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【一時帰国】パスポートの更新手続と証明写真に感じた日比文化の違い

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みなさん、こんにちは。

前回、 

www.cebutabi.net

の記事で書きましたように、最近日本に帰国し、10年に一度の手続きをしてきたDAIです。

そうです、それは海外居住者にとって重要なパスポートの更新です。

パスポートの更新は日本大使館でも可能

フィリピンの場合、パスポートの更新は現地の日本大使館・領事館でも可能です。

更新料は10年7,150ペソ(約15,000円)、5年4,950ペソ(約10,500円)
(2019年3月31日まではこの料金、以降更新の可能性有)

必要なもの等、詳細については大使館のホームページをご確認ください。

パスポート更新すると残存期間は切り捨て

わざわざ帰国せずとも、フィリピンで更新出来るのですが、私の場合、ちょうど一時帰国の日程中に有効期限が来る事になりました。

もし期限より前もって更新しますと、運転免許と異なり、旧パスポートの残存期間は次のパスポートへ移行されません。

例えば私DAIの場合、2018年9月に期限が来るのですが、前もって6月などに更新手続きをしますと、次回2028年(10年更新の場合)の9月ではなく6月に期限となり、3か月損するわけです。

出来るだけ期限目一杯のところで更新したかったのと、日本の方が何かとスムーズだろうと思い、一時帰国中に手続きする事にしました。

ではここから、日本で更新した場合の手続きについて記載します。

パスポート更新の窓口について

私が2008年にはじめてパスポートを取得した時は、わざわざパスポートセンターまで行って手続きをしなければいけなかったのですが、2013年から市町村の窓口でも出来るようになりました。

ただし、パスポートセンターへ出向いて申請すれば、申請日から6営業日で受取れますが、市町村の窓口の場合は10営業日掛かります。

国内に住民票を置いている場合は、住民票のある市町村・都道府県の窓口へ。

住民票を抜いている場合、滞在先の最寄りの市町村・都道府県の窓口で手続きします。

パスポートの早期・緊急発給制度

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画像情報:Pixabay

うっかり、などでどうしても6日も待てない、という場合、「早期発給制度」というものがあるそうです。
早期発給が必要な理由書と、追加料金を支払えば、最短3営業日程度で発給される、というもの。

またこれとは別に、海外で親族が災害に遭ったときなど、さらに緊急にパスポートが必要になった場合、「緊急発給制度」というものもあるそうです*1

いずれにしてもこれらの制度の適用はケースバイケース、却下される場合もあるそうですので、余裕をもって申請するのが一番ですね。

パスポート更新に必要なもの

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画像情報:Pixabay

パスポート更新に必要なものは以下です。

加えて、本籍地が前回の申請から変わっている場合は戸籍謄本又は戸籍抄本を、日本の住民票を抜いている人はフィリピンのビザを提示する必要があります。

住民票を抜いていて、フィリピンのビザを提示出来ない人の場合、どうすれば良いかは事前に窓口へ問合せて下さい。

その他、詳細な手続きについては、以下外務省のリンク先を参照。

パスポート申請先都道府県ホームページへのリンク | 外務省

パスポートの写真に感じた日比文化の違い

さて、パスポートの写真ですが、大体パスポート申請窓口のすぐ近くには証明写真の機械が置いてあるものです。
しかし、窓口付近の機械で撮影すると値段が少し高く(私が利用したところは800円)、近所のコンビニにある自動写真の機械の方が安かったです(400円)。

また、パスポートの写真は5年ないし10年使いますから、きれいな写真にしたい方は、写真館で撮影したものを持参するとよいでしょう。

ちなみに、パスポート申請窓口にこんな案内が貼っていました。

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とてもかわいいモデルさんですね。
ダメな撮り方の例なんですけども、注目したのは真ん中の下です。

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これのどこがダメなんでしょうか!?

「平常の顔貌と著しく異なるもの」って、著しくは異なっていないでしょう...?
(口角が上がるなど)って、口角は上げた方が良い! ってよく言われますよね?
ようするに、証明写真は「笑ったらダメ」って事なんでしょうが、そうははっきり書けないので、上記のような説明になっているんでしょうね。

フィリピンでは、証明写真を撮るときも、カメラマンの人は必ず"SMILE!"と言います。
そして、その笑顔の証明写真を日本大使館へ持参してパスポートを作りますので、現地でパスポートを更新した人は写真が必ず笑顔になっています。

こんなところにも、日本とフィリピンの文化の違いを感じてしまいました。

海外居住者は古いパスポートを捨てないで!

さて、指定された期日に再び申請した窓口へ出向き、パスポートを受取ります。

パスポートの受取は代理人は認められていませんので、必ず本人が行かなければなりません。
私は視力障害のある母親と一緒に申請・受取したのですが、母も受取の時は窓口で担当者の面前まで行き、顔を確認する必要がありました。

更新の場合、古いパスポートはVOID*2という形に穴が開けられ、返却されます。

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この古いパスポート、海外居住者にとっては非常に大切になります。
そこには渡航の履歴、そして取得したビザのスタンプが押してあるからです。

私の場合、13A配偶者ビザ所有ですが、この履歴は新しいパスポートへは引き継がれません。
なので今後、フィリピンで行政の手続きをする時には必ず古いパスポートと新しいパスポートをセットで持参しなければなりません。

他にも、免税の手続きをする場合、古いパスポートに残っている入国日(日本への帰国日)のスタンプを見せないといけません。

単に記念になるというだけでなく、大切な記録が残っていますので、捨てないで新しいパスポートと一緒に保管しておきましょう。

パスポートの色トリビア

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画像情報:File:Japan Passport 5years type.jpg - Wikimedia Commons

さて、私の持っているパスポートは赤色なのですが、時折濃い青色というか、紺色のパスポートを持っている人を見かけます。

「あれ、パスポートの色変わったのかな?」と思っていました。が、
今回も私には赤色が発行され、気になって調べてみました。

すると、紺色は5年のパスポートだという事です。

他にも、緑色の公用旅券、茶色の外交旅券と合わせて、日本のパスポートは合計4色あるそうで...私はまだ、緑や茶色のものは見たことがありませんが。

パスポートのICチップにはどんな情報が入っているのか?

もうひとつ気になっていた事を調べてみました。

それは、パスポートの中ほどにある分厚いページです。
このICチップの中には、どんな情報が記録されているのでしょうか?

このICチップには

  • 氏名
  • 国籍
  • 生年月日
  • パスポート番号
  • 旅券面情報
  • 顔写真

が記録されているそうです。

自動化ゲートの顔認証がスムーズに出来るのも、このICチップのおかげなのですね。

一時帰国時のパスポート更新まとめ

今回は、海外居住者が一時帰国時にパスポート更新するのに役立つ情報をまとめました。

ポイントは

  • パスポートの更新は現在、市町村の窓口で可能
  • パスポートセンターで申請すれば6営業日、市町村の窓口なら10営業日かかる
  • 写真は近所の証明写真の機械で撮って行った方が安い
  • 海外居住者は古いパスポートも捨てずに保管する

という事でした。

一時帰国されるご予定の方は、以下の記事もご参考になれば幸いです。 

www.cebutabi.net

*1:詳細は各都道府県のパスポート窓口に要相談

*2:無効、という意味