新車がバカ売れ!ディーラー建設ラッシュのセブで人気の車とは?
こんにちは、フィリピン・セブ島在住の車フリーク、DAIです。
前回の記事
では、中古車を個人売買した場合の譲渡手続きについて書きました。
でも、フィリピンは中古車の価格が日本と比べてとても高く、あまりお得ではないのです。
前回譲渡手続きについて調べに行った折に、トヨタのディーラーへ寄る機会がありましたので、今回は新車について記載します。
フィリピンで走っている車
フィリピンではどんな車が走っているのでしょうか?
DAIがはじめてセブ島に来た、2013年には、フィリピンは随分と古い車ばかり走っているな、という印象でした。
平均的に15~20年前くらいの車が多かったと思います。
ところが、あれから5年経った今、セブでは街ゆく車の半分近くが、2~3年以内に購入されたと見える新しい車です!
では、古い車は捨てられているのか?というと、道の混み具合からして、そうではありません。
下取りに出された中古車は、かなりボロボロでも買い手があります。
それで、昔から走っている古い車もそのまま走っており、それプラス、2~3年以内に買われた新車が一緒に走っている状態です。
あくまで私の感覚ですが、セブシティの車の台数は、2013年頃と比べて倍近くになっているのではないでしょうか。
それに合わせて道路も建設されれば良いのですが、そのような動きはほとんどないどころか、既存の道路の再舗装さえなかなかされず、穴ぼこだらけ、それがまた渋滞を悪化させる…といった現状です。
フィリピンはディーラー建設ラッシュ
道路は建設されないのですが、車のディーラーのショウルーム建設の勢いはすごいものがあります。
日本ではディーラーのショウルームは廃止・統合の流れとなって久しいですが、フィリピンではバカでかいショウルームが次々と建設されているのです!
フィリピンは今、新車がバンバン売れるバブルですから、メーカーが大資本を投入するのも不思議はありません。
トヨタ マボロ支店
そんな最近できたショウルームの一つ、トヨタ マボロ支店へお邪魔しました。
本当に目立つ巨大な外観で、入口から大分離れて撮ったのですが、画面に建物が収まり切れません。
日本と比べると、きっと車のラインナップは少ないのだと思いますが、広い店内には日本のショウルームより多くの見本の車が並べられています。
セブで人気の車3選
では、ショウルームに並んでいたラインナップの中から、DAIの独断と偏見で選んだ3台をご紹介します。
WIGO
フィリピンではWIGOの名前で売られているこの車は日本のヴィッツです。
日本と同じく、手頃な価格がエントリーカーとして人気。
624,000ペソ(約136万円)は、日本国内と大体同じ値段。
Fortuner
日本国内のラインナップにはない、海外専用モデルがこのフォーチュナー。
トヨタの四駆といえばランドクルーザーが有名ですが、ちと高すぎます。
その点172万ペソ(約380万円)で購入できるこのフォーチュナーは、7人乗れて車高も高く、悪路の多いフィリピンにピッタリ!
特に昨年モデルチェンジしてから、この車は売れ行き絶好調のようで、本当に良く見かけます。
ただ、安いだけにFFのモデルもあって、このタイプでFFというのは残念です。
どうせ乗るなら4駆モデルが良いですね。
写真のフォーチュナーは特別なTRD仕様なので、表示の値段よりもっと高いと思います。
ショウルーム内にはTRDのコーナーもありました。
フィリピン人もドレスアップに興味を持つ時代になってきたようです。
アルファード
日本で高級ミニバンの最高峰として人気のアルファード、最近になってここフィリピンでも販売が開始されました。
しかし高いですね、342万5千ペソ(約750万円)!
日本で3.5リッターモデルのアルファードは514万円ですから、まぁ全く同じグレードではないにしても、200万円以上も高い!
なぜなんでしょうか…
これだけ高価な車ですが、最近時々セブの街を走っているのを見かけます。
恐るべし、フィリピンバブル!
フィリピンでよく売れる新車の傾向
フィリピンで人気の車は日本と多少違います。
まず、道が悪いので、RV車に人気があります。
また、大家族・友達が多いので、大人数が乗れる車が人気。
たとえば、日本ではハイラックスサーフなど、全然売れずラインナップから消えましたが、フィリピンではピックアップトラック(5人乗りのキャビンの後ろにバスタブのような荷物スペースがある)が人気で、後ろの荷台部分に大勢の人が乗ってワイワイ騒ぎながら走っています。
人数が乗れるという事ではハイエースタイプのバンも多いです。
7~8人乗りのミニバン・ステーションワゴンは日本と同じく人気がありますが、こちらは大きめサイズ(日本のイプサム相当のボディサイズを持つイノーバなど)が人気。
日本で人気になって久しいコンパクトカーですが、こちらフィリピンでも最近になってようやく人気が出てきました。
トヨタのWIGOや、三菱ミラージュ、スズキのアルト(こちらでは800cc)など。
本当はミニバンやステーションワゴンが欲しいのでしょうが、値段的に手が届かない層が買うのだと思います。
オフロードっぽいデザインのコンパクトカー、フォード エコスポーツという車もよく見かけます。
コンパクトカーかつ道が少々悪くても走れる車高の高さが受けているのでしょう(ただしこの車もFFなので本格的なオフローダーではない)。
車を買うなら新車が賢明
渋滞の多いセブシティで車を持つ事はあまりお勧めしませんが、必要で買うのであれば、中古より新車が断然良いです。
アドバンテージとして、
- 保証が付いている
- 故障しずらい
- 購入時の手続きが楽
- 不要になっても高くで売り抜けられる
といった事があります。
ただし、新車の売れ行き好調なフィリピンでは、日本のような購入時の大幅値引きはあまり期待出来ないようです。
こちらで運転するには免許が必要ですが、それについては以下の記事をご参照下さい。
フィリピンで買えるバイクについての記事はこちら