セブ島旅行してみたい!フィリピンに住んでみたい!

フィリピン、セブ島への旅行を考えている人と、移住を考えている人+英語留学を考えている人のための情報ブログ。

【資産運用】フィリピンの生命保険は儲かる!? ③BDOライフ見積もり編

みなさん、こんにちは。
フィリピン・セブ島で資産形成に励んているDAIです。

さて、前回書いた2つの記事 

www.cebutabi.net

 www.cebutabi.net

から、長い間があいてしまい、すみません。
資料をまとめるのに随分と時間が掛かってしまいました。

もう一件のフィリピン生保の見積もりを、満を持して公開いたします。

フィリピン生命保険会社:BDOライフ

会社概要

BDOは言わずと知れたフィリピンの大手銀行ですが、親元はSMデパートで有名なShoeMart社。

セブにもSM city mallやSM seaside mallがありますが、フィリピン全土にそのような大型モールを59店構える、日本で言うとイオンのような大企業です。

ShoeMartの系列に保険会社のBDO lifeという会社があります。

2017年のフィリピンでのBDOライフの売上ランキングは8位となっており、前回紹介した売上トップのサンライフと比べると小さいものの、サンライフは外資系、BDOライフはフィリピン国内企業です。

それでTOP10に入っているというのはかなりの安心材料だと言えるでしょう。

参考:The Top Insurance Companies in the Philippines 2018 (UPDATED)

では、そのBDOライフで出してもらった、わたくし40歳男性非喫煙者の見積もりです。

タイプの異なる2つのプランを勧められました。

LIFE SECURE5

このプランは保険料5年払込み、終身保障タイプ。

f:id:dinoue10987654321:20180816150925p:plain

左から右へ説明します。

まず一番左、赤で囲ったところが支払う保険料です。
5年で60万ペソを支払います。

そして、黄色で囲ったところが死亡保障、これは終身で、いつ死んでも最低147万79ペソ出ます。

緑で囲ったところは積立額、これはギャランティーつまり保証されており、そのタイミングで解約すると最低戻ってくる返戻金です。

このGuaranteed Cash Valueの範囲内で、年利10%でお金を借りる事も出来ます、ただし1年以内に返さなければ契約終了。

その右側は毎年4.5%で成長した場合のファンドバリューの試算表。

オレンジで囲ったところ(Accumilated Dividends)は成長額、

その右の青で囲ったところ(Total Living Benefits)は生きていた場合にその時点で解約するともらえる返戻金、これはGuaranteed Cash ValueにAccumilated Dividendsを足した額になっています。

その右、紫で囲ったところ(Total Death Benefits) は死亡した場合にもらえる額、これは死亡保険金にAccumilated Dividendsを足した額です。

その右側は年2%で成長した場合の試算表、見方は4.5%のものと同じです。

このプランは死亡保障は払込んだ保険料の約2.5倍出るのですが、死亡保障とGuaranteed Cash Balueの両取りは出来ません。
ファンドが成長した場合、その成長分のみは死亡保障と一緒にもらえます。

60歳時点でのシミュレーション

つまり、もし60歳で死亡すると、最低1,470,079ペソ(支払った保険料の245%)支払われ、もし4.5%でファンドが成長していればさらに129,146ペソ追加されて1,559,225ペソもらえます。

しかし60歳で生存していて解約すると、返戻金は最低保証560,100ペソ(支払った保険料の93.4%)+もし4.5%で成長していれば129,146ペソ追加の689,246ペソとなります。

MONEY8 SECURE PLUS 

このプランは保険料8年払込み、保障期間は加入後20年というタイプ。

f:id:dinoue10987654321:20180816154304j:plain

先ほどと同じく一番左、赤で囲ったところが支払う保険料です。
8年で96万ペソを支払います。

その右の緑で囲ったところが先ほどのプランでは無かった部分で、これは2年ごとに9回、Guaranteed Cash Payout 31,747ペソが返ってくるというもの。
一番下のMaturity Benefit の825,425ペソと合わせて、生きていようと死んでいようと出ます。

その右、黄色で囲ったところが死亡保障です。
最初の2年は396,839ペソ、3年目からその倍の793,676ペソ出ます。
死亡保障は20年間、60歳まで継続。

そしてその二つ右のGuaranteed Cash Valueは保障された積立額。
またこのGuaranteed Cash Valueの範囲内で、年利10%でお金を借りる事も出来ます、ただし1年以内に返さなければ契約終了。

このプランの場合、この部分と左側のGuaranteed Cash Payout 31,747×9回が返戻金になります。
その時点でのGuaranteed Cash Payout とMaturity Benefit を足して、あとこれだけ返戻金が残っていますよ、というのがその間にあるCash Continuitey Guarantee。

その右側は毎年4.5%で成長した場合と2%の場合のファンドバリューの試算表で、見方はLIFE SECURE5のものと同じです。

60歳時点でのシミュレーション

60歳満期まで生存していた場合、もらえる返戻金は
Maturity Benefit 825,425
+それまでにもらったGuaranteed Cash Payout 285,723(31,747×9回)
1,111,148ペソ(支払った保険料の115.7%)
加えて4.5%で成長していた場合、295,617ペソ追加の1,406,765ペソになります。

60歳保険期間終了間際に死亡した場合、もらえる額は
Basic Death Benefit 793,678
+それまでにもらったGuaranteed Cash Payout 285,723(31,747×9回)
+Maturity Benefit 825,425
1,904,826ペソ(支払った保険料の198.4%)
加えて4.5%で成長していた場合、295,617ペソ追加の1,375,018ペソです。

2つのプランの違い

LIFE SECURE5

死亡保障に重点が置かれ、60歳を過ぎて生存中に解約した場合、払った分と同額程度戻ってくるという、日本の保険に近いタイプ。
ただし死亡の場合、死亡保障と返戻金の両取りは出来ません。

終身保障ですし、自分のためというより家族のために入る保険でしょう。

 MONEY8 SECURE PLUS

前回ご紹介したサンライフの保険と同じように、死亡保障と満期返戻金の両取りが可能。

またGuaranteed Cash Payoutが9回に分けて受け取れ、最後にMaturity Benefitがでるというのは、もらったらすぐに使ってしまうフィリピン人家族にとって、助かるプランですね。

60歳で満期を迎え、生きていても支払った額より多く返って来るので、老後の資金としても楽しみになります。

生きていても死んでしまっても得をするという、バランスの良いプランと言えるでしょう。

サンライフとの比較

f:id:dinoue10987654321:20181018173447j:plain

では前回の記事でご紹介したサンライフと、BDOライフを比較してみましょう。

サンライフの魅力は、高い死亡保障と、景気が良ければ支払った保険料の倍以上返ってくるという、高い利回りです。
会社の規模も世界トップクラスという安心感があります。

デメリットとしては、返戻金は保証(Guaranteed)されておらず、景気に大きく左右されるという事、また日本人は高度障害オプションを付けられないという事です。

BDOのメリットは、返戻金が保証(Guaranteed)されている点でしょう。
そして保険金の投資先も、国債などの堅いものだそうで、大幅な値上がりは見込めないかも知れませんが、堅実のようです。

また、日本人でも高度障害とその際の支払い免除オプションの付帯が可能。

デメリットとしては、会社規模がサンライフと比べると小さい事、死亡保障や利回りもサンライフと比べると低い事が挙げられます。
サンライフと比べてマイルドな保険、と言えるかも知れません。

とはいえ、優劣はつけがたく、目的に応じて選ぶと良いと思います。

もし家族がいて死亡保障に重点を置きたいならサンライフ、
貯金を兼ねて手堅く入るならBDOのMONEY8 SECURE PLUS、 
といった具合にです。

問合せ先

f:id:dinoue10987654321:20181018173616p:plain

最後にそれぞれの問合せ先を記載します。

サンライフ生命は、セブの有名ブロガー、モトボサツ氏のブログからお問い合わせください。 

cebusurvive.doorblog.jp

 

BDOライフは、BDOジャパンデスクに問合わせると、担当者を紹介してもらえます。
ただし説明はフィリピン現地の支店等で、フィリピン人担当者から英語で受ける事になります。

注意事項

どちらの保険も、フィリピンの長期居住者でないと入れませんのでご注意下さい。

また当ブログの記事は、私が担当者から英語で聞いた説明をもとに作成しています。
私が十分に理解できていない点があるかも知れませんし、フィリピンですので担当者の説明も100%正しいとは限りません。

当記事の内容に一切責任を負いませんので、保険加入時は読者の皆様が直接保険会社・代理店の説明を受け、十分検討しご自身で納得の上で決断されて下さい。

上記プランは一例で、他にも多くの商品があるようです。
また、フィリピンの保険会社も無数にあります。
この記事はあくまでご参考程度に、ご自身にあった会社・プランを、探してみて下さいね。