【配偶者ビザ】13A申請手続き ①準備編 - フィリピン人と結婚する人必読
みなさん、こんにちは。
フィリピン・セブ島で出会った嫁と結婚し、南国生活を送っているDAIです。
南国セブは先月まで灼熱の日々、炎天下では40℃超えの暑さで毎日熱中症に悩まされ、夏バテバテしていました。
去年はなかなか雨期に入らず10月頃まで暑い日が続いたので、今年もそうなるのかとウンザリしていたのですが、
今年は6月に入ると順当に雨が降って涼しくなり、ホッとしております。
さて今回は、フィリピン人と国際結婚してフィリピンで暮らす人にとって必要な、配偶者ビザの申請・延長方法についてまとめてみました。
- 今フィリピン人の彼氏・彼女と付き合っている人
- 将来フィリピン人と国際結婚したいと思っている人
- フィリピン人と結婚したばかりでこれからビザ申請する人
- 日本でフィリピン人と結婚しフィリピンに移住を予定している人
にとって必読の内容です。
※この記事の内容は2018年6月現在の私のケースをもとに記載しましたが、フィリピンのシステムはコロコロ変わります。
実際に申請される方は、必ず最新情報を直接イミグレに問合わせされて下さい。
フィリピンの配偶者ビザは13A
フィリピンのビザは主に次のようなものがあります。
- 観光ビザ(9A)
- 労働ビザ(9G)
- 配偶者ビザ(13A)
- 英会話留学生用のビザ(SSP)
- バリクバヤンビザ
- リタイヤメントビザ(SRRV)
このうち、フィリピン人と結婚しフィリピンに居住する場合に関係するのは、13Aとバリクバヤンです。
バリクバヤンビザとは?
フィリピン人と結婚している外国人が、フィリピン人の配偶者と一緒に入国する事を条件に与えられる、1年間有効のビザ。
バリクバヤン(Balikbayan)とはタガログ語で帰国・里帰りというような意味があります。
つまり外国からフィリピン人家族と共に、フィリピンへ里帰りした時にもらえるビザです。
なおこのビザでは現地での就業は出来ません。
日本で結婚後フィリピンへ移住する場合はバリクバヤンビザ→13Aの流れ
それで、日本でフィリピン人と結婚してから(法的に夫婦になった状態で)フィリピンへ入国しバリクバヤンビザをもらう、そして有効期間の1年以内に13Aを取得する、という流れがひとつあります。
ちなみにこのビザは『フィリピン国外に居住するフィリピン国籍者と旧フィリピン国籍者またはその外国籍の配偶者や未婚の子供』に与えられるという事ですので、夫婦に限らず、フィリピン人の親を持つ独身者がその親と一緒に入国してもこのバリクバヤンビザがもらえます。
(フィリピン大使館HPより)
フィリピンで結婚する場合は観光ビザ→13Aの流れ
しかし私は、現在の嫁とフィリピンへ入国してから結婚式を挙げたため、この方法が使えませんでした。
観光ビザで入国し、結婚してから13Aを申請し発給されるまで数回、観光ビザを更新しなければならなかったのです。
配偶者ビザ(13A)申請に必要なもの一式
配偶者ビザ申請に必要なものはたくさんあります、不備のないようしっかり準備しましょう。
正式な案内はフィリピンのイミグレーションのHPに記載があります。
13Aを初めて申請する人はこちら
13Aを持っていて更新(仮永住ビザ→永住ビザ)する人はこちら
では上記案内に挙げられている書類を一つずつ説明します。
Joint letter request(嘆願書)
夫婦連名の、コミッショナー宛の手紙です。
自分で作りたい人は Joint letter request sample などで検索すると見本が出てきますが、内容が間違っていると不備になるので注意して下さい。
ウチの嫁は書面を自分で用意しましたが、自信のない人は弁護士事務所や公証人事務所で作成してもらうのが良いです。
費用は数百ペソです。
BI Form(申請書)2×2インチ写真付き
ここからダウンロードできます。
同じものが4枚必要ですので、PDFを加工出来るソフトを使って必要事項をあらかじめ打ち込むか、1枚に手書きし残り3枚はコピーします。
署名は1枚ずつ必要、写真も申請書1枚に対し1枚ずつ貼付けます。
この中にCharacter References in the Philippinesという欄がありますが、ここはフィリピンの友人2人の名前・連絡先を書きます。
調査の連絡が行っても大丈夫なように、あらかじめ了解を得ておくと良いでしょう。
JOINT-AFFIDAVIT OF COHABITATION(同居の宣誓供述書)
同居の夫婦である事を宣言する手紙、公証人の認証が必要。
13A更新の場合に必要で、初回申請の場合は不要です。
これも嘆願書と同様、ウチの嫁は自作し認証のみ公証人事務所で取得しましたが、自信のない人は弁護士事務所や公証人事務所で数百ペソで作成してもらうのが良いです。
パスポートコピー
写真のページ、現在のビザ(トラベルビザや取得済の13Aなど)とその期限が記されているページ、3枚ずつコピー。
NBIクリアランス(無犯罪証明書)
13A更新の場合は必須です。
初回申請の場合はフィリピンに初めて入国した日(直近の入国ではなく)から6か月以上経過している場合は必要となっています。
つまり、13A初回申請者で
今回生まれて初めてフィリピンに来て、入国から6か月以内に13A申請
ーNBIクリアランス不要
今回のフィリピン入国から2か月しか経っていないが、1年前にもフィリピンに来たことがある
ーNBIクリアランス必要
という事です。
入手方法は下記の記事をご参照ください。
BI CLEARANCE CERTIFICATE
ここからダウンロードできます。1枚のみ、記入・署名します。
Birth Certificate(配偶者の出生証明書)
初回申請時に必要、更新時は不要です。
PSA(旧NSO)にて認証されたものが必要。
Marriage Certificate (婚姻証明書)
初回申請時に必要、更新時は不要です。
PSA(旧NSO)にて認証されたものが必要。
結婚式が済んでから、PSA認証されたMarriage Certificateを入手出来るようになるまでに数週間、場合によっては1~2か月を要しますので、結婚後すぐに13A申請出来るわけではありません。
バリクバヤンビザを持っていれば有効期間の1年以内に手続きすれば良いので焦る事ないのですが、観光ビザ→13Aの人は申請が遅くなるとその分だけ観光ビザを延長しなくてはなりませんので、費用がかさみ、厄介です。
申請(更新)費用
私の場合、2017年に13A申請した際の費用は8,619ペソ(イミグレのHPには8,620と記載有)、2018年に13A更新した際は9,335ペソでした。
高いように思いますが、観光ビザ延長で1年滞在すると約25,000ペソ掛かりますから、それから比べると半分以下ですね。
ただしイミグレのHPに
*Fees are updated as of 06 March 2014 and may change without prior notice.
と書かれていますので、上記価格は予告なく変更になる可能性があります。
場合によっては追加書類の提出を求められる事も
フィリピンではシステムがコロコロ変わりますし、担当者によっては案内書にないものの提出を求められる事もありえますので、その心づもりをしておいて下さい。
「イミグレのホームページにはそんな記載はなかった!」と文句を言っても手続きは進みませんので、担当者の指示通りのものを素直に提出しましょう。
また私のように更新時に住所変更を伴う場合、i-Cardの申請時にBarangay Clearanceと手紙の提出が必要になります。
そしてイミグレに行くときはボールペンの持参をお忘れなく。
次回は13A提出編
さて準備だけでも随分長くなりましたので、今回はここまでです。
次回はイミグレでの実際の提出手順について記載します。