セブ島で何をする?その③英会話編
こんにちは、DAIです。
日本はそろそろ夏が終わって、残暑厳しい...とかいう頃でしょうか?こちらセブは相変わらず暑いです。昼は体感的に33-34度くらい、夜でも28度は下回らないです。そしてかなり蒸し蒸しとしています。
今日の空です。このように薄曇りですが、雨は降りません。本来ならこの時期は雨季で、たくさん雨が降って、涼しくないといけないのですが...異常気象でしょうか?今年はいまのところ台風も来ません。本当に蒸し暑くて参ります。
家の前のスペースに、木が生えていて、落ち葉や虫が来て大変だったので、切ったのですが、切り株からまた生えてきて、この暑さと日当たりのせいでグイグイ伸び、たったの3か月でこんなになりました。
でもその異常気象のおかげで、先週日本から新婚旅行で来た来客は、一週間好天に恵まれて、飛行機も予定通り飛び、スムーズに過ごせてとても喜んでいたので、良かったのですが...
さて今回は、フィリピンでの英会話について特集します。
- フィリピンは東南アジア随一の英語圏
- 一番のメリットは、費用が安い事
- 費用シミュレーション
- さらに安く学ぶ方法
- フィリピン留学の難点
- フィリピン留学に向いている人、そうでない人
- もっと安く英語を習うには!?
- 最後に、面白写真シリーズです。
フィリピンは東南アジア随一の英語圏
現在セブに来る人のどのくらいの割合が英語留学目的なのか、正確な数字は分かりませんが、僕の感覚としては、若い世代の人に会って「何しに来たんですか?」と聞くと、50%以上は「英語留学」と答えますね。50代、60代の人でも、30%位は英語習得目的だと思います。
少し前まで、フィリピンが英語圏である事は、あまり知られていませんでした。実は、フィリピンは島国ですので、島によって話されている言葉が違ったりします。主要な言語だけでも、8つぐらいはあります。ちなみに首都のマニラ周辺ではタガログ語ですが、ここセブ島ではセブアノ語(ビサヤ語ともいう)が話されています。
しかし、フィリピン全体で通用する公用語としては、タガログ語と、英語なのです。特に、大学の授業は英語で行われていますし、裁判や、政府の公的なアナウンス、掲示板などは全て英語です。なので、学校を出ているフィリピン人なら、ほぼ英語は日常会話程度話せます。
あるデータによると、英語を第一言語とする人の数はニュージーランドに次いで世界第8位!アジアでトップです。
そんなわけで、フィリピンは、東南アジア随一の、英語圏なのです。
そして、ここ数年、有名人(ボクシングの亀田兄弟、五体不満足の乙武洋匡氏、SPEEDの上原多香子さん、等)が次々とフィリピンへ英語留学したことで、フィリピンが英語習得のための留学先としてとても有名になってきました。
一番のメリットは、費用が安い事
英語留学先としてのフィリピンのアドバンテージは、費用が安いことでしょう。
欧米に3か月留学すると、旅費を含めて費用は軽く100万円を超えます!
対してフィリピンですと、もちろん学校によって変わりますが大体その半分以下で済みます。
また、日本から直行便なら4時間半で飛べる近さ、そして常夏なので寒くない事も利点でしょう。勉強半分、リゾート半分のゆったりした過ごし方がしたい人にも最適です。
費用シミュレーション
一例として、フィリピン・セブにある英語学校に1日4時間、2人部屋滞在のコースで3か月留学した場合にかかる費用を概算してみましょう。
※下記はセブ市内のとある学校のHP記載の実際の価格から引用
費用一例:
- 授業料 378,200円
- 入学金 15,000円
- 電気代 12,000円
- SSP(留学許可) 13,000円
- VISA(1カ月を過ぎて滞在する場合、VISAの更新が必要) 20,000円
- 往復航空券(LCC利用)30,000円程度
- 生活費とその他の余分の費用 100,000円程度
計 約60万円程度
となります。
ただ、これはかなりコストを削って計算しています。この学校が宿舎として利用しているホテルはゲストハウス風の質素なところです。滞在中にあちこち小旅行へ行ったり、美味しいレストランで外食したり、ホテルのグレードを上げたりしますと、もっとかかります。
授業のコマを増やすともっと費用が掛かりますが、私は授業は1日4時間程度のゆったりコースを選んだ方が良いと思っています。なぜかというと、みっちり毎日8時間程度授業を入れますと、自習のための時間が取れなくなりますし、ほとんど街を出歩かず、缶詰め、という感じになります。
もちろん英語を学ぶためだけにくるんだ!というスタンスの人はそれもありだと思います。しかし、午前に授業を受け、午後は街を出歩いて実際に街の人に英語で話しかけたり、現地で出来たフィリピン人の友達や先生と一緒に出掛けたりして実地で英語を学ぶ方が良いです。そして授業の予習・復習の時間も取れます。
この方が、英語だけじゃなくてフィリピンらしさを味わうことが出来、「また来たい!」と思えます。
思うに、英語を学ぶ目的というのは、海外旅行や外国人とのコミュニケーションのため、という人が多いのではないかと。ビジネス目的です、って言ったって、結局ビジネスで英語圏の人とコミュニケーションするためですよね?
そうすると、学んだ英語は使えるようになって(会話出来て)はじめて役に立つものですので、半日勉強+半日実地、というパターンが、費用も安く抑えられますし楽しく過ごせて1石3鳥ではないでしょうか。
さらに安く学ぶ方法
欧米に比べて安いと言ったって、結局3か月で60万も掛かるのかぁ、そんなに出せないなぁ。と思う人は...
もっと安く出来る方法があります。それは、自分でホテル又はアパート等を契約し、英語の先生も家庭教師として雇ってしまうことです。この方法は、プチ移住みたいになりますが、3か月留学しても費用は以下のように見積もれます。
往復航空券(LCC利用)30,000円程度
住居費(アパテル又は家具付きの賃貸アパート) 月3万円程度~、3か月で9万円
先生の授業料:1時間200ペソ~が相場。1日4時間、月~金の、月22日授業を受けた場合
200×4時間×66=52800ペソ、現在の円ペソレートの2.2を掛けると、約116,000円。
VISA 20,000円
生活費とその他の余分の費用 100,000円程度
計なんと、356,000円ですみます!
とはいえ、現地に知り合いがいないと、さすがに自分で全部手配するのは無理ですね。英語が全く出来ないならなおさらです。それで、この方法は、一度セブの語学学校で英語留学を経験した人が、リピートで来る時にお勧めです。
フィリピン留学の難点
安いのは良いのですが、当たり前ですが難点もたくさんあります。来てしまってから「えー!?こんなはずじゃなかった...(泣)」となるまえに、思いつく難点を全部挙げておきますね。
・安かろう悪かろう
安いということは、費用がかけられていないという事です。フィリピンは発展途上国です。勉強用の机から椅子から、現地で売っている文具、移動のための乗り物等、何でも先進国から比べると、ずいぶんと質の悪いものばかりです。停電や断水、インターネットスピードの遅さ、障害など。いろいろな不便を我慢しなければいけません。
・発音のなまり
フィリピン人の先生の授業料が安いのであって、ネイティブスピーカーが安くで教えてくれるわけではありません。良い学校では発音の良い先生を揃えていますが、やっぱりネイティブのような発音・スピードではありません。
フィリピンでも、ネイティブに教えてもらおうと思うと、費用は安くなりません。ただし、フィリピン人の先生は、ゆっくりで分かりやすく話してくれますし、こちらが話せなくても辛抱強く聞いてくれるので、入門用にはぴったりです。
よく、ネイティブの先生の英語が速すぎて分からない、授業でこちらが話せないと置いて行かれてしまう、という経験をしたことのある人なら、フィリピン人の先生はなんて優しいんだ!と思えるでしょう。なので、フィリピンには年配の英語留学生も多いんです。
・街の人にはあまり英語が通じない
さっき、街を出歩いて実際に街の人に英語で話しかけましょう、などと勧めておいてなんですが...街に居る人は学校を出ていないような人が多く、そういう人はセブアノ語しか分かりません。
スーパーの店員さんなんかも英語は話せますが相当なまっていて、こちらの覚えたての英語はなかなか通じません。ただ、基本フィリピン人は優しいので、一生懸命に話せば、みな、辛抱強く聞いてくれます。
・治安は日本ほどよくない
世界のどこへ行ってもそうですが、日本ほど治安の良い国はないです。セブも置き引きやスリ、そしてぼったくりに注意する必要があります。
・何でものんびりで遅い
渋滞は車だけじゃなく、スーパーのレジ、VISAの更新のために行かなければいけないイミグレーション、何かを買うための列、はてはインターネットの回線まで、もうなんでも詰まっていて遅いです。こちらはそもそも時間を気にしない文化なので、店員は客を待たせることを何とも思っていません。そうした生活のストレスを経験します。
・暑い
暑いのが嫌いな人は、そもそもフィリピンに来ようと思わないですよね。
いっぱい難点を挙げたので、見ただけでイヤになってしまった人、ごめんなさい。でも、これを読んでもなお来ようと思う人に、是非留学に来て欲しいです。そういう人はきっとフィリピンを気に入ります!
フィリピン留学に向いている人、そうでない人
・フィリピン留学向き
- 英語を学びたいが予算が限られている人
- 初心者、年配者
- 遊び半分勉強半分で、楽しく学びたい人
- 発展途上国が好き、興味がある人
- 英語圏にこだわらず、アジアや世界どこでも、人とコミュニケーションするために「通じれば十分」の英語を身に着けたい人(いわゆるブロークンイングリッシュで良い、と割り切れる人)。
-こういう人には、フィリピン留学がピッタリです。
・欧米留学向き
- 既にある程度話せて、さらに上達を目指したい人
- ネイティブに通用する、綺麗な発音を身に着けたい人
- 予算が十分にあり、安全・快適に英語を学びたい人
- ブロークンイングリッシュが嫌いな人
-こういう人は、フィリピンでなく、アメリカやイギリス、オーストラリアやニュージーランドへ留学した方が良いでしょう。
自分にはどちらが向いているの?
フィリピンなのか欧米なのか、またその中でもどの都市のどの学校のどんなコースが自分にマッチしているのか…?
選択肢がありすぎて良く分からないかも知れませんね。
せっかく多額の費用をかけて留学するのですから、じっくり検討しなければ勿体ない事になりかねません。
それで、はじめて英語留学する人の多くは、自分で直接学校を選ぶのではなく、留学エージェントを利用します。
留学エージェントというのは海外の多くの英語学校の情報を持っていて、留学する人の希望を聞き、それにあった学校を紹介してくれるという便利なサービス。
留学エージェントのサイトはたくさんありますが、ひとつ紹介しておきます。
このサイトはフィリピンはもちろん、世界32か国約4000校の留学先が見つけられますので、じっくりと価格比較し、気になる学校を探せます。
サイトで情報検索するだけでなく、是非、留学個別面談を受けて、プロのコーディネーターの意見を聞くと良いでしょう。
わざわざどこかまで出向かなくとも、自宅オンラインで自分の希望とマッチングする学校を紹介してもらえます。
もっと安く英語を習うには!?
留学したいけど、どうしても予算が...時間が...という人は、さらに安く、日本に居ながらにして学ぶ方法があります。
留学、とはいえないかも知れませんが、これまた最近話題のスカイプレッスンです。
これまた業者が乱立していますが、ユニークな会社をひとつ紹介します。
このエイゴックスは、ネイティブ講師・日本人バイリンガル講師・フィリピン人講師の中から、好みの講師を選べるという珍しいシステム。
料金も、一例として25分のセッションを月20回のプランだと、ネイティブ・日本人バイリンガルが900円/25分~、フィリピン人が375円/25分~と低価格。
ポイント制になっており、さらにポイントを多く購入(月のレッスン時間を増やす)と、1セッションあたりはもっと安くなります。
まずは上記サイトから無料の体験レッスンを申込んでみてはいかがででしょうか。
最後に、面白写真シリーズです。
今回も空港での1枚。
Deinking Warter の韓国語、中国語、そして日本語約です。
中国語訳の「飲用水」で、日本語でも十分自然ですので、「飲む」は余計ですね。空港オフィシャルのサインなのに、日本語ネイティブによる監修なしで貼りだされたのでしょうか。このようなストレートな翻訳が多いのがフィリピンです。
でも、フィリピンで飲用水と書いてあっても、このようなウォータークーラーの水を飲むのはお勧めしません。おなかを壊さないよう、お水は空港でも1本20~40ペソくらいで売っていますので、買って飲んで下さいね。
お読みいただき、ありがとうございました。次回はジンベイザメウオッチングのオスロブ旅行記について記載しようと思います、お楽しみに。