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【配偶者ビザ】13A申請 ③インタビュー編 - フィリピン人と結婚する人必読

みなさん、こんにちは、DAIです。

出身地の大阪で震度6弱の地震があったと聞き、ビックリしました。

なんでも大正時代に始まった地震観測史上、大阪では最大の震度を記録したそうで...
この地震のニュースはフィリピンローカルのニュースでも放送されたらしく、レイテ島にいる嫁の弟から、電話で私の実家は大丈夫か? と聞かれました。

幸い私はセブにいたため怖い思いをせずにすみました、また実家も無事で、ホッとしております。

とはいえ震源に近い地域に住む親戚は、家の中が散乱してしまったばかりか、ガスが止まってしまい自宅で入浴出来ない状況が続いているそうで...大変です。
被害に遭われた方の事を、心よりお見舞い申し上げます。

ここセブは地震も台風の直撃も滅多になく、そういう意味では平和な場所。

とはいえ、大阪だってそうでした、災害は忘れた頃にやって来ますので、セブ在住の私も気を引き締めなければなりませんね。

さて、配偶者ビザ(13A)関連の前回前々回の記事に続き、今回はいよいよ配偶者ビザ(13A)のインタビューにまいります。

※この記事の内容は2018年6月現在の私のケースをもとに記載しましたが、フィリピンのシステムはコロコロ変わります。
実際に申請される方は、必ず最新情報を直接イミグレに問合わせされて下さい。

いつも通りWindow7からスタート

イミグレの場所や、入り方については前の記事を参考にしていただくとして、今回もWindow7から手続き開始。*1

インタビューの指定時間は午前10時、それより30分早く到着し余裕でしたが、いきなりビックリの幕開けで、なんと、

インタビュアー不在!!

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配偶者ビザのインタビューをするえらい人がマニラ(のイミグレという意味でしょう)へ行っており、インタビューは無しだというのです!

『え~!? また出直さないといけないのか? 冗談やめてよ!』

と一瞬思いましたが、もうこれで手続きを進めるので、出直さなくて良いと言われました。

ちょっとこれでは、あまりにビザ申請される読者の皆さんの参考にならないので、この前年、13Aの初回申請時の様子を思い起こして記載します。

拍子抜けする配偶者ビザインタビューの内容

とはいっても、実は前年も配偶者ビザインタビュー当日はイミグレの回線がオフライン*2に見舞われており、普通の状況ではありませんでした。

旅行ビザ更新に来た大勢の申請者が手続きが出来ず足止めされ、イミグレは待ち人でごった返している状況。
そのせいかインタビューはとても面倒臭そうに、13A所持者の注意点などを足早に説明されただけで終わりました。

年に一度アンニュアルリポートが必要な事、13A取得してから出国し再入国する際に空港のイミグレで間違ってバリクバヤンビザを発行されてしまわないよう気を付ける事、1年後にパーマネントビザへ切り替えに来るように、などです。

質問らしい質問は何もされず、インタビューとは名ばかり。

なので特にやましい事がなければ、緊張せずノンビリ構えて行けば大丈夫でしょう。

ただ、これは私の考えなのですが、(世界中どこでもそうでしょうが)フィリピン人は特に見た目で人を判断しますので、服装はまともにしていくべし。

Yシャツ・ネクタイまでする必要はないでしょうが、そこらのタンバイのフィリピン人のようにヨレヨレのバスケのシャツに破れたジーンズの半パン、サンダル、というのはさすがにまずいと思います(もっとも、そんな格好でイミグレ行く日本人はレアでしょうけど)。

怪しまれない普通の格好をしていれば、ややこしい事聞かれずインタビューは終わるはずです。

ACR-iCardの手続き

さてインタビューが終わると家に帰れる、のではなく、今度はイミグレを出た向かいにある、ACR-iCard*3の部屋に行きます。

このACR-iCardもまた、面倒ですが申請書を書かなければなりません。

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↑ACR-iCardの申請フォーム

これも前回のビザ申請と同じく、ロングのフォルダーに挟み、バインダーとACR-iCardと一緒に窓口へ提出します。

申請書を提出後、何度かこのACR-iCardの部屋とイミグレを往復する事になります。

どこに行ってもこの、日本以上に縦割りで細分化されたシステム、なんとかならないものでしょうか?

などと思いながら行ったり来たりしていると、イミグレのキャッシャーに呼ばれました。
普通の人はここで料金は掛からないようなのですが、私の場合住所変更を同時にしたので料金が掛かるとの事。

13Aの案内の紙には住所変更の手数料は1,010ペソと書かれていたのに、なぜか1,910ペソ請求されました。

嫁がこのことについて聞くと、引越し前に届け出れば1,010ペソだが、引越し後の遅延届け出はペナルティなので1,910ペソだと言うのです。

実は嫁は手続きについて聞くために事前にイミグレへ電話して、この件についても聞いていたのですが、

『ビザ更新の時に一緒にすれば良い、ペナルティは掛からない』

という説明を受けていました。

その事を言っても「あ、そう」みたいな感じで取り合ってもらえず、早く払えとばかりにレシートを発行します。

きっと申請者は皆、料金を言われるがまま払いますので、こんな細かい事を言う私たちのような者は珍しいのでしょう。

モメても仕方ないので、私も言われるがままに1,910ペソを払いました。
そして前回と同じようにレシートをインターネットカフェへ行ってコピーし、再びACR-iCardセクションへ。

追記:数か月後、ACR-iCardが発行されましたが、なんと、住所が旧住所表記のまま
何のためのペナルティ支払いだったんでしょうか...ほとほと疲れます。
イミグレの落ち度は明らかなので修正してくれ!と頼んでも、「出来ない」の一点張りで、何もしようとしませんでした。

不条理な不備

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さて、ここまで順調に(?)来たDAIですが、ここで思わぬ不備に出くわします。

なんと、

「パスポートの残存期間が短いとACR-iCardを発行出来ない」

というのです。

私のパスポートですが、期限の9月まで3か月の残存期間があります。
それで問題ない事も事前に嫁がイミグレへ電話して確認を取っており、また実際イミグレ側では何も言われず13A申請既に受理されてます。

にもかかわらず...ここでも縦割り行政の弊害ですね、意味不明なハウスルールです。

しかし、同時に簡単な解決策を提示されました。

それは

『パスポートが切れる前に必ず更新します』という公証人の認証入りの書類を作って提出すること

です。

嫁はいつもコロンにある公証人事務所まで行っているのですが、ここマンダウエから紙一枚のためにそんなところまで行ってられません。
聞いてみると、同じ階に公証人事務所があると教えてくれます。

なるほど、癒着ですね。
すっと通さず、少しでも銭を稼ぎたい、という事でしょう、おとなしく協力するしかありません。

イミグレと同じ階にある公証人事務所

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さて、イミグレの裏側の通路にあるTLCという公証人事務所へ来てみました。

20年前に世界を席巻したあのアイドルユニットのような女性が踊りながら受付...なわけはありません。

料金を聞いてみると400ペソ。
嫁はいつも頼んでいる所より100ペソ高いと言いますが、当然コロンまで行ってられませんから、ここで頼みます。

さすがはACR-iCardセクションから紹介された事務所、作った書類は問題なく受理されました。

ただ少し不便なのは、古いACR-iCardを回収されてしまった事。
パスポート以外の持ち歩けるIDとして便利だったのですが、新しいカードが発行されるまで数か月ACR-iCardは無しです。

また、この事務所はビザの申請代行も請け負っているそうです。
もしこのシリーズを読んで、ちょっと自分でやるのはハードルが高すぎる...と思った方は、このような事務所に申請代行を依頼するのも手です。
もちろん対応は英語か現地語のみですが、フィリピン人配偶者に対応してもらえば問題ないでしょう。

パスポート更新の場合の注意点

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さて、私のようにパスポートの残存期限が短い場合ですが、どの位短ければ不備になるのでしょうか?
聞いてみたのですがはっきり答えてくれませんでした。
昨年の初回申請時には問題なかったので、恐らくですが残存期間が1年未満だとこのように言われる可能性があります。

とはいってもここはフィリピンですから、全ては担当者のさじ加減次第でしょう、何が不備になるか分かりません。

パスポートですが、もし6月の今更新すると、次回の更新が9月ではなく、6月までになってしまいます。
期間が縮むのは勿体ないので、出来るだけ9月の期限ぎりぎりまで待ってから更新する予定です。

ただしフィリピン以外の国は、パスポートの残存期間が6か月以上ないと入国出来ない場合があります。
また航空券の予約も、航空会社によってはパスポート情報を求められる場合があり、その際パスポートが切れた後の日程の航空券は予約できないことがあります
頻繁に海外旅行に行く人は、残存期間が6か月未満になる前に更新しておくのが良いでしょう。

関連記事: 

www.cebutabi.net

 そして13Aビザが古い方のパスポートにスタンプされた場合、パスポート更新の際に古いパスポートも必ず返してもらうようにしてください。*4
イミグレで聞いたところ、入国の際は古いパスポートと新しいパスポートを必ず一緒に見せるように、との事でした。
そうしなければ13Aを持っているという証拠がなく、トラベルビザを発給されてしまうなどのトラブルが考えられます。

余談ですがフィリピン人配偶者のパスポートも、結婚しラストネームの変更で切替える際、古いパスポートに日本のビザが付いているなら、返納せず持っていた方が良いです。

うちの嫁はフィリピンのパスポート機関で切替える時、その事を向こうから何も聞かれず古いパスポートを没収されてしまいました。
その後日本の親族訪問ビザを申請した際、代理店の方に、古いビザの履歴が見れるよう以前のパスポートもあった方が良いと言われました。
まぁなくても無事にビザ発給されましたが。

ワークビザを持っている人への補足

ブログ読者の方から指摘いただいた点ですが、労働ビザ(9G)を持っている人は13Aを申請する前に一旦、ビザを観光ビザ(9A)へダウングレードしなければいけないそうで、この手続きが結構厄介だそうです。

該当する方は直接イミグレへ行って聞いてみられて下さい。*5

配偶者ビザ(13A)申請から発給までの期間

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さてACR-iCardの申請が終われば、これで一通り13A申請の手続きは終了、あとは発給を待つばかりですが、申請から発給までどの位掛かるのでしょうか?

配偶者ビザ(13A)の案内の紙には、『出来るだけ3-4か月前もって申請して下さい』とあります。

実際の期間は、あくまで私の場合ですが、

2017年は
6月2日申請、6月13日インタビュー、8月10日発給 
でした。

インタビューから発給までおおよそ2か月かかっています。

2018年は
6月6日申請 6月8日インタビュー 
でしたから、ビザの有効期限である8月10日に間に合うのかどうかきわどいところ。

初回申請の場合はトラベルビザ(9A)から配偶者ビザ(13A)のPROBATIONARYへの切替えですので、間に合わなかった場合はトラベルビザの更新で済むわけですが、今回は13AのPROBATONARYからPERMANENTへの切替えですので、間に合わなかった場合どうなるのでしょうか?

イミグレに確認しますと、ビザが発給(approval)されて、パスポートにスタンプが押されるまでの間フィリピンに滞在する限りは大丈夫だとの事。

ただし、この期間に海外へ出る予定がある場合要注意です。
13A申請中に海外へ出る場合、出発3~4週間前にGrace PeriodとWaiverというものを申請しなければなりません。
この辺りはかなりややこしい手続きになりますので、ご自身のケースを直接イミグレに問合わせられて下さい。

ビザ申請が終わってほっと一息出来るレストラン

さて、無事にインタビューが終わり(インタビュアー不在でしたが)、ややこしい手続きが一通り終了、あとは待つばかりです。

ほっと一息しようと、Jcenter mallの北隣にあるスキレットという有名なレストランで昼食を取りました。 

 ここは日本人のオーナーシェフが経営しており、味もサービスも店内の雰囲気も日本クオリティーの洋食レストランです。

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↑パンは外はカリっと、中はモチモチ

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↑オムライス、ふわふわの卵にコクのあるデミソースが掛かっています

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↑パスタ、オイリーでなく野菜が入っておりとてもヘルシー。

値段もお手頃、ランチセットなら250ペソ~あります。
店内も落ち着いた雰囲気で、フィリピンに居る事を忘れます。
フィリピーナ奥さまを連れて行ってあげれば喜ぶこと間違いなし!(ウチの嫁は屋台のフライドチキンの方が喜ぶのですが)
記念日の食事にも良いでしょう。

ややこしいビザの手続きは無理せず業者に依頼するのも手

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先にも述べましたが、観光ビザを除き、フィリピンのビザ手続きは本当にややこしく面倒。
時間と労力を奪われます。

私と嫁は時間の自由の利く仕事をしているので、節約のために自分で動きましたが、やはり疲れますね。

フィリピンという国のシステムは何でも、お金を余分に払えばスムーズにいくように出来ていますから、予算のある人は最初から業者に依頼すると良いでしょう。
ググれば日本語でサポートしてくれる業者も出てきますので。

さて、無事発給されるかどうか、2か月後にまたリポートいたします。 

www.cebutabi.net

*1:基本13A関連の手続きは全て、イミグレ入って一番奥のWindow7が窓口になります。

*2:コンピュータシステムの回線が切れており、通信できない状態。フィリピンではよくある事です

*3:フィリピンの在留カード

*4:パスポートの後ろの方の注意書きの、5.返納 の所に『旅券が失効したとき、…旅券の有効期間内に新たに申請を行う時は、この旅券を返納しなければなりません。その際、この旅券の保有を希望する場合には、旅券事務窓口で消印を受けてください』という記載があり、失効旅券の保有が可能である

*5:当然日本語対応はありませんから、フィリピン人の友人か英語の堪能な日本人と一緒に行って下さい