあえず以下を持参すれば大丈夫だと思います。

  • i-Card(観光ビザの更新2回目で入手)
  • パスポート
  • ボールペン(現場にボールペンがない事が多いので、フィリピンでは何の手続きでも持参必須)

私の地区では費用は無料でした。
他にケースバイケースで、住居のオーナーの書いた、どこそこに住んでいるという証明書が必要になる場合もあれば、地元のフィリピン人と一緒に行けば何も提示しなくても大丈夫な事もあります。

私の場合は嫁と行ったので、i-Cardもパスポートも不要でした。

まずはバランガイホールへ

まず、住んでいる地域のバランガイホールへ行きます。

私が住んでいるのはCOGONというバランガイで、バランガイホールの外観はこんな感じです。

f:id:dinoue10987654321:20180529160729j:plain

このバランガイホールは、公民館的な役割もあり、中には体育館もあってバスケの試合で盛り上がっていました↓

f:id:dinoue10987654321:20180529160710j:plain

 

f:id:dinoue10987654321:20180529160724j:plain
↑このような、申請書の書式というのは一応あるのですが...

f:id:dinoue10987654321:20180529161342j:plain
↑おいてあるのはただのメモ用紙で、ここにこのように書き込みます(一部画面を修正しています)。

f:id:dinoue10987654321:20180529160735j:plain

中に入ると、このような田舎っぽいオバちゃんたちの巣窟です。
右側の、PCの前に座ったタンボック(太い)なオバちゃんに上の申請用紙を渡します。
うちの嫁が申請したのですが、このオバちゃん含め全員かなり偉そうに対応されました。

タンボックオバちゃんがPCに必要事項を打ち込むと、バランガイクリアランスの原型がプリントアウトされます。

もし役者が全員ホール内に揃っていれば、その場でサインされて完成なのですが、しばしば主要メンバーが外出中(あるいは家で昼寝中?)で、即発行されません。

この日もSitio Coodinatorという役職の人が不在で、その人の家までこの紙を持って行ってサインをもらうように言われました。
行ってみるとSitio Coodinatorのオバちゃんも、普通に家で家事をしているような雰囲気でした。

オバちゃんがなぜいつもバランガイホールに詰めていないのかは不明ですが、とにかくサインをもらいもう一度ホールへ戻ります。

指紋の採取作業

f:id:dinoue10987654321:20180529161801j:plain

日本では生まれてこのかた、指紋を採取された経験なんて数回しかないのですが、フィリピンでは何かというと指紋を取られます。

しかもIC式ではなく、インクに指を付けて紙に押す原始的な方式。
終了後手をふく除光液やティッシュも、手洗い所もなし。
手が汚れて嫌な人は自分で除光液を持って行きましょう。

後日受取になることも

さてこれで完成かと思いきや、今度はキャプテン不在でサインが出来ず、明日以降取りに来るようにと言われます。

バランガイホールは近くていつでも寄れるのでまぁ良いですが、急ぎの時などは困りますね。
フィリピンでは何か申請をする時は何事も日数が掛かるものと思い、余裕をもって申請しましょう。

嫁はバランガイホールのタンボック女性の偉そうな対応が気に入らなかったのか、後日書類の引取りにはついてきてくれず、DAIが一人で行きました。

するとどうでしょう、

オバ「あなた、なんでひとりなの? 友達はどこ?」

DAI「いや、あれは友達じゃなくて、私のアサワ(嫁)です」

オバ「あらぁ、アサワだったの(笑)。」

DAI「はい。今日は嫁は来てくれなくて、ひとりで来ました」

オバ「あら~、ひとりで来さされちゃったのね~。」

みたいなフレンドリーな会話が交わされ、
しかも前回はあんなに横柄だった職員たちが、私だけで行くと随分丁寧に対応してくれるではありませんか。

というわけで、無事にバランガイクリアランスを受取りました。

f:id:dinoue10987654321:20180529165534j:plain

帰り際におばちゃんが「さよなら!」と日本語で挨拶までしてくれ、前回の嫌な対応を忘れられました(笑)。

次回は無犯罪証明書(NBI Clearance)について

さて、配偶者ビザを申請するためにはバランガイクリアランスだけでなく、無犯罪証明書というものも必要になります。

この無犯罪証明書も、フィリピンでは何かあるごとに取得が必要な書類です。
その取得方法については次回解説したいと思います。
www.cebutabi.net

今回の面白画像

フィリピンのYシャツ(こちらではポロと呼びます)のブランドで、dansenという庶民向けのブランドがあります。
日本でいうとトップバリュみたいな感じ。

その売り場で見かけたキャッチフレーズですが、

f:id:dinoue10987654321:20180529170307j:plain

f:id:dinoue10987654321:20180529170310j:plain

どうですか、コレ?

多分「品質第一」と言いたいのでしょうね。

それなりのシェアがある会社なのに、キャッチフレーズのネイティブチェックくらいしないのでしょうか? でもそれがフィリピン!

ダンセン、ではなくダソセソになってしまっているのもご愛敬です。

また何か不思議なキャッチフレーズを見つけたらUPしますね。

ではまた!

【ネット環境】セブ島のインターネット ④引越しとPLDTとの戦い

みなさん、こんにちは。

うるさい選挙の時期が終わって、ホッとしているDAIです。

そうなんです、フィリピンではここ最近全国的に選挙期間でした。

選挙活動期間中は、日本では考えられないような事がいろいろとあります。
変てこなポスターも、その一つ。
記事の最後に、街で見かけたビックリするような選挙ポスターをご紹介しますね。

さて、先日から連載中のセブ島のインターネットシリーズ

www.cebutabi.net

www.cebutabi.net

ceburyoko.hatenablog.com

上記3記事に続き最終章の今回は、インターネット移転についてです。

最初に言っておきますが、今回の記事は、はっきり言って愚痴です!
顧客イジメとしか思えない、元国営企業PLDTの稚拙すぎる対応の数々について、愚痴らせて下さい...。

引越しのきっかけは家賃の値上げ 

前の記事でも少し触れましたが、引越す事になったきっかけは、家賃の値上げです。

住んでいたアパートは全くメンテナンスされず、あちこち壊れて家主に言ってもなおしてもらえないため、自分たちでなおせる不具合は費用と労力をかけてなおし、なおせないものは我慢していました。

にもかかわらず、家主から突然の値上げ告知。
リフォームするから値上げするというのなら分かるのですが、 ボロボロの状態で「周囲のアパートの相場に合わせて値上げする」というのは納得いきません。
特に嫁がこれに怒ったため、道を渡ったすぐのところにある新築のアパートへ移る事にしました。

f:id:dinoue10987654321:20180514170910j:plain
写真の右側のトタン塀に囲まれているのが旧アパート、そこから左の方へ10m行くと電柱とはしごが見えますが、そこが新築アパートです。
(真ん中に何かオバケのようなものが移っているのは気にしないで下さい...パノラマ撮影中に通行人が映り込みました)

家賃は以前のアパートの値上げ後の価格と同一、面積は狭くなるものの間取りは同じ2ベッドルーム、新築という事で「いい物件を見つけた!」と思ったものです。

ところが、引越してから色々と、思いもよらず痛い目に遭う事になるのですが...
その話はまた追い追いするとして、今回はPLDTの移転についてですね。

前もって手続きしたのに...

f:id:dinoue10987654321:20180515170004j:plain

PLDTの申込から開通まで10日間掛かったわけですから、移転にも当然日数が掛かるだろうと思っていました。

10mという至近距離の引越しですので、手で荷物を毎日少しずつ運んで行きました。
ところが、新築で第一号の住人になるというのは、良い事ばかりではなく...

建物はとっくに完成し、荷物もだいぶ運び入れたのですが、完成検査がのびのびになり、電気が来ません。
なんでも検査の役人が賄賂欲しさに色々と難癖を付けているらしく、また家主さんは清廉潔白で、賄賂を払わず指摘を受けた個所を改善し再検査を受けるという素晴らしい方なので、一向に検査が終わりません。

PLDTの手続きが遅いとはいえ、あまり早く依頼してまだ移り住んでいないのに回線を外されても困りますので、新しい家が住める状態になるのを待っていました。

古い家の退去期限の4日前になって、ようやく仮設の電気が来て新しい家にとりあえず住めるようになり、同時にPLDTの営業所へ行って移転手続きを依頼。

当初の話では、1週間程度で移転出来るだろうとの事、古い家のONU(光回線終端装置)の撤去工事は不要で、電話とモデムだけ外して持って行って下さい、と言われました。

う~ん、4日後に出ないといけないので、新しい家に移って数日はインターネットが使えないかも知れないな、と算段します。

ところが...

一向に来ないPLDTからの連絡

f:id:dinoue10987654321:20180515170252j:plain

予想通り退去の日までには何の連絡もなく、新しい家に移り住んで久々にインターネットのない生活になりました。

とりあえず数日だけの間に合わせにと思い、SmartのGigaSurf799というプロモを申込み、テザリングでしのぎます。
ところがこのGigaSurf799、申込んでから気付いたのですが、GigaSurf299と比べて損なプランになっています!
Giga299は2GB使えるのに対し、Giga799は4.5GB。
Giga299を2回使うと598ペソで4GB、そこから0.5GBだけUpのGiga799との値段差は201ペソ、と割高になっているではありませんか!

引越し前に既に4日待っているので、引越してからは数日で開通するだろうと思っていたPLDTからの連絡は一切なく、この意味不明なプロモもあっという間に使い切ってしまいます。

あとどの位インターネットが使えないのか、見当も付かなくなってきたため、Smartの1ヵ月無制限で使用出来る(ただし1日あたり800MBまで)Surfmax999というプランに切替えました。
最初からこれにしておくべきでした...799ペソ捨ててしまったわけです。

さらに新しい家では、電波が弱いのかLTEから3Gにすぐに切替わってしまい、まともにスピードが出ません。

ストレスフルな状況で移転申込から1週間が過ぎたため、PLDTの営業所へ行ってみました。

ビックリ仰天な対応連発のPLDT

f:id:dinoue10987654321:20180515170015j:plain

対応した男性担当者からの一言、

"Technically, it's 8 businessday yet".

1週間以内と言われた最初の説明と異なり、移転には7~10”営業日”かかるらしく、今日はまだ8営業日目、だと言うのです。

別にそうだからと言って10営業日一杯まで待たなければいけない、という事ではないでしょ、とにかく早くして欲しい!
と伝えましたが、男性担当者は何もしようとせず、ただ、待つようにと言われます。

仕方なくもう数日待ちましたが、やはり何の音沙汰もないまま10”営業日”を過ぎました。
再度営業所へ行くと、前回と違う女性の担当者が出ます。
約束の10営業日を過ぎた、どうなっているのかと聞くと、

「フォローアップします、お待ち下さい」

とだけ言われます。
”フォローアップ”って何なんでしょう!?
フィリピンのあちこちで手続きの時に使われるこの言葉、
調べてみると単に

”何かを確かめたりチェック、再確認したりするビジネス英語”

だそうです。
お客さんを待たせるために使える、便利な言葉ですね。

ちなみに嫁が気付いたのですが、前回の男性担当者は中に隠れていて、顔だけ出してこちらの様子を窺っていたそうです。

なぜ守れないような事を言ったのか...そして隠れて出てこないとは、コソクですね。

言われた通りまた帰って、しばらくすると嫁にPLDTから電話がありました。

PLDT担当者からの信じられない連絡 

f:id:dinoue10987654321:20180515165957j:plain

『ファイバー(光)で出さないといけない移転のオーダーが、手違いでDSLで出されているため、工事が出来ない』

と言うのです...

一体誰の間違いなのでしょうか?
遅れている言い訳を適当に作っているとしか考えられません。
大体、そのような内部事情お客さんサイドに関係がないですよね。

そして一度目に対応した男性担当者が、きちんとオーダーを確認していれば良かったのに、何もしなかったんです。
にも関わらず「もう一度オーダーをしなおすので待ってくれ」というばかりで何も前に進みません。

翌日またPLDTの営業所へ行きます。
来るたびに担当者が変わるのは嫌なので、前回の担当者を呼んだのですが、今いないと言われ、また前回と違う担当者が対応します。

ここまでずっと嫁が対応していたのですが、またフォローアップと言って帰らされそうになったので、私が口を挟みました。

"Give us the spacific date!"(はっきりした日にちを言ってくれ)

はっきりした日にちは言えない、分かり次第連絡する、の一点張りだったのですが、何度か詰めると

"Just give us within this week"(今週いっぱいお待ち下さい)

との言葉が。

「あ、言ったね、あなた今週一杯って言ったね。本当だね、じゃぁ今週いっぱいだけ待つからね、あなた、約束したよ!」

と不敵な笑みを浮かべながら言って、帰りました。

あ、嫌な客になってますよね、私...。

でもこのくらい詰めないと何も動かないんですよ、日本で昔カスタマーサービスやってましたから、分かるんです、ハイ。

PLDTが突然の訪問、そして不在...

f:id:dinoue10987654321:20180515170612p:plain

今までが今までだったので、今週いっぱいって言ってても多分連絡は翌週になるだろう、と思っていました。

その翌日は一日外出しており、夕方帰ってみるとケアテイカー(アパートの用務員さん)が、

「あんたらが留守中にPLDT来たよ。」と。

え~~~!?
またアポなし訪問です。

きっと昨日の女性担当者が、

「えらいこっちゃ~、今週中言うてしもたで、これはちゃんと手配せんとまたあの客怒鳴り込んで来るわ!」

とビビッて、やっとこさきちんと手配したのでしょう。
確かにすぐ来てくれたのは良いのですが、こちらの都合無視です...

こちらからPLDTへ電話すると、

「業者がこちらの連絡先番号を書き間違えており、電話がつながらなかった」

と言うではありませんか。

とにかく今からでも来てくれ!と頼んだのですが、「もう他の現場に行っているから無理」と言われ、また別の日にされそうでしたが、どうにか翌日訪問の約束は取り付けられました。
朝一に来てほしいと言いましたが、時間の約束は出来ないと言います。

待望の施工業者訪問、ここで最大の危機が...

最初に移転を申込んでから待つこと17日目、お昼前にやっとPLDTの担当者が2人で来ました。
f:id:dinoue10987654321:20180515154617j:plain
このように、線の束に直接はしごをかけ、ノーヘルで登ります。
危険極まりないですね。

しばらくすると、くしゃくしゃになって垂れ下がっているファイバーケーブルをほどき始めます。
あろうことか、新たに配線するのが面倒なので古いケーブルを使おうとしているのです!

さらに、信じられない事が告げられます。

今回は10mほどの移動なので、単に以前使っていた線の根元から別の線を引いて持ってくればいい、それだけの事でした。

ところが、
『以前の家に残してきた回線に、新しく引越してきた住人がPLDTを申込んで既に提供されている、だからもうその回線は使えない!』
と言うのです...。

  • 私たちのために引いていた契約中の回線に勝手に他のユーザーを契約している
  • 私たちの移転申込より後に申込した新規(移転?)ユーザーの工事を優先している

と、ありえないオーガナイズではないでしょうか?

施工業者は電話で何やらやり取りしたのち、

「もうこのストリートに空きの回線がないから今日は付けられない」

と言われます。

ではいつ来てくれるのかと聞くと、

「俺たちはもうここへ来ない、PLDTへ連絡したらまた別の担当者が別の日に来るから」

と、もうこのややこしい現場にはかかわりたくない、と言わんばかりに帰ってしまいました。

たった10mの引越しで、4日前に前もって移転の申込をし、ケーブルやONUはPLDTの指示通り前の家に残し、言われた通りに待っていたら、他の人にインターネットを取られていてもう付けられない...

こんなバカな話があるんですね。

あきらめない嫁が奇跡を起こす

f:id:dinoue10987654321:20180515170653j:plain

これだけ雲行きが怪しいと、「もうダメなのかな?」と若干あきらめモードになったDAIですが、嫁はあきらめません(上の写真は単なるイメージです、ウチの嫁ではありません)

すぐPLDTの営業所へ戻り、マネージャーと話をして、今度は500m離れた電柱から光ケーブルを引いてくる、という作戦が出されました。

これがスピーディーに出来たのはマネージャー権限だったからだと思われます。
ここで嫁がマネージャーを呼ばなければまた窓口の担当者にフォローアップと言われるか、下手すれば解約されて終わっていたことでしょう。

夕方になって、今度は担当者が4人で来ました。

500m離れた電柱から、上の写真左手のアパートの入り口付近まで線を引いてきたのです。
奇跡が起きました!

最後の難関

ところが、家の中への導入について、また考えられないような提案をしてきます。

f:id:dinoue10987654321:20180515154609j:plain
写真左手の入り口付近の電柱から、右の水のタンクを介し、この写真を撮影した私が立っている所にある部屋のドアまでケーブルを引いて来るというのです。

左の電柱から水のタンクまで10mあります、この間を細い光ケーブル1本だけ、何の支柱もなく結べばどうでしょう?
素人目に見ても、台風でも来れば一発で切れるに違いありません!

なぜ建物の壁に沿って配線しないかというと、彼らは壁に登って何か所もケーブルを留めるのが面倒臭いからです。
彼らは工事が早く簡単に終わる事だけを考え、工事が終わった後の事は何も考えません。

これには私も嫁も猛反対し、何とかアパートの裏の壁に沿って通すことでやってもらいました。

f:id:dinoue10987654321:20180529112451j:plain
↑室内の作業風景

f:id:dinoue10987654321:20180529112445j:plain
↑やっぱり今回もケーブルの切れ端は家の中に散らかしっぱなしで帰りました。

17日目の奇跡の開通

f:id:dinoue10987654321:20180515171154j:plain

  • 期日を過ぎても連絡がない
  • 光とADSLのオーダー間違い(真偽のほどは不明)
  • 電話番号が間違えて施工業者に伝えられている
  • 後から申込んだ他の契約者に回線を渡される
  • 対応が面倒になった施工業者が仕事を放棄し帰ってしまう
  • 500mも離れたところから光ケーブルを持ってこないといけない
  • すぐに切れてしまうようなルートで配線しようとする

といった様々な危機を乗り越え、移転申込から17日目にしてようやくPLDTの移転が完了しました。

上記のどのステップであきらめていても、移転完了していなかった事でしょう。
あきらめずにPLDTとやりとりを続けた嫁の働きに感謝です!

サービス最悪のPLDTだが回線速度には満足

f:id:dinoue10987654321:20180515160648p:plain

光ファイバー回線の素晴らしいところは、回線長が長くなっても減衰しない事。
私も末端の回線長が500m以上になるはずですが、このスピードが安定して出ます(上記はWifi経由で測定)。
インターネットスピードの世界ランキングが下から数えた方が早いフィリピンで、自宅でこの速度がいつも出るというのは、決して当たり前ではなく、大変ありがたい事です。
(ただし2899ペソのプランは最初の半年間だけベストエフォート100Mbps,それ以後は50Mbps)

今後、もう移転はこりごり、二度としたくありません。

余談:フィリピンの選挙

さて、私のPLDTに対する愚痴に延々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

ここで冒頭の選挙の話題に戻りますね。
最近やっていた選挙の種類はバランガイ選挙と言います。

バランガイというのはフィリピンの行政区の一番小さな単位で、日本で言うところの市町村の区役所のようなところでしょうか。
そのような小さい単位ですが、議会があるようです。

この選挙、ウルサいのですが、ウルサさの種類が日本と違います。

政策演説はほとんどなく、選挙事務所(らしきところ)では大音量でレゲェ系の音楽を流しているだけ。
あと、選挙事務所では食べ物を振る舞ったりもしており、分かり易いバラマキですね。
街宣車も日本のような「〇〇をよろしくお願いいたします。」というアナウンスはなく、ただ大音量で音楽を流すのみ。

あちこちに設けられた応援演説会場も、昼間は大音量で音楽を流して人を集め、夕方から候補者がカラオケを歌ったり、歌手を呼んで歌で候補者を応援する、という感じです。

多分フィリピンでは、政策などどうでもよく、よりウルサイ音楽を流した人が当選するんでしょう。

投票日と前日は禁酒

f:id:dinoue10987654321:20180515165223j:plain

さらに選挙前日の日曜日の夜、大勢の人で賑わう屋台村でビールを注文しようとしたら、この張り紙が。
何でも投票日とその前日は酒類の販売全面禁止だという事。
フィリピンでは選挙活動が活発化して暴動になる恐れがあるので、予防策としての措置だそうなのですが、むしろ禁酒にするとその事で暴動にならないのかなと思いませんか。
これも日本ではありえないですが、文化の違いなのですね。

面白画像

さてそんな候補者のポスターですが、f:id:dinoue10987654321:20180515164231j:plain
これはどう見ても指名手配犯の写真ではないでしょうか...?

f:id:dinoue10987654321:20180515164244j:plain
人相悪すぎです。

そして極めつけはコレf:id:dinoue10987654321:20180515164238j:plain
正義の味方って事で、分かり易くて良い...でしょうか。

でも左から3人目はヤバイですね
f:id:dinoue10987654321:20180515164225j:plain
日本ならこれは、悪乗りし過ぎで落選間違いなしでしょう。
結果はどうだったのかは分かりませんが、フィリピンに来た事がない人に、フィリピンとはどういう国かを分かり易く説明するのに良いポスターだなと思いました。

昨日やっと投票日が終わって、ウルサイのが一段落して良かったです。

ではまた!

【ネット環境】セブ島のインターネット ③PLDT Fiber(光回線)導入編

皆さんこんにちは、引っ越し後2週間経ってもインターネットの移転が一向に完了せず、イライラ気味のDAIです。

その件についても追々記事にしたいと思っています。

さて、そんなダメダメ元国営企業PLDTのファイバー(光)を選択した事情は、前の記事
www.cebutabi.net

をご覧下さい。

今回はいよいよPLDT光の申込~提供開始までの実体験をリポートします。

PLDT Fiberの申込手続き

f:id:dinoue10987654321:20180508155751j:plain

さて、PLDTの営業所はセブシティのJonesにあるところが便利です。

しかし私、DAIは住まいの近くのタリサイ営業所で手続きをしました。

前の記事でも触れましたが、営業所玄関では見るも無残に壊れた公衆電話がお迎えしてくれます。

f:id:dinoue10987654321:20180514162710j:plain

中に入るとまず番号札を取り、順番が来るとこのようなカウンターへ呼ばれます。

f:id:dinoue10987654321:20180511091538j:plain

プランなどの相談をし、どれにするか決め、申込用紙を書きます。
私は2,899ペソ(約6,000円)/月で50Mbps、使用容量無制限というプランを申込みました。

Globeからの乗換割というキャンペーンがあり、最初の半年間月額料金半額、スピードは倍の100Mbps、Iflix(映画)見放題という特典が付いてきます。
Globeは嫁の名前だったので、そこからの乗換割適用のためPLDTも嫁の名前で申込みました。
この割引適用のためには、Globeの最新月の支払い明細の提示が必要です。

申込フォーム記入は結構面倒臭そうでしたが、嫁に全部任せたので記入方法の説明は出来ません、スミマセン...

じつは、申込をした日が暮れも押し迫った12月28日でした。
どの位でつけてくれるのかと聞くと、「1~2日でつく」と言います!
もちろん信じませんでしたが。
さて、どうなるのでしょうか?

予想通り大幅に遅延しての連絡

そんな年末押し迫った申込の対応を1~2日でされるわけがなく、年が明けた翌週、PLDTから嫁の携帯へテキスト(SMS)が入りました。

でもそのテキストは明確な訪問日のアポイントではなく「この連絡先であっていますか?」というような内容だけです。
ただしこれに返信しないとずっと来ませんので、必ず返信するようにしましょう。

そして申込みから9日間経過した1月6日夕方、外出中に突然「今から訪問する」との連絡が。
慌てて家に戻り、施工業者の人が来ました。

ところが、現場を見てかなり遠い場所から線を引き込まなければいけない事が分かり、面倒になったのか
「今日はもう作業出来ない、明日にする!」
と言い出します。

もう9日も待っていたので、何とか作業を終わらせて欲しい、と頼んだのですが、既に時間が遅いからとにかく明日、と言って譲りません。
翌日は日曜日で外出の予定があったため、月曜日に来てもらう事になり、担当者は帰りました。

ノーアポでの再訪問

翌日の日曜日、予定通り外出をしていたら別の担当者から「今近くまで来ている!」と連絡が。
月曜日の約束だったのに、そんな事は全く伝わっていません...

用事の途中だったのですが、とにかく急いで戻ります。

ちなみにセブのPLDTの施工業者は"FiberHome"という会社のようで、このような車でやって来ます。

f:id:dinoue10987654321:20180511093133j:plain

さて家のすぐそばの電柱にはPLDTの空きの光回線はないらしく、約50m離れたBOXから線を引く事になりました。
フィリピンの電線を見るとみなビックリしますが、

f:id:dinoue10987654321:20180511093445j:plain
こんな状態。
よくどれがどの線か分かるものです、逆に感心しますね。

f:id:dinoue10987654321:20180511093714j:plain
そしてこのように、窓から光ファイバーケーブルを引込みます。

f:id:dinoue10987654321:20180511093608j:plain

↓末端はこのようにONU(光回線終端装置)というものが付きます。f:id:dinoue10987654321:20180511093627j:plain
ちなみに左のPLDT光のボックスの右上に付いているのは、GlobeDSLの配線。

f:id:dinoue10987654321:20180511093629j:plain
ONUの内側はこんな感じ。

f:id:dinoue10987654321:20180511093839j:plain
ONUとルーターをつなぐケーブルは、コネクターで取り外し可能。

f:id:dinoue10987654321:20180511093646j:plain
ちなみに作業に来るのはこんな感じの小汚い(失礼)2人組です、見かけが怪しいからといって追い返さないよう注意して下さい。

f:id:dinoue10987654321:20180511093856j:plain
ONUとルーターをつなぎ、写真には写っていませんがルーターから電話をつなげば、ようやく完成!
一両日で開通と言われていましたが、結局10日掛かりました。

f:id:dinoue10987654321:20180514164415j:plain
f:id:dinoue10987654321:20180514164424j:plain

でもやっぱりフィリピン。
お客さん宅のごみ箱にケーブルを捨てて帰るだけでなく、庭にはケーブルの切れ端や留め具がバラ撒かれています。
インターネットに限らず、フィリピンは何の業者でも家に来ると散らかして帰ります、お客さんが掃除をするのが当たり前なのでしょうか。

PLDTのルーターについて

PLDTルーターのアンテナは2.4GHz用2本と5GHz用2本の計4本。

Globe純正のルーターでは家中にWifiの電波が届かなかったのですが、PLDTのルーターは結構強力で家のほぼ隅々まで電波が届き、どこでもスピードがあまり変わりません。

ただし、4つあるLANの差し込みのうちなぜか一つしか使用出来ず、また5GHzの電波もなぜか接続出来ません。
5GHzが使用出来ない理由は謎で、もしかすると現在未対応で将来へのオプションなのかも知れません。

まぁ2.4GHzの方が遠くまで飛びますし、速度も平均50Mbps位出ますので、特に気にせず使用しています。 

意外と重宝するPLDTの固定電話

f:id:dinoue10987654321:20180514180102j:plain

さて、PLDTのインターネットを申込むとセットで付いてくる固定電話。
携帯があるのに今どき固定電話なんて...と思いますが、これが意外と便利なのです。

まず、グループ企業のSmart/Sun/TNTの電話番号を5つまで登録でき、無料で発信出来ます。
外出している家族が上記SIMの携帯を持っていて登録しておけば、家から無料で電話出来ます。

そしてセブの同じ市外局番(032)の固定電話であれば、相手がPLDTであろうとGLOBEであろうと無料通話が可能。

お気づきのように、これはお店や会社などの固定電話に問合わせをする時にすごく便利になります。
携帯からかけるとロードを使ってしまう上に、待たされる事が多いですが、自宅の固定電話からかけると待たされても料金を気にせずにすみますから。

ちなみにGLOBEの固定電話の場合は、GLOBE同士の通話は無料なのですが、GLOBEからPLDTの番号へ掛けると同じ市内でも有料になってしまいます。

PLDT Fiber総評

月額料金は2,899ペソ(約6,000円)と、日本で光回線を引くのと同額程度掛かりますが、それに見合った快適性・安定性があります。

GlobeのADSLと比較すると、速度が速いのはもちろん、安定しており、特にLANケーブルで優先接続すると日本とのSkype通話もほとんどタイムラグや途切れる事なく話せます。

iflixなどの高画質動画ストリーミングもサクサクとスムーズ!

数か月使用しましたが、今のところ停電以外でインターネットが止まる事はありませんし、GlobeDSLの時のようにパン屋の火事で線が焼けてしまって1週間使えない、 というような事もありません。

ノマドワーカーの方など、仕事でインターネット常時接続の必要がある人は少し高くてもPLDTの光を導入する価値が十分あるのではないでしょうか。

ただ、最初の申込~開通までが多少待たなければいけませんし、ノーアポでの訪問もいただけません(とはいえ、PLDTに限らずフィリピンは何でもノーアポ訪問が当たり前ですけど)。

あと、3年契約ですので中途解約すると違約金が結構な額発生する事もお忘れなく。

PLDTに潜む落とし穴:移転

さてPLDTの光に切替えてから、快適サクサクインターネットを楽しんでいたDAIでしたが、家を移転することになりました。

実は今の家は嫁が探してきた、2ベッドルーム2階建てで6,500ペソ(約15,000円)/月という破格の物件なのですが、ある日、家主から突然の1,000ペソ値上げが告知されます。

その理由が「隣近所のアパートはみな、同じ間取りでもっと高いから、ウチも上げる事にした!」というもの。
しかし、そのアパートは全くメンテナンスされず、あちこち壊れて家主に言ってもなおしてもらえないため、自分たちで費用と労力をかけてなおしなおし住んでいる状態。
「にもかかわらず、値上げとは!もう我慢できん!」と嫁が怒ったので、別の家を探す事にしました。

幸い、道を渡ったすぐのところに新築のアパートが完成間近ではありませんか!
しかも同じ間取りで家賃は7,500ペソと値上がりした旧アパートと同額、という事で、不満だらけの旧アパートから新築のアパートへ引っ越す事に。

f:id:dinoue10987654321:20180514170910j:plain

写真の右側のアパートから、左手の電柱の横の建物へ引っ越し

ところがこの引っ越し、わずか10mの移動なのですが、思わぬ落とし穴が潜んでいたのです。

そこからPLDTとの長い戦いの幕が開けました。

それについては、また次回の記事で。 

ceburyoko.hatenablog.com

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【ネット環境】セブ島のインターネット事情②GlobeやPLDT等の固定回線編

みなさん、こんにちは。
うだるようなセブの夏の暑さに参って家にこもり気味の、DAIです。

この時期は本当に昼間外出したくないですね、何せカンカン照りの外は気温40℃超! ですから、ちょっと買い物に行って帰ってくると、熱中症気味になり、体力の消耗が酷いです。

出かけるにしても出来るだけ冷房の効いたショッピングモールの中が良い、ということでモールをウロウロしていると、またまたフィリピンらしい変てこなものを見つけました。
記事の最後にその笑える写真をご紹介しますね。

では今回のお題であるフィリピン・セブ島のインターネットについてです。

フィリピンで使えるインターネットの種類

どこの国でもそうですが、フィリピンでインターネットを使うには大きく分けて次の方法があります。

  • Wifiスポット
  • モバイルデータ通信(4GLTEなど)
  • 固定回線(光やADSL、CATVなど)

セブ島のWifiスポットと、モバイルデータ通信については前回の記事 

www.cebutabi.net

で詳細をご紹介しました。
旅行者の方であれば、その二つが使えれば十分でしょう。

しかしモバイルデータ通信の場合は容量の制限がありますし、Wifiスポットを使うためにわざわざ毎回カフェへコーヒーを飲みに行くというのも面倒なこと。
セブに長期滞在される方にとっては、やはり自宅に固定インターネット回線を引くのが一番です。

フィリピンで固定回線のインターネットを引く事のメリット・デメリット

f:id:dinoue10987654321:20180508161436j:plain

固定でインターネットを引くメリットは、

  • 使用容量の制限がない、または制限があっても使える容量が大きい
  • 通信速度がモバイルと比べ安定している
  • モバイルだと家の中の電波が悪いと使えないが、固定回線だとその心配はない
  • 光回線の場合は特に早いスピードが出る

といったところでしょう。

デメリットとしては、

  • 2年・3年契約といった縛りがある(中途解約は違約金発生)
  • モバイルと比べて初期費用が高くつく
  • 契約にIDや収入証明などが必要で面倒
  • 引っ越しの際の手続きも面倒

このような要素をモバイルと比較検討して決める必要があります。

セブの固定回線インターネットの種類

セブにおいては、主に次の3つの固定回線インターネットの会社があります。

Globe

私も最初はGlobeを導入しました。
いくつかプランがあり、速度と一ヵ月に使えるデータ容量によって値段が決まります。

私が以前使用していたのは、月々1,299ペソ(約2,800円)で速度は10Mbps、容量は100GB/月まで使えるADSLプランでしたが、現在速度10Mbpsのプランは月々1,599ペソ(約3,400円)で容量500GB/月まで使えるプランに改変されています。

最近は50や100Mbpsという、光ファイバーの早いプランも出てきました。
ただ、回線速度が上がるほど月額料金がバカ高くなり(500Mbpsだと6999ペソ、15,000円程度)ますし、使える地域もまだ限られています。
100Mbpsで、容量制限なしのプランですと、2899ペソ/月(6000円程度)ですが、以前Globeのショップで聞いたところでは、セブシティだとそのような高速回線の対応地域はJYスクエア周辺のみです(順次拡大すると思われます)。

GlobeのADSLはイマイチ

Globeは申し込みから開通までが比較的早く、私のケースではADSLの場合2~3日でモデムを持ってきました。

ところが、このGlobeDSLはたびたび止まり、回線速度が安定して出ず、ストレスの溜まるものでした。
特にスカイプなどのビデオ通話で声が途切れたり遅れたりといった症状が酷く、困ります。
Ooklaのスピードテストをしてみると、メーターの針が上がったり下がったり激しく、パケ詰まりの症状が顕著です。

設備の故障で1週間インターネットが止まった事もありました。

そのようなわけで、私DAIはGlobeに満足出来ず、またGlobeの光回線も現在住んでいる所は未対応だったため、後述するPLDTの光に切り替えることにしたのです。

ケーブルテレビ(My Sky等)

セブにはいくつかのCATV(ケーブルテレビ)もあり、インターネットと有料放送のパックを販売しています。

代表的なものでMy Skyという会社がありますが、ホームページで見てみても一番早いプランで16Mbpsと、イマイチぱっとしません。

テレビを良く見る人で、ネットのスピードはそこそこで十分、という人は選択肢に入るかも知れません。

PLDT Fiber

さて、Globeに不満があったDAIは、PLDTの光(Fiber)に切り替える事にしました。

PLDTというのはフィリピンの元国営企業、日本で言うとNTTのような会社です。

PLDTもADSLのプランがあるのですが、5Mbpsで1699ペソ(約3600円)/月と、コスパ悪すぎ。

PLDTは元国営企業らしく、申込んでもなかなか来ないという悪評のある会社ですので、ADSLであればGlobeの方が良いでしょう。

私の自宅は残念ながらGlobeの光回線は未対応、ということで月々2,899ペソのプランを申込みました。
速度は最初の半年だけ100Mbps,そのあとは半分の50Mbpsに下がります。
Globeからの乗換え割という事で、最初の半年料金半額、というキャンペーンも適用されました。
このキャンペーン適用には、Globeの最新月の支払い明細の提示が必要です。
さらにキャンペーンで半年間iflix(映画見放題)無料、というのも付いています。
ところがこの無料のiflixで見れる作品はメジャーな映画は含まれておらず、マイナーな映画ばかりです。
所詮おまけですので、期待しないでください。

このPLDTの導入リポートについては、次回の記事で詳しく書きます。

番外編:エアータイプ(Globe AT HOME)

最近日本でもこのタイプが流行っているようですが、フィリピンでもエアータイプのインターネットが出てきました。

そのひとつがこの、Globe AT HOMEです。
このタイプの利点としては、買って来て家に置くだけですぐ使える事。
詳細は、ダバオのブロガー、コノタカさんの記事によくまとめられています。 

konotaka.hatenablog.com

ただし、当然家がLTEの電波圏外の地域ですと使用出来ません。

エアータイプのインターネットは必ず帯域制限がある

また、私はあまりこのタイプが好きではありません。
なぜかと言いますと、インターネットの仕組みの話になりますが...

私は以前、国内大手キャリアのコールセンターに勤めていたことがあります。
そこでお客さんから殺到した苦情の一つが、帯域制限です。

ADSL・光・CATVなどは、アクセスポイントからそれぞれの家に専用回線を引きますので、幾らたくさんインターネットを使っても、インターネットが遅くなる事はありません。

ところが、無線タイプのインターネットは全て、基地局(アンテナ)から出た電波を、その基地局がカバーしているエリアにいるユーザー全員で、分け合って使います。
この電波の周波数の幅(帯域)は、免許で定められていて、限りがあります。
それで無線タイプのどのインターネットも、使える容量が決まっているのです(1日800メガ等)。

無制限と謳われているプランでも、同じ基地局のエリアにいるユーザーが沢山同時にインターネットを使うと、帯域が極端に混雑して使えなくなるのを防ぐため、使用量の多いユーザーの速度を落とします。
これを帯域制限(フェア・ユーセージ・ポリシーとも)と言い、世界のどこでもこの仕組みがあります。
もし帯域制限がないと電波が混み合ってしまい使い物にならないので、これは仕方のない事なのですが、このような電波の仕組みを知らないと、「なんで突然遅くなるの!?」と、イライラしますよね。

もちろん、エアータイプのインターネットはモバイルデータ通信同様、電波状況の影響も受けます。
ラジオを聞いていて、雨の日は雑音が多かったりしますよね? それと同じです。

というわけで、エアータイプのインターネットは通信が不安定で、やはり固定回線のインターネットの方が優れているのです。

セブ島のインターネット固定回線選択まとめ

f:id:dinoue10987654321:20180508161844j:plain

まとめとして、セブ島に住んでいる人は、どのインターネット固定回線を選べばよいのでしょうか?

私の独断ですが、

  1. Globeの光が通っている地域なら、それが一番
  2. Globeの光が未対応地域は、PLDTの光
  3. どちらの光も未対応なら、GlobeのDSL
  4. 有料TV放送も見たいなら、My Sky
  5. とりあえず手っ取り早く使いたいなら、Globe AT HOME

という順になると思います。

各社色々なプランを出していますので、費用・速度・契約期間(縛り)・容量制限の有無を比較検討して決めて下さい。

ということで、上記2番の選択をしたわたくしDAIですが、さっそくPLDTへ申込に行きました。

行ってびっくりのPLDT

f:id:dinoue10987654321:20180508155751j:plain

セブ市内のPLDTの営業所はJonesという大きな通り沿いにあります。

しかし、私はセブシティの西のはずれに住んでいるため、タリサイの営業所の方が近く、そこへ行きました。

営業所へ到着すると、とんでもないものがお出迎え。

f:id:dinoue10987654321:20180508155743j:plain

営業所の玄関には公衆電話があるのですが...

ご覧の通り、3台あるうち使えるのは1台もありません。

NTTの営業所の正面玄関にある公衆電話が全て故障していたら、どうですか?
自社の看板である公衆電話を破壊されたまま放置するという、PLDTのこの企業姿勢に、前途多難が予想されました...。

次回のブログでは、この元国営不良企業であるPLDTへの光回線申込~導入までの体験記を記載します。 

ceburyoko.hatenablog.com

 今回の面白画像

さて冒頭でご紹介したように、灼熱の日々が続くセブ、涼もうと入ったショッピングモールでまたまた変てこなものを見つけてしまいました。

韓国系のグッズショップ、ミニソーに置いてあったクレンジングクリームですが、

f:id:dinoue10987654321:20180508160632j:plain

これは...!ラインキャラクターのサリー!?でも髪型が何か変!

そして、

f:id:dinoue10987654321:20180508160617j:plain

サイフのようですが、キティちゃんにサリー、そしてキティちゃんのリボンを持ったムーンらしきキャラが共演!

いうまでもなく、ライセンスマークはどこにもないです。
はい、著作権無視で何でも面白ければ売れる愉快な国フィリピン・セブへ、皆さんも遊びに来てください。 

【フィリピンのネット環境】セブ島のインターネット事情①モバイル編

みなさん、しばらくぶりです。

私DAIは先週、家の引っ越しがあり、バタバタしていましてブログ更新出来ませんでした...。
引っ越しと言ってもすぐ近く、荷物は全部手で運べる距離だったのですが、フィリピンなのでいろいろ計画通りに事が運ばず、手間取りましたね。
ようやく今週から落ち着いてPCに向かえるようになり、ブログ再開いたします。

さて今回のお題は、フィリピンに来る人であれば誰もが利用する、インターネットの使用法についてです。
ガジェットマニアの人向けの内容ではなく、携帯について良く分からないような初心者の方向けに、分かりやすく書いていきますね。

あ、セブ島のネット環境に興味が無い方でも、記事を最後まで読んでいただけると、フィリピンらしいちょっと面白い写真がご覧いただけますので...最後までお読みいただければ嬉しいです。

フィリピンで使えるインターネットの種類

f:id:dinoue10987654321:20180502175948p:plain

どこの国でもそうですが、インターネットを使うには大きく分けて次の方法があります。

  • Wifiスポット
  • モバイルデータ通信(4GLTEなど)
  • 固定回線(光やADSL、CATVなど)

上記の方法それぞれについて、フィリピン・セブ島における現状、料金、利用方法を解説していきます。

セブ島のWifiスポット

Wifiスポットというのは、自分のスマホやタブレット、ノートPCを持って行ってWifiに接続できる場所の事で、無料のものと有料のものがあります。

日本では、以前は大手キャリア(ドコモ・AU・ソフトバンク等)のモバイルデータプランでスマホを使っている人が多かったため、Wifiスポットに行ってもWifiに接続しない人が多く、Wifiスポットというのはマイナーな存在、どちらかというと訪日外国人向けでした。
まぁ、最近は日本でも格安SIMを使い、データ通信量を節約する人が増えて来たので、少しずつWifiスポットも重宝されるようになってきたかも知れませんが。

ところがフィリピンでは、SIMフリー(こちらではオープンラインと呼ばれる)の携帯にプリペイドSIMを入れて使用するのが一般的(後で詳述します)なので、みなデータ通信量を節約したく、Wifiスポットに人が群がります。

セブシティにはWifiスポットも数多く、少しきれいめなカフェやレストラン、ホテルのロビーなどで大抵FreeWifi(無料)が使えます。

ちなみに、街中でinternet cafeと書いてあってふらふらっとこういう店に入っていかないように気を付けて下さい(笑)↓f:id:dinoue10987654321:20180503005912j:plain
画像情報:Wikimedia Commonsより

フィリピン人向けのインターネットカフェは、備え付けのコンピュータを1時間10ペソ(約22円)とかで使えるのですが、こんなところにWifiはありません。

まぁちょっと覗いてみるのは面白いですが。
皆フェイスブックや、YouTubeの視聴、ネットゲームなどをしています。
ただし、コンピューターウイルスの温床ですので、USBなど絶対に挿してはいけません。

Wifiスポットでの接続方法

接続方法は簡単、大抵お店の人に「ワイファイパスワード」と言えば、SSIDとパスワードを書いた紙をくれるか、スマホを渡せば設定してくれます。
スマホやパソコンのWifi設定を開き、お店のSSIDを選び、パスワードが掛かっている場合はそれを入力すれば接続完了。
しかしフィリピンは、インターネットの速度が遅かったりルーターの調子が悪いため、接続に時間がかかったり、何度かやり直しをしないといけないこともあります。
なかなか接続できない場合、お店の人にルーターをリセット(電源OFFON)してもらうよう頼んでみましょう。

Bo's coffeeなど、1オーダーで1時間まで利用できるチケットをもらってログインするようになっているお店もあります。

Wifiスポットのインターネット速度は?

f:id:dinoue10987654321:20180502173936p:plain

もともとの回線速度が遅く、また沢山のお客さんが入っていると、せっかくWifiスポットに来たのに回線速度が遅くて使い物にならない、という場合も多々あります。

旅行者の場合は、インターネットを使う必要がある場合、出来るだけホテルのロビーへ行くようにすると良いでしょう。
こちらに長期滞在される方の場合は、行動範囲の中でいくつかカフェやレストランに入ってみて、普段からまずまずの速度で通信できるお店を見つけておくと便利です。

とにかく、ホテルや街中のカフェでは、日本のような高速なインターネットが利用出来るとは期待しないでください。
5Mbps程度出ればまずまず、というレベル、遅い時は1Mbps出ないこともザラです。

セブ島のモバイルデータ通信(4GLTEなど)

f:id:dinoue10987654321:20180502175448p:plain

モバイルデータ通信というのは、スマホやモバイルWifiルーターにセットしたSIMカードの電波を使って通信する方法の事。

さてフィリピンには、GlobeとSmartという2つの大手キャリアがあります。

ちなみにGlobeはTM(Touch Mobile), SmartはTNT(Talk 'N Text)とSUNというグループ会社があり、格安で利用出来るのですが、それらは電波が悪く不評ですのでここではオススメしません。

これらの現地キャリアを使うためには、SIMフリーの端末(スマホやルーター)が必要です。
日本の大手キャリアで購入したスマホやルーターは、SIMロックが掛かっている事があり、他の会社のSIMを入れても使えません。
その場合、SIMロック解除が出来るケースもありますので、販売店に問合わせましょう。

Globe・Smartともに、ポストペイド(月ぎめ)・プリペイド(前払い)のプランがあります。
日本ではプリペイドを使う人は少ないですが、フィリピンでは圧倒的にプリペイドユーザーが多いです。
ポストペイドは契約時に身分証が要り、支払いも自動引落が出来ず毎月請求書で払う、など手続きが面倒で、旅行者や移住者にとってメリットはないと思われます。
それでこの記事では、手軽なプリペイドのプランだけを取り上げます。

4GLTEの対応エリア

Globe・Smartともに4GLTEの回線を持っており、年々ネットワークが拡がっています。
最近はセブやマニラに関してはかなり田舎の方へ行っても、幹線道路沿いは4GLTEが入るようになりました。
今年はじめに、レイテ島のタクロバンへ行った時もSmartは4GLTEが使え、驚いたものです。

しかしこれも、最近は5Gに突入しようとしている日本のネットワーク環境と比べてはいけません。
セブシティでも結構4GLTEが入らないエリアが存在しますし、電波も弱いのか、少し建物の影などに入ってしまうと3GやE(2G)に切替わってしまいます。
引っ越したばかりの私のアパート内も、室内では4GLTEと3Gが頻繁に切り替わり、3Gになるとスピードが0.3Mbpsとかしか出ず、困っています。

f:id:dinoue10987654321:20180503011126j:plain
↑3Gだとダウンロードはこのような速度しか出ない。なぜかアップロードはまぁまぁの速度が出ているが...

日本ですと田舎の方へ行って3Gになっても、3Gハイスピード(HSDPA)という方式ですので5Mbpsくらいの速度が出るのですが、こちらは3Gロースピード?のようで、ほとんど使い物になりません。
セブに住む人は、物件を見るときにインターネットのスピードを図る事をお勧めします。

SIMはどこで買う?

さて、モバイルデータ通信を使うにせよ、通話やテキスト(SMS)を使うにせよ、まずはSIMカードを買わないと始まりません。

旅行者の方は、セブやマニラの空港出口にこのような怪しさ満開のカウンターがあります。

f:id:dinoue10987654321:20170825130541j:plain

プリペイドSIMおよび「込める」とは、いかにも魂込めてロードを入れてくれそうな感じでしょうか。

プリペイドSIMの購入に身分証は不要、SIM自体の料金は安く(50ペソ程度)、大抵プロモとのセット料金になっています。

カウンターにはプロモのプラン一覧表もあり、どれを使いたいのか指さして、スマホやルーターをこの怪しい目つきのお姉さんに渡せば、あとは勝手に設定してくれます。

とはいえ、時々全然知識のないボンクラが店番をしている時がありますのでご注意。
「この子、出来ないな」と感じたら、別のカウンターを探してそちらに行きましょう。

街中ではSIMはあちこちに売っています。
モールの中はもちろん、コンビニやサリサリストア(街角の小さな売店)、ストリートで行商の人が売っている事もあります。

f:id:dinoue10987654321:20180502175608j:plain

フィリピンで買えるプリペイドSIMパッケージの一例

ただしSIMには種類があり、LTE対応のものと、そうでない通話やテキスト専用のものがあります。
コンビニやサリサリストアや行商の人はあまり知識がなく、自分がどのSIMを欲しいのか分かった上で買わないと、間違ったものを勧められるかも知れませんのでご注意を。

良く分からない場合は、モールの中にあるSIM専門店へスマホやルーターを持って行って、相談しながら買うのが良いでしょう。

注意点として、一見下の写真のようなGlobeのショップへ行けば良いように思いますが、ここへ行ってもポストペイドのプランしかありません。
f:id:dinoue10987654321:20180503003701j:plain

プリペイドSIMを買いたい時は、この写真のようなお店へ行ってください↓
f:id:dinoue10987654321:20180503003721j:plain

 モバイルデータ通信の料金

Smart・Globeともに、プロモで何ギガまで何日間使える、というプリペイドのプランを出しています。

Globeプロモ

ウチの嫁はGoSURF299を使っています。
299ペソ(約620円)で1ヵ月間有効の1GBのデータです。

1ヵ月以内でも1GB使い切れば終わり、または1GB使い切らなくても申込から30日経過すれば終わりです。

加えて1GBの特定のアプリだけ使えるデータがおまけで付いています。


Smartプロモ

私はSmartユーザーで、Giga Surf299というプランをよく使います。
これは、299ペソ(約620円)で2GB30日有効のデータ、Globeと同じように、1ヵ月以内でも2GB使い切れば終わり、または2GB使い切らなくても申込から30日経過すれば終わりです。
一応おまけで、YouTubeやiflixなどを1.1GB使用出来るデータが別口で付いています(ただしそのSIMが入っている端末のみ有効、テザリングしてPCでYouTubeを見ると、普通のデータが減ると思います)。

家にはPLDT光のインターネットを引いていますので、外での使用だけであればこの2GBプランで十分、いつも少し余っていました。

ただ、今月は引っ越しの影響で、PLDTのインターネットが使用出来ていない(移動の手続きしたものの、10日間経っても音沙汰なし)ので、上の表には載っていない、Surfmax999というプランを使いました。
これは、800MB/日を30日間使えるプランです。
ところがこれが、前述のように自宅ではしょっちゅう3Gに切替わって思うように使えず...参っています。 

ロードはLAZADAで買うと良い!

SIMカードにロード(プリペイド残高)がなくなったら、また入れなければいけません。

 ロードはサリサリでも出来ますが、手数料として2ペソくらい取られます。
コンビニやモールでプリペイドカードを買えば手数料はかかりませんが、もっと安く買う方法があります。
それは、LAZADA というインターネットショッピングのサイトです。
トップページに”Load&eStore"というページがあり、そこから購入すると、5%引きでロード出来ます。
支払いはクレジットカードが便利でしょう。
ロードが切れてしまうと、インターネットにアクセス出来なくなり、わざわざロードを買いに外出しないといけなくなりますので、コツは、切れる前にいつもLAZADAで購入しておくことです。
ロードにも有効期限があり、一定期間内に使わないと無効になるのですが、1回に1000ペソ分ロードすると1年間有効ですので、セブに住んでいる人なら1000ペソ単位でロードすると良いと思います。

番外編:レンタルWifi

最後に、ロードだSIMカードだなんて面倒臭い! ややこしい手続きなしにWifiを使いたい!という人のために、番外編として日本でレンタルWifiを借りていく、という方法をご紹介します。

日本では数多くのレンタルWifi会社があり、大抵出発前に宅配か、出発当日に空港カウンターでルーターを受取り、フィリピン到着後すぐに使用できる、という便利なサービスです。

ネックは利用料が割高な事ですが、大抵ルーター込みで1日1000円以下でレンタル出来ますので、もしSIMフリーのルーターやスマホを持っていない場合で、2~3日の短期の旅行なら、レンタルWifiという選択もアリかと思います。

くわしくは、私が以前にお小遣い稼ぎに書いた、こんな記事もご覧下さい。

ybeee-b.com

 次回はセブ島の固定インターネット回線について

さて今回は、セブ島でインターネットを使う方法として、Wifiスポットとモバイルデータ通信を取り上げました。
旅行者や短期滞在の方であれば、上記方法で十分です。

しかし、こちらへ移住される方は、やはり自宅に固定インターネット回線を引いてみたいと思われることでしょう。

モバイルデータ通信の場合は容量の制限がありますし、Wifiスポットを使うためにわざわざ毎回カフェへコーヒーを飲みに行くというのも面倒ですが、自宅にインターネットを引けば、容量やコーヒー代を気にせず便利に使えるようになります。

ところがこれが、一筋縄ではいかないフィリピン。

次回以降の記事では、DAI自身の経験から、固定回線の比較検討~インターネット導入までの奮闘記をお送りします。 

www.cebutabi.net

面白画像

さて、先日買い物に行ったら、バイクのパーツコーナーにこんな商品が。

f:id:dinoue10987654321:20180502170032j:plain

「高品質!」とか書いてあったら分かるんですが…
フィリピン製か中国製か分かりませんが

「品質が良いです」

とはまぁ、日本語的に正しいにしても、キャッチフレーズとしては変ですね。
Google翻訳そのままみたいな変てこキャッチフレーズ満載のフィリピン。
みなさんもこちらへお越しの際は、こんな笑えるキャッチフレーズを探してみて下さい!