【比住民票】バランガイクリアランス(Barangay Clearance)取得
みなさん、こんにちは。
引き続き夏真っ盛りのセブに住むDAIが、今回もフィリピン暮らしに役立つ情報をお届けします。
今回のネタは、フィリピンの住民票、バランガイクリアランス(Barangay Clearance)というものです。
あ、今回も記事の最後に恒例の面白画像もありますのでお楽しみに。
- バランガイ(Barangay)て何?
- バランガイクリアランス(Barangay Clearance)が必要な場面
- バランガイクリアランス(Barangay Clearance)の取得手順
- 次回は無犯罪証明書(NBI Clearance)について
- 今回の面白画像
バランガイ(Barangay)て何?
フィリピンでは、市町村といった地方自治体の下に、さらにバランガイという自治体があります。
フィリピン全国のバランガイの数は、なんと、約42,000!
市町村の下ということは、日本でいうところの町内会かなと思うのですが、セブシティの場合、一つのバランガイの地域には何千人も住んでいますから、もっと大きな区分になります。
規模としては大都市の区役所に近いでしょうか。
↑ちなみにこれは、マニラにあるバランガイで、その名もバランガイ田んぼ、ではなくTAMBO。
各バランガイにはキャプテンや役員がおり、それらは選挙で選出され、議会もあります。
そしてバランガイでは、日本の住民票に相当する、バランガイクリアランスの発行も行っています。
バランガイクリアランス(Barangay Clearance)が必要な場面
日本でも何かと手続きに必要な住民票。
旅行者には無縁ですが、もしフィリピンに長期滞在するなら、いろいろな場面でこのバランガイクリアランスが必要になります。
たとえば結婚手続きや、ワークビザや配偶者ビザの申請などです。
今回私は配偶者ビザ(13A)の延長手続きに際し、引越して住所変更が必要なため、バランガイクリアランスを取得しました。
バランガイクリアランス(Barangay Clearance)の取得手順
バランガイクリアランス取得に必要なもの
必要書類はバランガイによって(あるいは担当者とその時の気分次第で)変わります。
とりあえず以下を持参すれば大丈夫だと思います。
- i-Card(観光ビザの更新2回目で入手)
- パスポート
- ボールペン(現場にボールペンがない事が多いので、フィリピンでは何の手続きでも持参必須)
私の地区では費用は無料でした。
他にケースバイケースで、住居のオーナーの書いた、どこそこに住んでいるという証明書が必要になる場合もあれば、地元のフィリピン人と一緒に行けば何も提示しなくても大丈夫な事もあります。
私の場合は嫁と行ったので、i-Cardもパスポートも不要でした。
まずはバランガイホールへ
まず、住んでいる地域のバランガイホールへ行きます。
私が住んでいるのはCOGONというバランガイで、バランガイホールの外観はこんな感じです。
このバランガイホールは、公民館的な役割もあり、中には体育館もあってバスケの試合で盛り上がっていました↓
↑このような、申請書の書式というのは一応あるのですが...
↑おいてあるのはただのメモ用紙で、ここにこのように書き込みます(一部画面を修正しています)。
中に入ると、このような田舎っぽいオバちゃんたちの巣窟です。
右側の、PCの前に座ったタンボック(太い)なオバちゃんに上の申請用紙を渡します。
うちの嫁が申請したのですが、このオバちゃん含め全員かなり偉そうに対応されました。
タンボックオバちゃんがPCに必要事項を打ち込むと、バランガイクリアランスの原型がプリントアウトされます。
もし役者が全員ホール内に揃っていれば、その場でサインされて完成なのですが、しばしば主要メンバーが外出中(あるいは家で昼寝中?)で、即発行されません。
この日もSitio Coodinatorという役職の人が不在で、その人の家までこの紙を持って行ってサインをもらうように言われました。
行ってみるとSitio Coodinatorのオバちゃんも、普通に家で家事をしているような雰囲気でした。
オバちゃんがなぜいつもバランガイホールに詰めていないのかは不明ですが、とにかくサインをもらいもう一度ホールへ戻ります。
指紋の採取作業
日本では生まれてこのかた、指紋を採取された経験なんて数回しかないのですが、フィリピンでは何かというと指紋を取られます。
しかもIC式ではなく、インクに指を付けて紙に押す原始的な方式。
終了後手をふく除光液やティッシュも、手洗い所もなし。
手が汚れて嫌な人は自分で除光液を持って行きましょう。
後日受取になることも
さてこれで完成かと思いきや、今度はキャプテン不在でサインが出来ず、明日以降取りに来るようにと言われます。
バランガイホールは近くていつでも寄れるのでまぁ良いですが、急ぎの時などは困りますね。
フィリピンでは何か申請をする時は何事も日数が掛かるものと思い、余裕をもって申請しましょう。
嫁はバランガイホールのタンボック女性の偉そうな対応が気に入らなかったのか、後日書類の引取りにはついてきてくれず、DAIが一人で行きました。
するとどうでしょう、
オバ「あなた、なんでひとりなの? 友達はどこ?」
DAI「いや、あれは友達じゃなくて、私のアサワ(嫁)です」
オバ「あらぁ、アサワだったの(笑)。」
DAI「はい。今日は嫁は来てくれなくて、ひとりで来ました」
オバ「あら~、ひとりで来さされちゃったのね~。」
みたいなフレンドリーな会話が交わされ、
しかも前回はあんなに横柄だった職員たちが、私だけで行くと随分丁寧に対応してくれるではありませんか。
というわけで、無事にバランガイクリアランスを受取りました。
帰り際におばちゃんが「さよなら!」と日本語で挨拶までしてくれ、前回の嫌な対応を忘れられました(笑)。
次回は無犯罪証明書(NBI Clearance)について
さて、配偶者ビザを申請するためにはバランガイクリアランスだけでなく、無犯罪証明書というものも必要になります。
この無犯罪証明書も、フィリピンでは何かあるごとに取得が必要な書類です。
その取得方法については次回解説したいと思います。
www.cebutabi.net
今回の面白画像
フィリピンのYシャツ(こちらではポロと呼びます)のブランドで、dansenという庶民向けのブランドがあります。
日本でいうとトップバリュみたいな感じ。
その売り場で見かけたキャッチフレーズですが、
どうですか、コレ?
多分「品質第一」と言いたいのでしょうね。
それなりのシェアがある会社なのに、キャッチフレーズのネイティブチェックくらいしないのでしょうか? でもそれがフィリピン!
ダンセン、ではなくダソセソになってしまっているのもご愛敬です。
また何か不思議なキャッチフレーズを見つけたらUPしますね。
ではまた!