【セブ島治安】あなたは大丈夫⁉ セブ島の治安対策2019 前編
みなさん、こんにちは。
セブ島の騒々しい年末年始が一段落してホッと一息のDAIです。
いや~、毎年の事とは言え、フィリピン人の年末年始のお祝いムードといったら、半端ないですね。
今年はある場所から、年明けの瞬間のセブの街を一望したのですが、こんな感じです。
普段はお金ないはずのフィリピン、ところがあっちからもこっちからも花火がばんばか上がって、セブシティ中が煙に包まれました。
一体どんなけの散財なんだ...と呆れますが、まぁ花火好きのDAIとしては、綺麗で良かったです(笑)。
さて、年末年始は、大勢の日本人がセブ島旅行に来られましたね。
街を歩いていても、モールの中でも、カフェの中でも、どこでも大勢の日本人を見かけました。
皆さんご旅行は楽しまれたでしょうか?
満喫できた、という方ばかりであれば良いのですが、中にはとんだ目に遭った!という方もいらっしゃるかもしれません。
これから3月にかけては、セブ島旅行のベストシーズンですし、春にかけて英語留学や移住を考えている方も多い事でしょう。
そこで今回は、私DAIの実体験、また友人が遭遇した体験等を交え、セブシティの治安について考えます。
セブシティの治安はどうなのか?
この話題はもう、ネット上では語り尽くされていますが、来る人からは必ず聞かれる項目なので、あえてまたまとめます。
まず、テロについては今のところ、セブでは全く起こっていません。
今後については分かりませんし、外務省も警戒するよう呼び掛けていますので、気を付けるに越したことはありませんが、治安状況としてはまずまず安全だと言えます。
では、旅行者が遭遇する犯罪被害とはどのようなものかというと、
- スリ、置き引き
- ひったくり
- ぼったくり(犯罪と呼べるレベルではないかも知れませんが)
- 詐欺被害
といったところです。
まず、スリや置き引きは一番多く、セブ居住者や、旅行リピーターなら、誰もが経験すると言ってもいい程です。
DAIも経験があり、後程シェアしますね。
ひったくりは、夜中にコロンストリートなどを良い恰好で歩いていたら、遭遇する可能性があります。
比較的治安の良いセブだけに、警戒を緩めて夜出歩いてしまいがちですが、危険な地域にいかにも旅行者っぽい恰好で、ひとりで行くのはやめましょう。
ぼったくりは、あちこちであります。
タクシーや、お土産屋さんや、また、何か通りで声をかけられてつまらない物を高い値でつかまされる、といったケースがありますが、まぁこれは、完全に避けるのは難しいので、引っかかったら、旅の思い出と割り切ってしまうのもアリかもしれません。
最後に詐欺被害です。
私は夜遊びをしませんし、夜遊びをする友人もいませんので、詳しく知らないのですが、見知らぬフィリピン人に声をかけられ、誘われるがままについていったら、賭博会場で、全部巻き上げられたり、知らぬ間に睡眠薬を飲まされて気が付いたらスッカラカンで放り出されていた、などということがあるらしいです。
外国人をターゲットにした、古典的な手口の美人局も、まだまだあると言います。
見知らぬ人に声を掛けられてもついていかない、怪しいところへは出入りしない、など当たり前ですが、怖い物見たさでそういうものにチャレンジする人はどうなっても知りません、自己責任で行って下さい。
人間不信に陥りながらもフィリピン人の温かさを知ったDAIの被害体験
さて、これからフィリピンに来られる方々の糧になればと思い、私DAIの赤っ恥な失敗体験をここにシェアします。
あれは、はじめてセブに移り住んで、わずか4日目の出来事でした。
到着後すぐ両替したペソが残り少なくなり、そろそろ日本から持ってきた日本円の両替にいかなければいけないぞと思っていたその日、大家さんから家賃の一部支払いが住んでいない事を指摘され、「すぐ払います」と言って少し慌てました。
当時、アヤラからさほど遠くないEchavez Streetにあるアパートに住んでおり、早速手持ちの日本円ほぼ全額とクレジットカード2枚が入った財布、道に迷った時に調べる用のiPad mini一式を、ショルダーバッグに入れ、両替のためさっそうとアヤラへ向かったのです。
何を思ったのか、タクシー代節約のため、ジプニーでアヤラへ向かいました。
なにせセブに来てまだ4日目、どのジプニーに乗れば良いのかもイマイチ分からず、大通りでカバンからiPad miniを出して、調べていると...
親切なフィリピン人男性が近づいてきて「キミ、アヤラへ行くのならあのジープに乗ると良いよ」みたいな感じで教えてくれるではありませんか。
そんな事は初めてだったので、「アレ?」とちょっとだけ思ったのですが、特に疑いなく、「サンキュー」と言って、iPad miniをショルダーバッグに戻し、また
何か調べたくなった時にすぐiPad miniを出せるよう、ショルダーバッグのロックはかけず、バッグのふただけを閉めた状態で、沢山の乗客で混み合っているジープに乗り込みました。
ハイ、皆さんお分かりのように、この時点で間違いを4つ犯していますね。
・間違いその1
両替など、大金を持って移動する時にジプニーを使っては行けません。
必ずタクシーを使いましょう。
運賃を節約しようと思ってもっと大金を失っては元も子もありませんから。
・間違いその2
現金もクレジットカードも一式全部財布に入れて出かける、なんて、今思えばどんな危機管理してるんや!とツッコミたくなります。
・間違いその3
街角で、大きな目立つiPadなどを出して調べ物をしてはいけません。
そんなことすれば格好のカモです。
・間違いその4
ショルダーバッグは面倒でも毎回ロックしましょう。
出来ればショルダーやハンドバッグでなく、リュックを使い、赤ちゃんを抱くように常にフロントに抱え、ジープ乗車中は不必要に開けない事です。
この一件以来、周りのフィリピン人を観察すると皆そうしている事に気付きました(←後の祭り)。
まるで手品
乗り込んだジープは沢山の乗客でぎゅうぎゅう詰め、ジープの中央付近にお尻をねじ込んでどうにか座りました。
ジープというのは、人がぎゅうぎゅう詰めに乗ると、窓が塞がって車内は薄暗くなります。
さらに、たった8ペソの運賃を支払うために、カバンから大きな目立つ財布を出しました。
その時は確かに、カバンにまだiPad miniと財布が入っていたのを確認したのですが。
しばらくすると、目の前に座っていた男性が、運賃を支払おうとして、小銭を床にバラまいてしまいました。
僕の足元にも沢山のコインが落ち、一生懸命に拾っています。
大変そうだったので、僕も数枚拾うのを手伝ってあげたり。
ところがその人、コインを拾うのにえらく時間が掛かっているではありませんか。
後で思えば不自然でしたが、その時は何とも思いませんでした...
ジプニー内でコインを落とす手口についても、本などで読んで知っていたにもかかわらず、です。
きっと、無意識に、「自分は大丈夫!」という何の根拠もない自身があったようです。
それまで海外旅行に何度か行き、東南アジアも旅し、危険と言われる通りも一人で歩いたりしましたが、何も起きなかったからです。
気付いた時には既に遅し!
しばらくジープに乗っていましたが、なかなかアヤラに着きません。
窓の外も見えないし、どうやら行き過ぎたかな?
iPad miniのナビで現在地を調べたい衝動に駆られました。
でも、フィリピン人から、満員のジープの中ではiPad miniを出すなと言われていたので、さすがに今はまずいと思い、車内が空くのを待ちました(この時点で気を付けてももう遅いのに)。
ひとり、またひとりとお客さんが降りて行き、車内がガラガラになった時、iPad miniを出そうとカバンに手を入れると...
ない!
iPad miniがない。=道が調べられない。
という理由で最初焦りました。
え、困った、アヤラへ行けないじゃないか!?
とりあえず運転手さんにアヤラはどこかと聞くと、とっくに過ぎているので降りるように言われました。
で、ちょっと待てよ、ひょっとしてiPad miniだけではなく...!?
と再びカバンに手を入れると、
やっぱり思った通りです。
一瞬何が起きたのか理解出来ず...
と、今日はここまで、
後編へ続く...
とさせて下さい。
次回、DAIを襲った無一文のピンチ、どうやって切り抜けたのか?
人間不信とフィリピン人の温かみのはざまにDAIは何を見たのか⁉
乞うご期待(笑)
あ、お読みいただきありがとうございました。
本年もどうぞ、当ブログをよろしくお願いいたします。