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【車譲渡】フィリピン・セブでの自動車・バイクの個人売買譲渡手続き

こんにちは。
台風2号バッシャンによる大雨がセブ島を襲う中、バッシャンバッシャンと車を走らせブログのネタを仕入て来ました、DAIです。
(日本の読者の皆さん、寒い中さらに凍える寒さを提供してすみません)

フィリピンでの車の譲渡手続きについて検索しても、あまり情報がなく、自分自身困りました。
それで、覚え書きの意味合いも含め、調べた事をこの記事にまとめました。 

セブ島での車の需要

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実は私DAIとしては、セブ島で自家用車を持つのはお金の無駄遣いだと思っています。
理由は渋滞が酷いから。 

セブ島では移動手段として車より、渋滞を抜けられるバイクを購入した方が良いです。
また車が必要な時も、GrabやUberといったタクシー配車アプリも活用すれば、自家用車を持つよりはるかに安くつきます。

とはいえ、家族持ちで移住したり、こちらで商売をするとなると、やはり自家用車が必要になるかも知れません。

ちなみにこちらフィリピンでは、日本と比較し中古車の値段の高いこと!
日本だと10年落ち走行距離10万km超の車なんて、ほとんど値段が付きませんが、フィリピンでは程度が良ければ新車価格の半分~1/3程度の値段で取引されています。

お店で購入すれば、手続きはお店任せでいけますが、少しでも安く買おうと中古の個人売買にするなら、当然譲渡手続きを自分でしなければいけません。

購入方法

フィリピンで中古車を個人売買するには、

  • 知り合いの日本人からの紹介
  • 知り合いのフィリピン人からの紹介
  • WEBサイトで中古車を検索
  • 街中で見かける"Buy Me" "For Sale"などと書かれた車を買う

というような方法があります。

WEBサイトとしては、Facebookの”Cebu売ります買います!働きます雇います!”や、OLXなどを利用すると良いでしょう。

譲渡手続き手順

車の購入時に確認すべき書類

相手が日本人であれフィリピン人であれ、購入前に必ず
OR(Official Recipt)ー新車販売時の証明書
CR(Car Certificate)ーLTOへの登録の証明書
が揃っているか確認して下さい。
これがない車は色々と面倒で、購入しない方が無難です。

DEED OF SALEの作成

車の売買が成立すれば、DEED OF SALEという売買証明書を作成します。
これは指定の書式に金額を入れ、売り主・買い主の署名をし、弁護士に承認してもらうもの。
作成は信頼出来るフィリピン人を通じて、弁護士に依頼しましょう。

PNP clearanceの申請書入手

犯罪の多いフィリピンでは車を譲渡するにあたって、車のPNP clearance(無犯罪証明書)というのが必要。
これはその車が過去に盗難届など出ていないか調べるものです。

まず、警察署のMotor Vehicle Clearance Sectionへ行きます。

 場所↓

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↑入口を入ってすぐ左に、この窓口があります。

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↑これがPNP clearance発行手続きの流れ。

まず、CR・OR・DEED OF SALE(コピー各2枚)を持参し、PNP clearanceの申請書と代金振込用紙を入手します。
フィリピンではどこのお役所も窓口でコピーを取ってくれず、コピーを自分で持参する必要があります。
周辺に"XEROX COPY"と書かれた店があり、コピーを取れます(1枚2ペソ程度)。

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すると、この2枚の用紙をくれます。
必要事項を記入し、代金を払いに銀行へ行きます。

PNP clearance申請料の支払

この支払ですが、LAND BANKという緑色の銀行でしか支払えません。

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セブシティの場合はキャピトルの近くにあります。

料金は300ペソ。

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このように、支払いが出来る時間も決まっています(不便)。

実は、ここで私の依頼されていた車に問題が発生しました。
CRが紛失しており、DEED OF SALEもまだ出来ていなかったのです。
PNP clearanceには、譲渡先のオーナー(新オーナー)の名前が載ります。
それで、既に譲渡済であるDEED OF SALEを作成してからでないと、PNP clearanceの申請が出来ません。

そのため、今回私が依頼された手続きは一旦ここで終了となりました。
以下の情報は、調べた情報ですが、実際に手続きに進んでいない為、簡単に記載いたします。

MVIR取得

上記料金を支払った後、申請書に必要事項を記入し、LTOのMVIC(Motor Vehicle Inspection Center)という所へ行きます。 

ここで、シャシーの車台番号を紙に写し取り、MVIRというものを取得します。
今回この手続きまで進まなかったため、ここで幾らか手数料がかかるのかどうかは不明。

PNP clearance申請

再び警察署へ戻り、上記MVIRを添えてPNP clearanceを申請します。
恐らく後日発行になると思われますが、車に問題なければようやくPNP clearanceが発行されるのです。

LTOでの譲渡手続

PNP clearanceは発行後10日間(マニラは7日間)のみ有効。
ですから有効期限内、発行後すぐにLTOへ行き譲渡手続きをして下さい。
ここでも幾らか費用が掛かると思われます(LTOへ問い合わせください)。

【必要書類(全てオリジナル)】

  • CR
  • OR
  • DEED OF SALE
  • COC(強制保険の証書)
  • PNP clearance
  • MVIR
  • 旧オーナー・新オーナーのID2種類(旧オーナーのIDのオリジナルが用意出来なければ、2種類それぞれのフォトコピー3通ずつ用意し、本人のサインを入れる)

全体の流れ復習

もう一度、譲渡手続き全体の流れをおさらいしましょう。

  1. DEED OF SALE作成
  2. 警察署にてPNP clearanceの申請書入手
  3. LAND BANKにて申請費用(300ペソ)支払
  4. MVICにてMVIR取得
  5. 警察署にてPNP clearance申請、交付
  6. LTOで譲渡手続

ややこしい手続き!

ここまでお読みいただき、なんとややこしい! と思われた事でしょう。
フィリピン人ですらややこしいこの譲渡手続きを、外国人として住む日本人が自分でやるのは至難の業ではないでしょうか。
きっとディーラーや代行業者に依頼した方がスムーズでしょう。
代行費用の相場は1万ペソ位だそうです。
ただし、代行に頼む場合でもCR・OR・COC・IDは自分で用意しなければいけません。

フィリピンは法律が頻繁に変わったり、場所や担当者によって手続きの方法が異なったりとちぐはぐな国。
ですので、この記事の情報はあくまで参考にとどめていただき、詳細は直接LTOに問い合わせるか、プロの業者に聞いてみて下さいね。

新車の購入に興味のある方は、以下の記事をご覧ください。

www.cebutabi.net

 フィリピン現地免許に関しては、以下の記事をご覧下さい。 

www.cebutabi.net

フィリピンで買えるバイクについての記事は、こちら

www.cebutabi.net