フィリピン・レイテ島の観光先 ①タクロバン周辺
みなさん、こんにちは。
嫁の実家への帰省を兼ね、1週間のレイテ・カモテス旅行から帰ってきてリフレッシュしたDAIです。
ということで今回は、日本人にはマイナーな観光先である、レイテ島についての記事を書いてみました。
検索してみると、セブ島やボホール島についての記事はたくさんありますが、レイテ島についての記事は結構少ないですね。
あってもその多くは戦場跡巡りの記事で、情報も古かったりします。
それで、今回の私の旅行記が、レイテ島への観光旅行を考えている方の参考になれば幸いです。
※2019年1月 レストラン・カフェ情報追加しました。
- レイテ島ってどんなとこ?
- レイテ島の港から、タクロバンへ
- タクロバンでの移動
- タクロバン市内の様子
- タクロバンのレストラン
- コーヒー1杯で粘れるタクロバンのWifiカフェ
- タクロバンの面白動画
- 次回はお隣のサマール島へ
レイテ島ってどんなとこ?
ご覧のように、レイテ島はセブ島の約100km東にある島です。
セブとはまた雰囲気が違い、のどかな農村が広がっています。
州都であるタクロバンも、小さな田舎町に過ぎません。
セブやボホールと比べて、見どころがそんなにあるわけではなく、当たり前ですが初めてのフィリピン旅行で行くようなところではないです。
- セブには何度も来て、もう飽きた。少し違うところにも足を延ばしたい
- 他の日本人が行かないような所に行きたい
- 田舎が好きで、バックパッカー的な旅行がしたい
というような人には向いていますね。
2013年の台風ヨランダ(ハイエン)
↑ところどころに見られる高潮注意の警告
レイテ島と言えば、2013年11月のスーパー台風ヨランダの被害を受けた事で知られています。
この台風と、それが原因で起こった高潮により多くの家が流され、6000人以上が亡くなりました。
6年経った今もなお、その爪痕が残り、避難所や仮設住宅があちこちにあります。
実は私の嫁の実家も、この台風で倒壊し、今なお再建できていません。
母親は勤め先の方の家に間借りし、兄弟は仕事場に住んでいる状態だったりします…
レイテ島へのアクセス
タクロバンや、港町のオルモックには空港があり、セブやマニラからの国内線の飛行機でアクセス可能。
他にも、フェリーがマニラやセブから出ており、セブからは2時間半で着く高速船もあります。
レイテ島への船に関して私が知っているものを、まとめました。
高速船
どちらもCebu City Pier1から乗れます。
料金は片道1,000ペソ程度。
一日何往復もしています。
フェリー
Roble Shipping
乗り場:Cebu City Pier 2
Lite Shipping
乗り場:Ouano Wharf(Mandaue City)
どちらも夜行で、運賃は片道でRoble Shippingが400ペソ、Lite Shippingが300ペソ。
今回私は、安さにひかれてLite Shippingの夜行フェリーを利用しましたが、乗り場が結構分かりにくくて不便な所にありました。
マンダウエやマクタンのホテルから出発するのであればLite Shippingが良いかも知れませんが、セブシティから出発する場合はRoble Shippingの方が便利でしょう。
※船の乗り場や運賃は変更があるかも知れませんので、チケットを購入する時に必ず確認して下さい。
チケットの買い方
セブシティの港に各運航会社のオフィスがあり、チケットを購入出来ます。
また、街のモール内のチケットアウトレットショップでの購入も可能で、割引があるようです。
SuperCatとLiteShippingはホームページよりオンラインで購入も出来ます。
レイテ島の港から、タクロバンへ
セブシティより出発した船は、オルモック又はバイバイの港からレイテ島に入ります。
私は嫁の実家があるタクロバンを目指しました。
オルモック・バイバイどちらの港からも、バンでタクロバンに向かうことが出来ます。
所要時間はトラブルがなければ2時間半ほど。
料金は大体130ペソ程度。
私は利用したことがありませんが、バスもあります。
バンは乗客が集まり次第出発するのに対して、バスは本数が少なく、時間が掛かりますが、料金はバンよりさらに安いはずです。
タクロバンでの移動
タクロバン市内は今のところ、タクシーは走っていません。
移動の足はジプニー、
トライシクル
そしてトライシカットと呼ばれる3輪自転車になります。
タクロバン市内の様子
セブシティに比べると、あまり見どころのない田舎町のタクロバンですので、観光という程ではありませんが、いくつか行き先をご紹介します。
街角の様子
うちの嫁の家族が住んでいる路地近辺。
こんな感じの貧しくて何もない所です。
↑お父さんの背中にシップを貼ってあげている親孝行な息子さん
郊外の方へ行くと、このように広い道もあり。
ところどころにこのような戦争関係と思われる記念碑もあり。
マッカーサーランディングメモリアルパーク
1944年10月、”I shall return."の言葉通り、フィリピンに戻ってきたマッカーサー元帥と関係者の、上陸の記念モニュメントです。
近くには、1994年頃に行われた平和集会のモニュメント、当時の村山首相の銘板もありました。字が薄れて消えかけていますが。
ロビンソンNorth Tacloban
2017年暮れにオープンしたばかりの新しいショッピングモールで、映画館もあります。
ここの2階に、「ラーメンしまなみ」という美味しいラーメン屋がありました。
↑とんこつラーメン
↑つけ麺
嫁と二人で、とんこつとつけ麺を1個ずつ頼んで両方食べてみましたが、フィリピンにしてはまずまず、美味しかったです。
値段はラーメン一杯200~300ペソ位だったと思います。
この時は不在でしたがオーナーは日本人だそう。
旅行中日本食に恋しくなったら、行ってみて下さい。
ロビンソンはタクロバンにはもう1件、南のはずれにも大きなモールがあります。
タクロバンのレストラン
セブシティに比べると、ずっと田舎町のタクロバン、ナイスなレストランは少し探さないと見つかりません。
滞在中に行ったレストランの中で、良かったお店を幾つか紹介します。
ローヤルキッチンレストラン
ちょっと写真を撮るのを忘れたのですが、中華風フィリピン料理の美味しい店。
タクロバンにしては割と高級感があり、雰囲気も良し。
値段は手頃で、4人で食事をして、アルコールは飲まなかったのですが、1000ペソでお釣りが来ました。
写真を見たい人は下記のグーグルのリンクから見れます。
Giuseppe's Italian-Filipino
まともなイタリアンが食べられるお店。
下の写真のパスタが300ペソ台とタクロバンにしては高めのプライスですが、それに見合った味と、雰囲気の良さがあり。
ワインやハム・チーズのお店が併設されています。
美味しい和食レストラン 桜島
前述のラーメンしまなみに加えてもう一軒、タクロバンで数少ない、おいしい和食が食べられるお店を見つけました。
この「桜島」レストランのオーナーは、その名から分かるように鹿児島出身。
とても気さくなご主人は以前、福岡で博多ラーメンのお店を長年されており、こだわりの豚骨ラーメンに自信あり! だそうです。
ランチタイムプロモは、鳥か豚のメインディッシュに、焼きそば、餃子、ごはん、みそ汁、ポテトサラダ、飲み物がついて、160ペソと大変お得。
そしてこのボリューム!
私は冷やし中華を頼みました。
トロトロのチャーシューと蒸し鶏が載り、細めんでとても美味しかったです。
全メニューを載せておきます、セブシティの和食店と比べるとどれもリーズナブル。
オーナーのフィリピーナ奥さまの出身はレイテの隣のサマール島だそうですが、近辺で一番繁華なタクロバンで2018年にこの「桜島」を出店されました。
しかしタクロバンには日本人客はほとんどおらず、リーズナブルな価格設定も地元民には少し高いようで、出来て日の浅いお店を軌道に乗せるのに苦労されているそうです。
まじめで仕事熱心なご主人と優しい奥様を、応援したくなりました。
フィリピンの田舎町タクロバンで日本と遜色ない美味しい和食が食べられるこの「桜島」。
タクロバンを訪れたら、どうぞフィリピン人を連れてここで食事し、和食の味を教えてあげて下さい。
レストラン補足情報
ちなみに、検索するとRaphael's farmという、山の中の雰囲気の良いレストランが出てきますが、ここは閉店していますので、行かないよう気を付けて下さい。
私は嫁の家族友人引き連れてわざわざ1時間かけて行ったら、閉まっていて、エライ目に遭いました…
コーヒー1杯で粘れるタクロバンのWifiカフェ
さて旅行しているとブログの更新や、調べものでWifiが使えるカフェに行きたくなりますね。
コーヒー1杯で粘れる、タクロバンのカフェを幾つか紹介します。
美味しいイタリアンも楽しめる Ayo Cafe
ここはカフェとしても使えますが、前述のGiuseppe'sに負けない立派なイタリアンレストランでもあります。
しかも値段は若干こちらの方がリーズナブル。
こじんまりした店内は二階席もあり、オシャレでゆったりしていて清潔感もあります。
客層は外国人や、富裕層のフィリピン人が多いです。
まずはコーヒー(85ペソ)を頼み、PCをセットして陣取ります。
コーヒーは量は普通ですが、後述のBo's Cofeeより濃くておいしい。
Wifiのスピードは上り下り共に4Mbpsとまずまず。
コーヒー一杯で4時間粘りましたが、店員さんは嫌な顔一つせず、カウンターに居ますが私語もなく気配を消しています、素晴らしい接客。
その後嫁と妹が合流し、ディナータイム。
サラダ、かぼちゃスープ、バーガー、パスタ、ピザを3人でシェアしました。
上記の料理とコーヒー、クッキーひとつ(10ペソ)、グラスワイン1杯(85ペソ)含めて1329ペソ。
接客がとても良かったのでチップ込みで1400ペソ(約3000円)払いました。
私と大食いのフィリピン女子2人が腹いっぱい食べて、ピザは食べきれなかったので2切れ持ち帰り、それで一人当たり500ペソ以下です。
24時間営業で便利な Bo's Cofee
フィリピン全国チェーンのコーヒー店、タクロバンにもあります。
24時間営業のようで、夜な夜なのブログ更新にも便利。
店内は他のBo's Cofee同様、綺麗で落ち着いた雰囲気で、長居しやすいです。
とりあえず一番安いコーヒーSサイズ一杯(95ペソ)を頼んでテーブルにPCをセット。
Drip Cofeeというのを頼んだのですが、Sサイズでも量はたっぷり、でも味は薄くアメリカンのようでした。
まぁここはコーヒーよりもWifiが目的ですね。
1オーダーで2時間使えるWifiのチケットを2枚くれます。
まず速度を測ってみると、11Mbps、お客さんが増えてくると3Mbpsに落ちましたが、それでもまずまず快適。
接客も普通で、いやな目に遭う事はないです。
コーヒー1杯で4時間粘ってこのブログを情報更新しました。
海が見える Café Lucia
海沿いにあるカフェで、オープンエアの場所もあり、雰囲気は良いです。
↑メニュー
カプチーノを頼みました、メニューには95ペソと書いていますが、なぜか105ペソ取られました。
普通においしいです。
フィリピン人は景色の良いところが好きなので、店内は結構混みあっています。
景色の良さでお客さんを呼んでいるようなものなので、接客態度は悪い。
Wifiは一応つながりますが、お客さんが多いからか、上り下りともに0.3Mbpsと遅く、ぶちぶち接続が切れてしまい、SNS・メールチェックくらいならどうにか使える程度。
もし快速に使いたければ、LTEが使えるスマホかモバイルルーター持参必要ですね。
ノマド向けではありませんが、気分転換や待ち合わせには使えるでしょう。
タクロバンの面白動画
さて、最後にタクロバンの路地裏で見かけた、面白動画です。
愛犬をドライヤーで乾かすオジサン、なんかほのぼのとしていて撮ってしまいました。
次回はお隣のサマール島へ
さてタクロバン滞在中に、レイテの隣、サマール島のバセイというところへも、足を延ばしてきました。
デイトリップでしたが、これがまた、素晴らしい大自然の中で、忘れられないアクティビティになったのです。
その様子は次の記事に綴りました。