セブ島旅行してみたい!フィリピンに住んでみたい!

フィリピン、セブ島への旅行を考えている人と、移住を考えている人+英語留学を考えている人のための情報ブログ。

セブ島の交通手段と道路事情 - 移動の解決策はマイカー?それとも?

みなさんこんにちは、セブ島の道を赤いホンダXR150で駆け抜けているDAIです。
駆け抜けると言っても、その実、渋滞をくぐり抜けている、と言った方が正しいかも知れません。

先日までの免許シリーズに続き、今日はそんなセブ島の道路事情についてお話します。

どこで暮らすにしても、当然移動手段が必要ですね。セブにはどんな移動手段があるのでしょうか?

セブの公共交通

①ジープ

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マニラでよく見かけるタイプのジープ

現地の人の大半が使う移動手段、ジプニーとも言います。
マニラの方ではその名の通り、jeepの後ろの荷台を長く改造したものが多く、派手にデコレーションされているのですが、セブ島のジープは少し違ってます。

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セブ島でよく見かけるタイプのジープ

セブでは本物のjeepは少なく、マニラのものより一回り小さい、軽トラや1トン半位のトラックの荷台を長く改造したものが多いのです。

料金は1回乗車8~10ペソほど。乗って運転手かコンダクターと呼ばれる添乗員に渡します。
運賃のやりとりが少し面白く、隣の席の人に運賃を渡すと、それをリレーして運転席かコンダクターまで届け、またお釣りもその逆で返ってきます。

ジープ乗車時の注意点

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・小銭を必ず用意しておく。
500ペソや1,000ペソ札出しても絶対に断られます、100ペソでもお釣りが無い時があるくらい。

・スリに注意!
よくあるのが、周囲の客がコインを落としてそれを拾うのを手伝ってあげるとその隙にカバンから財布などを抜かれるパターン。
車内で誰かに話しかけられたり、コインなどバラまかれたら要注意です。

・ルートを知らないと乗れない
ジープは番号によってコースが違います。
同じルートを行ったり来たりしているものもあれば、ループ状に回っているものもあります。
ルートを知る方法としては、
ジプニーマップ in セブ島 - Google Play の Android アプリ
ジプニーマップ in セブ島を App Store で
というアプリがあります。ただ、長い事更新されていないので、新しいOSでは動かないかも知れません。参考程度に。

あとはこのサイトもあります。
http://cebujeepneys.weebly.com/

一番良いのはフィリピン人の友人にルートを聞くことですね。

 ②タクシー

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行きたいところへピンポイントで行くにはやはりタクシーです。
料金は初乗り40ペソ(約90円)、大体ですがマクタンの空港から市内のSMモールやアヤラモールあたりまで200~250ペソ(約440~550円)前後(白い普通のタクシーの場合)。
当然ジープと比べると高いですが、市内をちょっと移動する程度なら大体100ペソ(約220円)程度ですから、日本の電車で移動する料金よりやや安いのではないでしょうか。

ホテルの周辺の路上や港周辺にずっと止まっているタクシーはぼったくり料金です、注意して下さい。

ぼったくりに遭わないためには、タクシー乗り場や、ホテルで呼んでもらったタクシーに乗ることです。
流しのタクシーをつかまえる場合、メーターで行ってもらうよう最初に確認しておきましょう。

加えて、最近はGRABや UBERといった、タクシー配車サービスが参入してきました。
乗車場所と降車場所をアプリで指定でき、料金は多少割高ですが、ぼったくりの心配もなく、新しい車で快適に移動出来ます。

www.grab.com

 UBER↓
https://www.uber.com/

 

③バイクタクシー

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セブではハバルハバルと呼ばれるバイクタクシーもあります。
この写真はもちろん冗談です、普通はひとりか、せいぜい二人しか乗せてくれません。
急いで移動したい時に便利です。
ショッピングモール周辺、観光スポット周辺などに、蛍光色のベストを着て待機しているバイクがいれば、それがハバルハバル。
運賃は交渉ですが、同じ距離をタクシーで走るより若干安いくらいの料金をみておきましょう(地元のフィリピン人ならもう少し安く乗れるらしいですが)。

 

④トライシクル

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サイドカー付きのバイク。短距離しか走ってくれません。
ルートが決まっていて乗り合いになっているタイプなら一人5-10ペソ位、貸切なら距離によって50-100ペソです。
セブ市内には少なく、マクタン島に結構多いですね。
まぁこれは、ジプニーを降りてから目的地までさらに距離があるような場合、
またはモアルボアルやオランゴなどの観光地へ行った時しか利用しない乗り物です。

⑤バス

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日本と異なり、市内の近距離の路線バスはなく、バスは遠距離の旅行用です。
セブ島の北方面への路線はSMシティの近くにあるノースバスターミナルから、

 

南方面への路線はEモールの近くにあるサウスバスターミナルから出ています。

料金は非常に安く、エアコン付きのバスで島の南の端や北の端まで行っても(3~4時間乗っても)、せいぜい200ペソ(約440円)位です。
途中乗車や途中下車が出来るなど、融通が利きます。

公共の交通手段の難点

さて、いろいろと公共の交通手段がありますが、これがラッシュ時には全然つかまりません。

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これは夕方にジプニーを待つ人々。
このような状況では来るジプニー全て満員、タクシーも全てお客さんが乗っていて、ずっと待たなければいけません。
GrabやUberで車を呼んでも全然来ず、約束がある場合など、本当に焦ります。
何でも良いから乗せてくれ!と思いながら30分も1時間も待ちぼうけなことがザラなんですよ...。

それで旅行の方は、パックツアーなら車のチャーターがあるから問題ないでしょうが、個人でスケジュールを立てて来られる場合、移動時間は十分に余裕をみておかれるようお勧めしますね。
朝夕のラッシュ時は、むしろ移動をしないのが一番ではないでしょうか。

移動の解決策はマイカー、ではない!?

セブに住むと、自由に移動出来るよう、やはりマイカーが欲しくなるでしょう。
確かに自家用車があると、移動のストレスがかなり減ります。

ところが、円安の今、フィリピンでの新車の購入は日本より高くつきます!
中古車も、日本ではクズ同然のオンボロ車が結構な値段で売られており、メンテナンス費用を考えるともったいなくて買えません。

また何より、セブの渋滞の酷いこと(マニラはもっとですが)。
先日、週末の夕方に、セブ市内を15kmほど車で移動するのに、掛かった時間がなんと3時間半...
これじゃガソリンの垂れ流し、時間の無駄です。歩いた方がマシですね。

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このような状況でも、時々このフェラーリのように、高級車が走って...というより止まっているのを目にします。
フィリピンの渋滞が酷いのを分かっていてフェラーリに乗るとは、どういう神経をしているのでしょうか...ある意味、究極の贅沢かも知れませんが(笑)。

渋滞の酷いセブでの移動はモーターサイクルがおススメ!

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そこで私は車よりもバイクでの移動をおススメします。
ちなみにややこしいのですが、フィリピンではバイクと言うと、自転車(英語でbikeだから)の事になってしまいます。
日本で言うエンジン付きのバイクは、モトとか、モーターサイクルと呼びましょう。

ではその自転車はダメなのか?と言うと…微妙です。

私も以前バイクを購入する資金が無かった時、自転車に乗っていましたが、実はセブの街は地形的に神戸市のようで、坂が多いのです。
短距離の移動なら良いのですが、ちょっと出かけると坂登りが大変で...そして強烈な排ガスと埃にさらされてのサイクリングはなかなかにハード。

歩道もほとんどなく、車と一緒に車道を走るためかなり危険でもあります(私は高架道路すらもチャリンコで爆走しておりましたが)。

また、こちらではなぜか日本のようなカゴ付きシティサイクルは売られておらず、ロードサイクルばかりです(日本で捨てられたようなママチャリならこっちに持ってこられて結構な値段で売られている)。
なのでセブで見かけるのは、ストリートのヤンキー少年が乗っているちっこい自転車と、趣味でロードサイクルに乗っているサイクリスト的な人達だけです。

平坦なマクタン島に住むなら、自転車も良いかも知れませんが。

愛車紹介

それで私はホンダのディーラーで、XR150Lというバイクを購入しました。

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↑ディーラーから家まで乗って帰って来た時のメーター、まだ12km。
実は、人生初の新車購入だったりするので記念に撮りました。ディーラーで0kmの時に撮るのを忘れたのが悔やまれる...(笑)


新車価格は81,000ペソ(約18万円)ほど。
このバイクは日本では売られていない、フィリピンホンダのモデルで、値段が安い分作りも安いときています。
エンジンは今どきキャブレター仕様の空冷OHV(日本ではもうこのタイプのモデルはない)、タイヤはCSTとかいう聞いたこともない中国製が付いているし、フロントフォークのブーツもなし。
足元に排気管が配置されておりカバーもないため、走り出すと排気管と空冷エンジンからの熱風が足元を襲います。↓
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OHVのエンジンは発電機かトラクターのエンジンかと思うほど、回らず、加速が鈍い。

まぁでも本格的なオフロードへ行くわけでもなく、街乗りには十分な基本性能なので満足しています。
フィリピンの道はまだまだ未舗装路が多いため、オフローダーを選んだのは正解でした。

不便なことに、フィリピンでのモーターサイクル購入は、登録に1~3か月もかかります。
私の場合もディーラーで支払いを済ませてから、乗って帰るまでに50日ほど待ったでしょうか。

渋滞との闘い

バイクは渋滞をすり抜けられるとはいえ、あまりに酷い渋滞だとバイクでも抜けられません。

たとえば、時々でくわすフェスタ↓

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事故があると、道のど真ん中であろうがその場に止めたまま警察が来るまで待つので大渋滞↓

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右の赤い車と黒い車が接触して、道を塞いでいる。

 また、ほとんどの交差点に信号が無い事も、渋滞を生み出す原因です。

 この動画のように、基本フィリピンでは、信号のない交差点では左折車(フィリピンは右側通行)優先になります。
そうでないと左折車はいつまで経っても曲がれないので仕方ないのですが。
ですが、直進車は譲るのか譲らないのか分からないノロノロスピードで交差点に進入します、譲るのなら止まれ、譲らないのならスピードを落とすなよ!と思いませんか。
また、左折車がいようがいまいが、交差点が近づくと意味なくスピードを落とす車の多い事!
そして、左折車もすっと曲がれば良いのに、ノロノロと曲がり、その間直進車もノンビリと待っています。
これではすぐに自然渋滞が発生するのは当たり前ですね。

ところが、ひとたび渋滞で交差点が埋まってしまうと、普段は譲り合っていたフィリピン人ドライバー達が嘘のように、四方八方からわれ先に車を突っ込み、スペースがなくなって余計に動かない状態になるのです。

他にも、こちらは葬儀の時に、霊柩車が参列者と共にメインストリートをノロノロと進むという習慣があり、これに出くわすと渋滞です。
左折禁止の交差点が多く、Uターンをしないと目的地にたどり着けないような交通法規になっており、道を塞いでUターンする車が多数いたり...等

このように、フィリピンの渋滞の原因をひとことでいうと、「無秩序」です。

フィリピン・セブでの運転はくれぐれも気を付けて

長くなってしまいましたが、この辺りで締めたいと思います。

バイクのおかげで、オンタイムで移動出来るようになり、かなりストレスが減りました。

とはいえ、こちらでは事故を頻繁に見ます。
以前に書いたように、教習を受けずに免許を取っている下手くそドライバーがうじゃうじゃいるフィリピン。
運転をされる場合、車・バイクともに、十分に注意しましょう。

車の購入を考えられている方はこちら 

www.cebutabi.net

バイクの購入を考えられている方はこちら 

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