【資産運用】フィリピンの生命保険は儲かる!? ①日比生保比較
皆さん、こんにちは。
インフレ一直線のフィリピン・セブ島で南国生活を送っている、DAIです。
さて今回はまた、資産運用シリーズを書きたいと思います。
まずは以前に書いた記事、 www.cebutabi.netwww.cebutabi.net
を読んでいただいてから、今回の記事に入っていただければ、より理解を深めていただけるかと思います。
なお、私は専門家ではありませんので専門的な事は書いていません、あらかじめご了承下さい。
皆さまと同じ、ユーザー目線で分かり易く書いていきます。
フィリピンで生命保険に入る意味
まずはこの国、フィリピンで生命保険に入る意義について。
我々日本人は保険がとても好きですね、生命保険文化センターの平成28年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は男性では80.6%、女性では81.3%となっています。
なんと、生命保険に入っていない人が2割もいない!という、非常に高い加入率。
交通ルールも高度医療も整った、事故や病気になる可能性がそもそも低い、先進国日本において、我々はさらにその万が一の時の安心を求めて、生保に加入しているわけです。
かくいう私DAIも、嫁がいますから、出国前に日本で小さい生保に加入してきました。
死亡保険金のみの掛け捨てのプランです。
フィリピン人の生保加入率は?
ところが、フィリピンではどうでしょうか?
信号のない交差点だらけ、下手くそドライバーだらけの道を、車が来ていない隙に横断し、いつ車に轢かれるか分からない、熱帯かつ不衛生なため伝染病が多く、医療も充実していない、ブロック積みのビルディングばかりで地震でもあればいつ崩れるか分からない…
そうです、いつ事故に遭うか、いつ病気になるか、いつ不幸に遭うか分からない。
という状態のフィリピンにおいて、生命保険の加入率は、なんと...
たったの、1.1%!
現地大手保険会社のフィリピン・アメリカン・ライフ・アンド・ゼネラル・インシュアランスの調査で明らかになったこの生命保険加入率は、アジア域内で最低だそうです。
100人中99人は生保未加入という、まさに、なんくるなるさ! なフィリピン人の危機管理意識の低さがもろに表れていますね。
保険に入っていないと...
でも我々日本人はそういうわけにはいきません。
なぜなら、フィリピン人は困ったときに家族・親類で助け合うという文化があります。
病気になった、ケガをした、失業した...といった時には、身内の中には必ず誰か裕福な人がいますから、そういう人の所へ転がり込めば済むわけです。
でも、日本から単身海外移住した我々は、いざという時に転がり込めるところは普通なく、帰国するしかありません。
長年海外で暮らした後に、困窮状態で帰国すれば...どうなるか考えたくもありませんね。
このような事を回避するためには、フィリピン現地での保険加入は必須になるでしょう。
保険の種類
保険と言っても様々あります。
- 医療保険 - 突然の病気・事故の治療や入院に備える
- 自動車保険 - 事故や盗難時の補償
- 火災・家財保険 - 火事や自然災害時の財産補償
- 生命保険 - 万一の際の生活保障+満期返戻金による収益
これら全てを、徐々に現地フィリピンの保険に切り替えていく必要があります。
今回の記事では、そのうちの生命保険について、資産運用にもなるという点を含めて記載します。
日本の生命保険の特徴
現在主流の日本の生命保険は、無解約返戻金型、低解約返戻金型が増えています。
私は専門家ではないので確かな事は言えませんが、これは不景気により、保障は欲しいが保険料を出来るだけ減らしたい、というニーズに応えたものではないでしょうか。
無解約返戻金型というのはその名の通り、解約や満期になっても返戻金がなく、掛け捨ての保険です。
掛け捨てですから小額の掛け金で、大きな死亡保障が手に入ります。
低解約返戻金型は、解約返戻金を少なくし、従来型の保険と比較して費用を抑えたものです。
大体満期で払い込んだ保険料の同額~120%が戻ってきます。
どちらも大体、若いうちに加入し、65歳位まで数十年かけて保険料を支払います。
しかし、返戻金が支払総額の120%返ってきたとしても、数十年かけて貯めるわけですから、物価の上昇を考えると資産運用の意味合いは薄いですね。
万一の際の保障メインで加入し、返戻金は元気で生きていた事のボーナス、という感じです。
フィリピンの生命保険はここが違う
ところが、インフレ好景気真っただ中のフィリピンの生命保険は全く違います。
まず、払込期間が5年ないし10年と短く設定できます。
満期まで払い続けるプランもあるのですが、短い期間で払い終えた方が返戻金が断然トクになります。
そして、保障期間中に死亡した場合はもちろん払込金額の数倍~数十倍の保険金が出るわけですが、生存した場合でも、支払った額以上、場合によっては支払総額の2倍以上の返戻金が返ってきます!
つまり、支払総額100万ペソ(約220万円)の保険であれば、満期の時(ないし15~25年後)には200万ペソ(440万円)受取れる可能性があるわけです。
定期預金と比較してみますと、年利1%(日本の銀行定期の約100倍の利子)のフィリピンの定期預金に100万ペソを20年複利で預けても、122万ペソ*1にしかなりませんが、生命保険であれば、上記の返戻金+死亡保障が付いています。
極めつけは、日本の生命保険は死亡保険金か、生存していたら返戻金、どちらかしかもらえませんが、フィリピンの生命保険は、死亡保険金の受取の有無にかかわらず返戻金があります。
つまり、万一の場合、遺族は死亡保険金と返戻金の両取りが出来る! というわけです。
この事を知ったDAIは、早速見積もりを取ってみました。
次回の記事では、フィリピンの大手生命保険会社2社のプランを比較します。
久々の面白画像
さて、またまたセブにあふれる変なネーミングの商品を見つけました。
バドミントンのラケットですが、Minigoodというブランド名?の下に、わざわざ「良い生活life」という変てこな日本語を入れる必要はなかったと思います。
そして、「羽根のラケット」というのも、分かったようなよく分からないような...「バドミントンのラケット」と書いた方がまだ分かりますね。
カッコよくしようとして日本語を入れているんでしょうが、それがかえってダサくなってしまうという事を、メーカーは知る由もないのでしょう。
ではまた!
*1:税金は考えていません