セブ島旅行してみたい!フィリピンに住んでみたい!

フィリピン、セブ島への旅行を考えている人と、移住を考えている人+英語留学を考えている人のための情報ブログ。

【フィリピンのネット環境】セブ島のインターネット事情①モバイル編

みなさん、しばらくぶりです。

私DAIは先週、家の引っ越しがあり、バタバタしていましてブログ更新出来ませんでした...。
引っ越しと言ってもすぐ近く、荷物は全部手で運べる距離だったのですが、フィリピンなのでいろいろ計画通りに事が運ばず、手間取りましたね。
ようやく今週から落ち着いてPCに向かえるようになり、ブログ再開いたします。

さて今回のお題は、フィリピンに来る人であれば誰もが利用する、インターネットの使用法についてです。
ガジェットマニアの人向けの内容ではなく、携帯について良く分からないような初心者の方向けに、分かりやすく書いていきますね。

あ、セブ島のネット環境に興味が無い方でも、記事を最後まで読んでいただけると、フィリピンらしいちょっと面白い写真がご覧いただけますので...最後までお読みいただければ嬉しいです。

フィリピンで使えるインターネットの種類

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どこの国でもそうですが、インターネットを使うには大きく分けて次の方法があります。

  • Wifiスポット
  • モバイルデータ通信(4GLTEなど)
  • 固定回線(光やADSL、CATVなど)

上記の方法それぞれについて、フィリピン・セブ島における現状、料金、利用方法を解説していきます。

セブ島のWifiスポット

Wifiスポットというのは、自分のスマホやタブレット、ノートPCを持って行ってWifiに接続できる場所の事で、無料のものと有料のものがあります。

日本では、以前は大手キャリア(ドコモ・AU・ソフトバンク等)のモバイルデータプランでスマホを使っている人が多かったため、Wifiスポットに行ってもWifiに接続しない人が多く、Wifiスポットというのはマイナーな存在、どちらかというと訪日外国人向けでした。
まぁ、最近は日本でも格安SIMを使い、データ通信量を節約する人が増えて来たので、少しずつWifiスポットも重宝されるようになってきたかも知れませんが。

ところがフィリピンでは、SIMフリー(こちらではオープンラインと呼ばれる)の携帯にプリペイドSIMを入れて使用するのが一般的(後で詳述します)なので、みなデータ通信量を節約したく、Wifiスポットに人が群がります。

セブシティにはWifiスポットも数多く、少しきれいめなカフェやレストラン、ホテルのロビーなどで大抵FreeWifi(無料)が使えます。

ちなみに、街中でinternet cafeと書いてあってふらふらっとこういう店に入っていかないように気を付けて下さい(笑)↓f:id:dinoue10987654321:20180503005912j:plain
画像情報:Wikimedia Commonsより

フィリピン人向けのインターネットカフェは、備え付けのコンピュータを1時間10ペソ(約22円)とかで使えるのですが、こんなところにWifiはありません。

まぁちょっと覗いてみるのは面白いですが。
皆フェイスブックや、YouTubeの視聴、ネットゲームなどをしています。
ただし、コンピューターウイルスの温床ですので、USBなど絶対に挿してはいけません。

Wifiスポットでの接続方法

接続方法は簡単、大抵お店の人に「ワイファイパスワード」と言えば、SSIDとパスワードを書いた紙をくれるか、スマホを渡せば設定してくれます。
スマホやパソコンのWifi設定を開き、お店のSSIDを選び、パスワードが掛かっている場合はそれを入力すれば接続完了。
しかしフィリピンは、インターネットの速度が遅かったりルーターの調子が悪いため、接続に時間がかかったり、何度かやり直しをしないといけないこともあります。
なかなか接続できない場合、お店の人にルーターをリセット(電源OFFON)してもらうよう頼んでみましょう。

Bo's coffeeなど、1オーダーで1時間まで利用できるチケットをもらってログインするようになっているお店もあります。

Wifiスポットのインターネット速度は?

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もともとの回線速度が遅く、また沢山のお客さんが入っていると、せっかくWifiスポットに来たのに回線速度が遅くて使い物にならない、という場合も多々あります。

旅行者の場合は、インターネットを使う必要がある場合、出来るだけホテルのロビーへ行くようにすると良いでしょう。
こちらに長期滞在される方の場合は、行動範囲の中でいくつかカフェやレストランに入ってみて、普段からまずまずの速度で通信できるお店を見つけておくと便利です。

とにかく、ホテルや街中のカフェでは、日本のような高速なインターネットが利用出来るとは期待しないでください。
5Mbps程度出ればまずまず、というレベル、遅い時は1Mbps出ないこともザラです。

セブ島のモバイルデータ通信(4GLTEなど)

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モバイルデータ通信というのは、スマホやモバイルWifiルーターにセットしたSIMカードの電波を使って通信する方法の事。

さてフィリピンには、GlobeとSmartという2つの大手キャリアがあります。

ちなみにGlobeはTM(Touch Mobile), SmartはTNT(Talk 'N Text)とSUNというグループ会社があり、格安で利用出来るのですが、それらは電波が悪く不評ですのでここではオススメしません。

これらの現地キャリアを使うためには、SIMフリーの端末(スマホやルーター)が必要です。
日本の大手キャリアで購入したスマホやルーターは、SIMロックが掛かっている事があり、他の会社のSIMを入れても使えません。
その場合、SIMロック解除が出来るケースもありますので、販売店に問合わせましょう。

Globe・Smartともに、ポストペイド(月ぎめ)・プリペイド(前払い)のプランがあります。
日本ではプリペイドを使う人は少ないですが、フィリピンでは圧倒的にプリペイドユーザーが多いです。
ポストペイドは契約時に身分証が要り、支払いも自動引落が出来ず毎月請求書で払う、など手続きが面倒で、旅行者や移住者にとってメリットはないと思われます。
それでこの記事では、手軽なプリペイドのプランだけを取り上げます。

4GLTEの対応エリア

Globe・Smartともに4GLTEの回線を持っており、年々ネットワークが拡がっています。
最近はセブやマニラに関してはかなり田舎の方へ行っても、幹線道路沿いは4GLTEが入るようになりました。
今年はじめに、レイテ島のタクロバンへ行った時もSmartは4GLTEが使え、驚いたものです。

しかしこれも、最近は5Gに突入しようとしている日本のネットワーク環境と比べてはいけません。
セブシティでも結構4GLTEが入らないエリアが存在しますし、電波も弱いのか、少し建物の影などに入ってしまうと3GやE(2G)に切替わってしまいます。
引っ越したばかりの私のアパート内も、室内では4GLTEと3Gが頻繁に切り替わり、3Gになるとスピードが0.3Mbpsとかしか出ず、困っています。

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↑3Gだとダウンロードはこのような速度しか出ない。なぜかアップロードはまぁまぁの速度が出ているが...

日本ですと田舎の方へ行って3Gになっても、3Gハイスピード(HSDPA)という方式ですので5Mbpsくらいの速度が出るのですが、こちらは3Gロースピード?のようで、ほとんど使い物になりません。
セブに住む人は、物件を見るときにインターネットのスピードを図る事をお勧めします。

SIMはどこで買う?

さて、モバイルデータ通信を使うにせよ、通話やテキスト(SMS)を使うにせよ、まずはSIMカードを買わないと始まりません。

旅行者の方は、セブやマニラの空港出口にこのような怪しさ満開のカウンターがあります。

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プリペイドSIMおよび「込める」とは、いかにも魂込めてロードを入れてくれそうな感じでしょうか。

プリペイドSIMの購入に身分証は不要、SIM自体の料金は安く(50ペソ程度)、大抵プロモとのセット料金になっています。

カウンターにはプロモのプラン一覧表もあり、どれを使いたいのか指さして、スマホやルーターをこの怪しい目つきのお姉さんに渡せば、あとは勝手に設定してくれます。

とはいえ、時々全然知識のないボンクラが店番をしている時がありますのでご注意。
「この子、出来ないな」と感じたら、別のカウンターを探してそちらに行きましょう。

街中ではSIMはあちこちに売っています。
モールの中はもちろん、コンビニやサリサリストア(街角の小さな売店)、ストリートで行商の人が売っている事もあります。

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フィリピンで買えるプリペイドSIMパッケージの一例

ただしSIMには種類があり、LTE対応のものと、そうでない通話やテキスト専用のものがあります。
コンビニやサリサリストアや行商の人はあまり知識がなく、自分がどのSIMを欲しいのか分かった上で買わないと、間違ったものを勧められるかも知れませんのでご注意を。

良く分からない場合は、モールの中にあるSIM専門店へスマホやルーターを持って行って、相談しながら買うのが良いでしょう。

注意点として、一見下の写真のようなGlobeのショップへ行けば良いように思いますが、ここへ行ってもポストペイドのプランしかありません。
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プリペイドSIMを買いたい時は、この写真のようなお店へ行ってください↓
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 モバイルデータ通信の料金

Smart・Globeともに、プロモで何ギガまで何日間使える、というプリペイドのプランを出しています。

Globeプロモ

ウチの嫁はGoSURF299を使っています。
299ペソ(約620円)で1ヵ月間有効の1GBのデータです。

1ヵ月以内でも1GB使い切れば終わり、または1GB使い切らなくても申込から30日経過すれば終わりです。

加えて1GBの特定のアプリだけ使えるデータがおまけで付いています。


Smartプロモ

私はSmartユーザーで、Giga Surf299というプランをよく使います。
これは、299ペソ(約620円)で2GB30日有効のデータ、Globeと同じように、1ヵ月以内でも2GB使い切れば終わり、または2GB使い切らなくても申込から30日経過すれば終わりです。
一応おまけで、YouTubeやiflixなどを1.1GB使用出来るデータが別口で付いています(ただしそのSIMが入っている端末のみ有効、テザリングしてPCでYouTubeを見ると、普通のデータが減ると思います)。

家にはPLDT光のインターネットを引いていますので、外での使用だけであればこの2GBプランで十分、いつも少し余っていました。

ただ、今月は引っ越しの影響で、PLDTのインターネットが使用出来ていない(移動の手続きしたものの、10日間経っても音沙汰なし)ので、上の表には載っていない、Surfmax999というプランを使いました。
これは、800MB/日を30日間使えるプランです。
ところがこれが、前述のように自宅ではしょっちゅう3Gに切替わって思うように使えず...参っています。 

ロードはLAZADAで買うと良い!

SIMカードにロード(プリペイド残高)がなくなったら、また入れなければいけません。

 ロードはサリサリでも出来ますが、手数料として2ペソくらい取られます。
コンビニやモールでプリペイドカードを買えば手数料はかかりませんが、もっと安く買う方法があります。
それは、LAZADA というインターネットショッピングのサイトです。
トップページに”Load&eStore"というページがあり、そこから購入すると、5%引きでロード出来ます。
支払いはクレジットカードが便利でしょう。
ロードが切れてしまうと、インターネットにアクセス出来なくなり、わざわざロードを買いに外出しないといけなくなりますので、コツは、切れる前にいつもLAZADAで購入しておくことです。
ロードにも有効期限があり、一定期間内に使わないと無効になるのですが、1回に1000ペソ分ロードすると1年間有効ですので、セブに住んでいる人なら1000ペソ単位でロードすると良いと思います。

番外編:レンタルWifi

最後に、ロードだSIMカードだなんて面倒臭い! ややこしい手続きなしにWifiを使いたい!という人のために、番外編として日本でレンタルWifiを借りていく、という方法をご紹介します。

日本では数多くのレンタルWifi会社があり、大抵出発前に宅配か、出発当日に空港カウンターでルーターを受取り、フィリピン到着後すぐに使用できる、という便利なサービスです。

ネックは利用料が割高な事ですが、大抵ルーター込みで1日1000円以下でレンタル出来ますので、もしSIMフリーのルーターやスマホを持っていない場合で、2~3日の短期の旅行なら、レンタルWifiという選択もアリかと思います。

くわしくは、私が以前にお小遣い稼ぎに書いた、こんな記事もご覧下さい。

ybeee-b.com

 次回はセブ島の固定インターネット回線について

さて今回は、セブ島でインターネットを使う方法として、Wifiスポットとモバイルデータ通信を取り上げました。
旅行者や短期滞在の方であれば、上記方法で十分です。

しかし、こちらへ移住される方は、やはり自宅に固定インターネット回線を引いてみたいと思われることでしょう。

モバイルデータ通信の場合は容量の制限がありますし、Wifiスポットを使うためにわざわざ毎回カフェへコーヒーを飲みに行くというのも面倒ですが、自宅にインターネットを引けば、容量やコーヒー代を気にせず便利に使えるようになります。

ところがこれが、一筋縄ではいかないフィリピン。

次回以降の記事では、DAI自身の経験から、固定回線の比較検討~インターネット導入までの奮闘記をお送りします。 

www.cebutabi.net

面白画像

さて、先日買い物に行ったら、バイクのパーツコーナーにこんな商品が。

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「高品質!」とか書いてあったら分かるんですが…
フィリピン製か中国製か分かりませんが

「品質が良いです」

とはまぁ、日本語的に正しいにしても、キャッチフレーズとしては変ですね。
Google翻訳そのままみたいな変てこキャッチフレーズ満載のフィリピン。
みなさんもこちらへお越しの際は、こんな笑えるキャッチフレーズを探してみて下さい!