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【資産運用】フィリピンの生命保険は儲かる!? ②サンライフ(SunLife)見積もり編

皆さん、こんにちは。

先回、 

www.cebutabi.net

の記事で、日本の生保と、インフレ好景気のフィリピンの生保の違いについて、まとめました。

今回はその続編、私DAIが実際にフィリピン現地の大手生命保険会社で取った見積もりから、実際のシミュレーションを記載します。

セブ島在住者、また移住を検討されている方のご参考になれば幸いです。

日比生保の違いを簡単に振り返り

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払込期間

日本の保険は契約満了ないし65歳頃まで数十年かけて払い込む。

フィリピン現地の保険は、そのような支払い方に加え、5~10年の短期で支払うプランも選択出来る。
ー若くてバリバリ働けるうちに支払いを終わらせ、老後は万一の際の保障を手にしながら、支払済の保険金の増益を楽しみに出来る。

保険タイプ

日本の生保は満期返戻金がなかったり、あってもせいぜい支払総額の120%程度しか受け取れない。

しかしフィリピン現地の生保は、返戻金が支払総額の2~3倍にもなることがある。
しかも、死亡保険金を受取った場合でも、返戻金ももらえる。

注意点

ざっくり、このような違いがあるわけですが、これだけを聞いても「お、フィリピンの生保、良さそうだ!」と思われる事でしょう。

ただし、フィリピン現地の生保には、トラベルビザではまず加入出来ません。
各社で条件は異なりますが、通常、ワークビザ・配偶者ビザ・リタイアメントビザなどを持つ、フィリピンの長期滞在者向けのサービスになります。

日本に住みながらにしてフィリピンの生保で資産形成、という事は出来ませんのでご注意下さいね*1

ではこれから、フィリピン現地の大手生命保険会社の見積もりを見てみます。

フィリピン生命保険会社:サンライフ(Sun Life Financial)

会社概要

創業1865年、150年余りの歴史を持つカナダ本社の世界的に有名な、名門保険&証券会社。

フィリピンでも2017年の売り上げは断トツ1位。

会社の信頼性を第三者機関が評価する格付けも非常に高く、S&Pで「AA-」,ムーディーズで「Aa3」を獲得しており、この評価は、日本で最大の日本生命の格付けである、S&P「A+」,ムーディーズ「A1」を上回るらしいです。

生命保険は安い買い物ではありません。
自分の大切な資産を預ける会社ですから、会社の信頼性を第一に契約するべき。

その点このサンライフ生命は(もちろん世の中に絶対はありませんが、他社との比較において)全く問題ないといえるでしょう。

見積もり

ではそんなサンライフ生命の、私DAI、40歳男性、非喫煙者の見積もりの一例です。

注意点として、これはあくまで一例であって、色々なプラン・オプションが組めるようです。

生命保険ですので当然細かい条件が色々とありますが、それらについての記述は省いています、また私が詳細な点まで十分理解出来ているわけでもありません。

それで加入を検討される方は直接、会社や代理店の説明を受けて下さい。

保障期間・金額・保険料

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右から2番目の欄(Benefit Amount)に乗せられているのが、死亡保険金です。
88歳まで死亡保障が有効で、保険金は300万ペソ(約630万円*2)。
そして Accidental Death Benefit - ADB というのが付いていますが、これは事故で死亡した場合、さらに300万ペソ追加になります。

またこのプランには、TDBというのが付いています。
これは高度障害状態になった場合、その後の支払い不要というオプション。

ただし、結果的に外国人はこのオプションを付帯できない事が、後程分かりました。
TDBを外せば、同額の掛け金で死亡保障は50万ペソ上がり350万ペソ(約730万円)です。

右下の方の太字の金額は支払う保険料。

年間保険料が20万ペソ(約42万円)、Quarterly(3か月ごと支払い)ですと5万ペソ(約105,000円)、そしてここには記載されていませんが、月払いも可能で、ほぼ20万ペソ÷12の金額になります*3

返戻金

さて、皆さんお楽しみの返戻金ですが、まずはこの表をご覧ください。

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毎月支払う保険料のうち、保険金充当分以外は、積立ファンドのようにサンライフが運用してくれます。
そして、どのファンドにお金を入れるかを選択出来るのです。

例えば、で囲んだIndexというコース、これは最近できたコースのようですが、で囲んだ年利を見ますと、なんと23.64%もの高利です。
ただこれはフィリピン株が急騰した2017年の実績であって、もちろん長期では上がり下がりは激しいものと思います。

それでPeso Balancedなどの、比較的安定したコースを選ぶ方法も考えられるでしょう。
このあたりは手堅く行きたいか、あるいは高リスク高リターンを狙いたいといった、個人の選択になりますね。

続いて、支払いとリターンのシミュレーション表です。

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左上の赤で囲んだところが保険料の支払い、年間20万、5年で100万ペソ(210万円)を払い込むプランです。
これは10年支払いや、満期まで支払うプランに変更する事も出来ますが、投資のリターンを考えると、5年支払いプランが一番得になるようです。

下の方の、で囲んだ部分を見ますと、 ファンドの成長率の平均が4%、8%、10%だった場合の、15年後、20年後、25年後のそれぞれ積立額が書かれています。

貯金だと思い、5年間頑張って保険料を払い込めば、あとはその成長を待つばかり。

例えばひとつ前の表のPeso Balancedを選んだとしましょう。

で囲んだ過去の平均年利は9.76%になっています、仮に今後平均8%で推移すれば、支払った100万ペソは

15年後には1,699,487ペソ(約360万円)

20年後には倍以上の2,339,951ペソ(約490万円)

25年後には3倍以上の3,257,497ペソ(約680万円)

になる見込みがあるわけです。

返戻金の額は保証されてはいない

もちろん、このFund Valueは保証額ではありませんから、そこまで増えないかも知れません。
フィリピンがあと何十年、経済成長を続けるのかも分かりませんし。
しかし、仮に平均年利4%だったとしても、17年目で支払額と同額は返って来ます。

毎月の支払いをした後、残った額を貯金しようと思ってもなかなか出来ないものですが、この保険に入れば、毎月16,666ペソ(約35,000円)が強制的に積み上げられて行き、20年後には少なければ100万ペソ程度(約210万円)*4、良ければ200万ペソ(420万円)以上になって引出しが出来るわけです。

そして、これは日本の終身保険と決定的に違う点ですが、万一の事があって死亡保障を引き出した場合でも、このFund Valueも(遺族が)もらえるのです!

その場合の、死亡保険金とFund Valueの合計額が右側、黄色で囲ったDeath Benefitになります。

サンライフ生命保険まとめ

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ここまでちょっと固い文章になったので、上記の私DAIのモデルプランを思いっきりかみ砕いてまとめます。

  • 保険料は毎月16,666ペソくらい、5年間払う
  • 88歳までに死ぬと、受取人として指定した人に350万ペソが入る
  • 事故で死ぬと、さらに350万ペソ追加、合計700万ペソ出る。
  • 死亡保険金をもらおうがもらうまいが、返戻金も付いてくる
  • 返戻金の額は、景気に左右されるが、加入から20年後には悪くて100万ペソ位(払った額と同じ位)、良ければ200万ペソ(払った額の倍)以上もらえる。

とざっとこんな感じです。

問合せ先

さて、実はこのサンライフ生命の話を聞いたのは、セブのブロガー界で知らない人はいない大先輩、モトボサツ氏から。

フィリピンの保険会社は基本、現地語か英語でしか説明を受けられませんが、代理店をされている氏から日本語で説明を受けられるので、大変安心感があります。

詳細については氏の動画に説明を譲ります。 

ご興味のある方は、動画の最後に出てくるモトボサツ氏の連絡先に直接問合せいただければと思いますが、加入はフィリピン長期移住ビザを持っている人に限られます
氏も多忙な方ですので、お問い合わせは加入できる見込みと意思のある方のみにしていただければ幸いです。 

次回はもう一社の見積もり

さて、生命保険は安い買い物ではありませんので、私DAIは比較のためもう一社別のフィリピン生命保険の見積もりを取りました。

すると、また異なるメリット・デメリットが分かったのです。

ここまでで長くなってしまいましたので、それについては、また次回とさせていただきます。

お楽しみに。 

www.cebutabi.net

*1:ただしフィリピンに居住している間に加入し、その後日本へ帰国して契約を継続する事は可能

*2:レートは1ペソ=2.1円で計算

*3:ただし保険加入時の1度目だけは3か月分又は年額の支払いが必要

*4:といっても保証されてはいませんが