【ネット環境】セブ島のインターネット ③PLDT Fiber(光回線)導入編
皆さんこんにちは、引っ越し後2週間経ってもインターネットの移転が一向に完了せず、イライラ気味のDAIです。
その件についても追々記事にしたいと思っています。
さて、そんなダメダメ元国営企業PLDTのファイバー(光)を選択した事情は、前の記事
www.cebutabi.net
をご覧下さい。
今回はいよいよPLDT光の申込~提供開始までの実体験をリポートします。
- PLDT Fiberの申込手続き
- 予想通り大幅に遅延しての連絡
- ノーアポでの再訪問
- PLDTのルーターについて
- 意外と重宝するPLDTの固定電話
- PLDT Fiber総評
- PLDTに潜む落とし穴:移転
PLDT Fiberの申込手続き
さて、PLDTの営業所はセブシティのJonesにあるところが便利です。
しかし私、DAIは住まいの近くのタリサイ営業所で手続きをしました。
前の記事でも触れましたが、営業所玄関では見るも無残に壊れた公衆電話がお迎えしてくれます。
中に入るとまず番号札を取り、順番が来るとこのようなカウンターへ呼ばれます。
プランなどの相談をし、どれにするか決め、申込用紙を書きます。
私は2,899ペソ(約6,000円)/月で50Mbps、使用容量無制限というプランを申込みました。
Globeからの乗換割というキャンペーンがあり、最初の半年間月額料金半額、スピードは倍の100Mbps、Iflix(映画)見放題という特典が付いてきます。
Globeは嫁の名前だったので、そこからの乗換割適用のためPLDTも嫁の名前で申込みました。
この割引適用のためには、Globeの最新月の支払い明細の提示が必要です。
申込フォーム記入は結構面倒臭そうでしたが、嫁に全部任せたので記入方法の説明は出来ません、スミマセン...
じつは、申込をした日が暮れも押し迫った12月28日でした。
どの位でつけてくれるのかと聞くと、「1~2日でつく」と言います!
もちろん信じませんでしたが。
さて、どうなるのでしょうか?
予想通り大幅に遅延しての連絡
そんな年末押し迫った申込の対応を1~2日でされるわけがなく、年が明けた翌週、PLDTから嫁の携帯へテキスト(SMS)が入りました。
でもそのテキストは明確な訪問日のアポイントではなく「この連絡先であっていますか?」というような内容だけです。
ただしこれに返信しないとずっと来ませんので、必ず返信するようにしましょう。
そして申込みから9日間経過した1月6日夕方、外出中に突然「今から訪問する」との連絡が。
慌てて家に戻り、施工業者の人が来ました。
ところが、現場を見てかなり遠い場所から線を引き込まなければいけない事が分かり、面倒になったのか
「今日はもう作業出来ない、明日にする!」
と言い出します。
もう9日も待っていたので、何とか作業を終わらせて欲しい、と頼んだのですが、既に時間が遅いからとにかく明日、と言って譲りません。
翌日は日曜日で外出の予定があったため、月曜日に来てもらう事になり、担当者は帰りました。
ノーアポでの再訪問
翌日の日曜日、予定通り外出をしていたら別の担当者から「今近くまで来ている!」と連絡が。
月曜日の約束だったのに、そんな事は全く伝わっていません...
用事の途中だったのですが、とにかく急いで戻ります。
ちなみにセブのPLDTの施工業者は"FiberHome"という会社のようで、このような車でやって来ます。
さて家のすぐそばの電柱にはPLDTの空きの光回線はないらしく、約50m離れたBOXから線を引く事になりました。
フィリピンの電線を見るとみなビックリしますが、
こんな状態。
よくどれがどの線か分かるものです、逆に感心しますね。
そしてこのように、窓から光ファイバーケーブルを引込みます。
↓末端はこのようにONU(光回線終端装置)というものが付きます。
ちなみに左のPLDT光のボックスの右上に付いているのは、GlobeDSLの配線。
ONUの内側はこんな感じ。
ONUとルーターをつなぐケーブルは、コネクターで取り外し可能。
ちなみに作業に来るのはこんな感じの小汚い(失礼)2人組です、見かけが怪しいからといって追い返さないよう注意して下さい。
ONUとルーターをつなぎ、写真には写っていませんがルーターから電話をつなげば、ようやく完成!
一両日で開通と言われていましたが、結局10日掛かりました。
でもやっぱりフィリピン。
お客さん宅のごみ箱にケーブルを捨てて帰るだけでなく、庭にはケーブルの切れ端や留め具がバラ撒かれています。
インターネットに限らず、フィリピンは何の業者でも家に来ると散らかして帰ります、お客さんが掃除をするのが当たり前なのでしょうか。
PLDTのルーターについて
PLDTルーターのアンテナは2.4GHz用2本と5GHz用2本の計4本。
Globe純正のルーターでは家中にWifiの電波が届かなかったのですが、PLDTのルーターは結構強力で家のほぼ隅々まで電波が届き、どこでもスピードがあまり変わりません。
ただし、4つあるLANの差し込みのうちなぜか一つしか使用出来ず、また5GHzの電波もなぜか接続出来ません。
5GHzが使用出来ない理由は謎で、もしかすると現在未対応で将来へのオプションなのかも知れません。
まぁ2.4GHzの方が遠くまで飛びますし、速度も平均50Mbps位出ますので、特に気にせず使用しています。
意外と重宝するPLDTの固定電話
さて、PLDTのインターネットを申込むとセットで付いてくる固定電話。
携帯があるのに今どき固定電話なんて...と思いますが、これが意外と便利なのです。
まず、グループ企業のSmart/Sun/TNTの電話番号を5つまで登録でき、無料で発信出来ます。
外出している家族が上記SIMの携帯を持っていて登録しておけば、家から無料で電話出来ます。
そしてセブの同じ市外局番(032)の固定電話であれば、相手がPLDTであろうとGLOBEであろうと無料通話が可能。
お気づきのように、これはお店や会社などの固定電話に問合わせをする時にすごく便利になります。
携帯からかけるとロードを使ってしまう上に、待たされる事が多いですが、自宅の固定電話からかけると待たされても料金を気にせずにすみますから。
ちなみにGLOBEの固定電話の場合は、GLOBE同士の通話は無料なのですが、GLOBEからPLDTの番号へ掛けると同じ市内でも有料になってしまいます。
PLDT Fiber総評
月額料金は2,899ペソ(約6,000円)と、日本で光回線を引くのと同額程度掛かりますが、それに見合った快適性・安定性があります。
GlobeのADSLと比較すると、速度が速いのはもちろん、安定しており、特にLANケーブルで優先接続すると日本とのSkype通話もほとんどタイムラグや途切れる事なく話せます。
iflixなどの高画質動画ストリーミングもサクサクとスムーズ!
数か月使用しましたが、今のところ停電以外でインターネットが止まる事はありませんし、GlobeDSLの時のようにパン屋の火事で線が焼けてしまって1週間使えない、 というような事もありません。
ノマドワーカーの方など、仕事でインターネット常時接続の必要がある人は少し高くてもPLDTの光を導入する価値が十分あるのではないでしょうか。
ただ、最初の申込~開通までが多少待たなければいけませんし、ノーアポでの訪問もいただけません(とはいえ、PLDTに限らずフィリピンは何でもノーアポ訪問が当たり前ですけど)。
あと、3年契約ですので中途解約すると違約金が結構な額発生する事もお忘れなく。
PLDTに潜む落とし穴:移転
さてPLDTの光に切替えてから、快適サクサクインターネットを楽しんでいたDAIでしたが、家を移転することになりました。
実は今の家は嫁が探してきた、2ベッドルーム2階建てで6,500ペソ(約15,000円)/月という破格の物件なのですが、ある日、家主から突然の1,000ペソ値上げが告知されます。
その理由が「隣近所のアパートはみな、同じ間取りでもっと高いから、ウチも上げる事にした!」というもの。
しかし、そのアパートは全くメンテナンスされず、あちこち壊れて家主に言ってもなおしてもらえないため、自分たちで費用と労力をかけてなおしなおし住んでいる状態。
「にもかかわらず、値上げとは!もう我慢できん!」と嫁が怒ったので、別の家を探す事にしました。
幸い、道を渡ったすぐのところに新築のアパートが完成間近ではありませんか!
しかも同じ間取りで家賃は7,500ペソと値上がりした旧アパートと同額、という事で、不満だらけの旧アパートから新築のアパートへ引っ越す事に。
ところがこの引っ越し、わずか10mの移動なのですが、思わぬ落とし穴が潜んでいたのです。
そこからPLDTとの長い戦いの幕が開けました。
それについては、また次回の記事で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。