【一時帰国】どっちが得? 日本帰国時のインターネット SIM・Wifiレンタル
みなさん、こんにちは。
少しばかり風邪を引いてしまった、セブ島在住のDAIです。
まぁこちらは日本と比べると暖かいので、風邪を引いてもすぐに治る事が多いのですが、今回の喉の風邪はしつこいですね。
空気が悪くほこりっぽい事も影響しているのでしょう、辛いですがのど飴なめて頑張ります!
さて我々海外在住者にとって、日本への一時帰国時には様々なチャレンジが待ち受けています。
今回は一時帰国シリーズの第一弾、インターネットについてまとめてみました。
一時帰国者はインターネット難民!?
一時帰国する海外在住者にとって、まず困るのはインターネットですね。
日本の大手キャリア*1のモバイル回線は2年縛りのものがほとんど、使おうが使うまいが月額の料金が掛かります。
ですから海外へ長期滞在するにあたって解約してきている人がほとんどでしょう。
自宅の固定インターネット回線も同様ですね。
その状態で日本に帰ると、空港に着いた時点でまず通信手段がありません。
(正確に言うと空港ではフリーWifiに接続出来ますが、空港を一歩出た時点でそうなります)
街中でも、フィリピンのようにあちこちに無料のWifiスポットがあるわけでもありません。
ホテルや友人の家などに行ったときにWifiに接続し、まとめてダウンロードやメールチェックを済ませる、というインターネット難民に陥るのです。
一時帰国者のインターネット使用法
特に私DAIのように不便な東南アジア生活を送っている者が、せっかく母国に帰ったのに、先進国日本の先端技術・高速モバイルインターネットを利用出来ない、というのは何とも残念なこと。
貴重な一時帰国の期間を目いっぱい活用するためにも、移動中のインターネット接続は欠かせないでしょう。
では、一時帰国者用のインターネットの選択肢についてみていきます。
レンタルWIFIルーター
手っ取り早いのはコレ、空港で受け取れる日本国内用のレンタルWifiルーターです。
予約なしでも在庫品を借りれる事がありますが、確実に使うためには予約しておくのが無難。
たとえば、Wifiレンタル本舗というサービスがあります。
この会社はルーターのレンタルが1日あたり360円~と、低料金です。
短期の滞在であればこれがてっとり早いでしょう。
空港・アマゾンでSIM購入(NINJA SIM等)
色々種類がありますが、割とコスパが高いのがBIGLOBEのNINJA SIM。
空港購入ですと3GB4,900円、7GB7,700円ですが、
アマゾンで購入すれば送料込みで3GB3,980円、7GB6,980円とお得になります。
帰国前にアマゾンで注文しておいて、実家や友人宅、ホテル宛やコンビニ受取で発送すると便利でしょう。
通話はどうする?
上記の方法では、通話は付いていません。
050+などのアプリを使う方法もありますが、IPフォンは音声が遅れたりして私は好きではないですね。
もちろんレンタル携帯や、通話付きプランのSIMカードを買う、というプランもありますが、私はソフトバンクのプリペイドSIMを併用しています。
ソフトバンクのプリペイドSIMの利点
ソフトバンクのプリペイドSIMは、最初に契約事務手数料として3,000円掛かるのですが、一度作っておくと1年に1度でもプリペイド残高をロードすれば同じ番号が使えます(1年以上ロードしないと自動的に解約されます)。
ロードは3,000円と5,000円の二種類ありますが、いずれも有効期限は2か月、つまり2か月で使い残した残高は自動的になくなるので、3,000円のロードで十分でしょう。
通話量が高い*2為、基本着信専用(といざという時の発信のみ)とするのが実際的です。
つまり、初年度6,000円、二年目以降3,000円の維持費で国内の携帯番号を持てるわけですね。
移動中インターネットを使わないよ、という強者は、このプリケーを着信専用にし、発信は公衆電話から、という超節約もしようと思えば可能です。
ハナセルSIM(ジャパンSIMカード)
上記の選択肢は短期の滞在者向けで、1ヵ月以上の期間帰国するとなると、費用が割高になってしまいます。
また通話が出来ない、という難点も。
その点を解決してくれるものはないかといろいろ調べたところ、ありました。
この、ハナセルSIM(ジャパンSIMカード)というサービスを見つけたのです。
ハナセルSIMの特徴
基本費用
初期費用 | $39 |
通話料 | 使った分だけ |
年間維持費 | $8(初年度無料) |
データ通信 | $59(7GBまで) |
まず初期費用ですが、申込時に一度だけ$39(約4,400円)の支払いが必要です。
データ通信料は、7GBまでで$59(約6,600円)と、同程度の容量使える大手キャリアのデータ定額プランより少し割高ではありますが、2年縛りはなくいつでも解約可能、また使わない月は0円です。
年間維持費が$8(約900円)掛かりますが、これも初年度は0。
通話料
通話料ですが、日本国内への発信は1分あたり$0.85(約100円)かかるため、長電話はせず、基本着信専用にしましょう。
ただし、ソフトバンクのSIMを使うものですので、21~1時を除く時間帯はソフトバンクへの発信は無料(同時間帯にソフトバンク同士無料プランに入っている相手からの通話も無料)になります。
そして日本国内フリーダイヤル(0120や0800)への発信が無料です、一時帰国時には何かと問い合わせをする事が多いでしょうから、これはありがたいですね。
ハナセルSIMがおとくになるのは
ハナセルSIMがおとくになるのは次のような人です。
- データだけでなく通話も使用したい
- 年に数回帰国し、1ヵ月以上滞在する
- 日本と海外を行ったり来たりする
- 海外生活を終えて日本へ帰国したが、また海外へ行く可能性があるため2年縛りのプランを契約したくない
価格比較シミュレーション
ではここで、年に3回、各1ヵ月帰国する人の場合で上記のサービスを価格比較してみましょう。
BIGLOBE NINJA SIM
アマゾンで7GBのSIMを帰国のたびに購入したとして、
6,980円×3=20,940円。
通話はなくデータだけの料金です。
Wifiレンタル本舗
Wifiレンタル本舗で5GB/月プランのY!mobileを1ヵ月×3回レンタルした場合
(2,160円+送料1,080円)×3=9,720円
容量無制限のUQ WiMAXを1ヵ月×3回レンタルした場合
(6,450円+送料1080円)×3=22,950円
これも通話無しです。
ハナセルSIM
初年度
販売価格$39+使用料$59×3ヵ月=$216(約24,000円)
翌年以降
維持費$8+使用料$59×3ヵ月=$185(約21,000円)
となります。
通話付きでこの価格*3です。
これを安いとみるか高いとみるかですが、最近流行りの格安SIMと比べてみるとどうでしょうか。
格安SIMとの比較
アマゾンでも購入できる、LIBMOというサービスがあります。
通話付きで通信料6GB/月のプランですと、月額2,180円、アマゾンで購入しますと契約手数料3,000円が無料、400円×3ヵ月の割引が付いてきます。
ただしこれは非居住者向けのSIMではなく、普通に日本に住んでいる人向けのサービスですから、1年縛りがあり*4、使うと使わざると毎月料金が発生します。
1年目の維持費は
エントリーパッケージ432円+2,180円×12ヵ月-割引400×3ヵ月*5=25,392円/年
となります。
ハナセルSIMの方が若干安く、また使える容量も1GB多いですね。
さらに1時~21時ソフトバンク同士通話無料という特典もあります。
ハナセルSIMの難点は受取方法
このように大変お得なハナセルSIMですが、難点があります。
それは受取方法が、成田・羽田空港での受取または外国への送付に限られる事。
日本国内への配送はありません。
アメリカの会社ですので、米国内の配送は無料です(運転免許証・Identityカード・在留証明のいずれかが必要)。
フィリピンへの配送も可能*6ですが、在留証明書が必要で、またフィリピンの宅配便業者はいい加減で届くかどうか微妙ですね。
今のところ成田・羽田空港を経由しない人の利用は難しいでしょう。
日本帰国時のインターネットまとめ
上記をもとに、皆様の利用状況に応じたプランを選択いただけるかと思います。
ようは、値段で考えると
【帰国期間が年にトータル2か月以下なら】
Wifiレンタル本舗などのレンタルWifiか、
BIGLOBE NINJA SIMなどのSIMカード購入
+通話が必要であればソフトバンクのプリペイドSIMで補完
【年にトータル3か月以上帰国する場合】
通話不要であればWifiレンタル本舗などのレンタルWifi
通話も必要で成田・羽田を経由するならハナセルSIM
通話必要だが成田・羽田を経由しないならレンタルWifi+ソフトバンクのプリペイドSIM
という選択になるでしょう。
補足
ただし私は個人的にモバイルWifiルーターが好きではありません。
なぜかというとルーターの持ち歩きで少し重くなりますし、ルーター充電の手間やON/OFF、機器との接続の手間が面倒だからです。
気にならない方は全然良いのですが、私と同じように感じる方はSIMの方が良いでしょう。
ただし当然ですがSIM利用にはSIMフリーのスマホが必要ですから、手持ちのスマホがSIMロック掛かっている、という場合はモバイルWifiルーターを使うしかない場合もありますね。
今回は、一時帰国時のインターネット使用法についてご案内しました。
今後も時折、一時帰国者が直面する課題と解決策についてお伝えして行きたいと思っています。